社会問題

アインシュタイン説ミツバチの絶滅が人類滅亡へと??  ミツバチ減少話 その2

今月4日このブログで‘農薬によりミツバチが減少 養蜂場と野菜果物の将来は?’を書いたが、これに関して仲の良い友達が、「そういえばアインシュタインのミツバチと人類滅亡への関連性の記事を読んだことがあるわよ。」と教えてくれた。

その説は、“もしミツバチがこの地球上から消えてしまえば、人類に残された時間は4年である。”というもの。なんだか気になりさらにこのミツバチに関して調べてみることにした。

インターネットでミツバチ減少を調べていくと、アメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアと世界的な問題となってきている。

‘世界のおよそ三分の一の農産物は、ミツバチを主とする動物授粉から産出されている。’

動物の授粉が必要なのは、ナッツ類、メロン、ベリー類、柑橘類、林檎、玉葱、ブロッコリー、キャベツ、芽キャベツ、ズッキニー類、胡椒、ナス、アボカド、キュウリ、ココナッツ、トマト、そら豆、コーヒー豆、ココアである。オーストラリア国内では、80から90%の授粉が国産のミツバチにより賄われている。’

日常一般に口にしている食べ物の多くがミツバチから恩恵を受けているのはあまり知られていない・・・というか、深く考えたこともなく気づかずにいたのは私だけであろうか?

‘野菜、果物などの授粉に欠かせないミツバチ数の減少の要因は、地球温暖化、農薬、携帯の電波塔からの放射線、最近では菌からなどと様々である。ただ現時点では、これだという原因は解明されていない。’

Rabobank Australia (農産業関連貸付機関)は、‘トウモロコシ、麦、米などの授粉は風であるから、このアインシュタイン説は大袈裟である’と述べている。確かに4年で人類滅亡説は大袈裟かもしれないが、上記の農産物の収穫が減るのはミツバチにかかっているという事実は見逃せないことである。

‘中国では80年代に使用した農薬により、四川省にある梨果樹園からミツバチが消え、今では手で羽ブラシを使い受粉させて収穫している。’

きっとこれが将来の農業の一つとなるなら、人件費を考慮すると値段上昇は当然といえよう。

‘ドイツ、フランス、イタリアではタバコに入っているNeonicothinoidsという農薬使用がミツバチの群れの死因に関係しているとして、その使用を禁止している。’

国により、この問題を重要視して対処に取り掛かっているのは少しでも救いといえよう。その他の国は、原因の断定ができずにいるから対処が遅れているのであろうか?それとも安いアジア諸国からの輸入に頼っていれば問題はないのであろうか?(いつまでも安いとは思えないが)

この説がアインシュタインから出たものはないという記事もあったが、いずれにしても迅速にミツバチや養蜂場の減少になんらかの対応をしていく必要があるのは各国の責任であろう。

Rabobank Australiaによるユニークな視点は、‘アメリカでは、*蜂蜜崩壊症候群以前に、安いアジア系の蜂蜜輸入増加で国内の養蜂場が減っている。それは90年代中国から雪崩れ込んで来た安い物資供給が、アメリカの希土類金属業を廃止に導いたのと類似している。これはフリー・トレードが容易く動きだしていることからの理由である。’

どこの国にもあるフリー・トレード奨励、推進による地元国の農業衰退の事実は、もっと真剣に国民に浸透させていくべきではないだろうか?

 

*ミツバチの群れが巣箱から突然消えたり、大量の蜂が巣箱で死んだりする現象

 

The Telegraph

http://www.telegraph.co.uk/finance/comment/ambroseevans_pritchard/8306970/Einstein-was-right-honey-bee-collapse-threatens-global-food-security.html

http://www.snopes.com/quotes/einstein/bees.asp

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