輸入物ショッピング

たかがオーストラリア製品、されどオーストラリア製品!  甘くみないで! 

今朝のニュースでオーストラリアのテニスシューズブランド、ボリーズ(Dunlop Vollys)がニューヨークで大ヒットしているという話をしていた。そのヒットに一役買うことになったデザイナーは去年オーストラリア旅行に来たときに、建設現場などで労働者が履いている靴に目をとめたそうだ。軽く、履きやすく、値段も安いキャンバス地のベーシックデザインはまさにクラッシック、それが今NYで流行ろうとしている。

このニュースを観て、まだまだ未発掘の素晴らしいオーストラリア製品が山ほどあるのだ!と嬉しくなった。

というのは5,6年前の話だが、輸出業の代理店をしていた関係で東京にオーストラリアンの上司とマーケットリサーチに出かけ、とても嫌な経験をした。新宿のデパートの食品売り場を何軒かまわりその関係の人々と話す機会をもうけたときのことだ。

あの頃はオーストラリアのワインは今ほど出まわっていなかった。あるデパートでは、「ワインならドイツかフランスのものしか我が社は扱っていません、オーストラリアではね!」チーズの売り場に行くと、ドイツだのフランスだのこれも妙に威張って話していた。

忙しい中、アポイントメントも取らずに急に邪魔したからだろうか、その部のマネージャーの女性は迷惑そうに説明をして「これも必要ありませんから」と、話のあと、私達の名刺をつき返してきた。名刺がいらなければ我々が帰ってから捨てればいい、何もつき返さなくても!と思った。

彼女は世界で一番空気の綺麗なタスマニアで育った牛たちの乳製品を食べたことがあるのであろうか?チーズやヨーグルトはとても美味である。オーストラリアのワイン・メーカーはどこもヨーロッパ諸国からやってきた移民たちが作っている。つまり元祖はフランス、ドイツ、イタリアであり、オーストラリアでも土壌に恵まれ、彼等の経験や知恵からワインが美味しくできるのである。確かに歴史は浅いが、飲んでもいない人間にオーストラリアだからといってそれを馬鹿にする資格なんてない。

新宿のど真ん中の地下食品売り場のマネージャーなる人物があまりにも偏見の目を持ち、新しい国のものに挑戦する意思がまるでゼロであったのはとてもショックであった。

そしてその横のあるデパートの食品専門店に行くと、そこの店長さんはしっかりと私の説明を聞き、その後、「それなら本部のこの人に連絡しなさい。」と電話をしてくれた。結局輸出までは到らなかったが、その店長さんの大きく温かい心には感謝であった。

NYのボリーズの靴から話は大きくそれたが、オーストラリアだから歴史が浅いからなんていっている場合ではないのである。

私はオーストラリアの皮の履きやすいワークブーツが大好きである。どうしても日本の人々に紹介したい代物である。日本やアメリカから遊びに来た友達はみんな‘そのブーツをどうしても欲しくなり’きまって帰国前にそのブーツ買いに必死に走りまわる魔法の靴である。

こうやってオーストラリア製品が世界に羽ばたいていくのを見ていると、また輸出代理店業を再開してもいい時期かもしれないと思えてくるのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)