料理

どうして今年のトマトは高値なのか? 気候変動にともなう野菜価格!Sydney Winter 2012

シドニー生活の嬉しい点の一つに季節の野菜と果物がとてもお値打ちで美味しいことがあげられる。通常、野菜と果物の値段が急に下がると、それらは旬であり食べ頃とも言え、野菜好き人間にとってはとても嬉しいことである。

レタス、キュウリ、黄色や赤ピーマンは甘くて緑の味が濃く、野菜サラダを食べる際にドレッシングがなくてもそのまま素材の味だけで楽しむことができる。日本から訪れた人々には必ず季節の野菜や果物を食べてほしいといつも思うのである。

また葡萄や梨、林檎などの種類がとても豊富であり、バナナ、マンゴ、スイカやとうもろこしなどとにかく甘くて美味しい。贅沢を言えば、一つだけいまいちなのは、よほど旬でない限り苺が美味しくないことくらいである。日本の温室でイチゴ狩りを食べるような味の苺にはまだ一度も出会っていない。従ってチョコ・フォンデューやスムージー(フルーツ100%ジュース)にするしか、苺は口にしていない。

最近気になるのは、今年の冬のトマトがとても高値であることだ。

日本では桃太郎トマトが美味しくって有名であるが、ここでは甘いトマトがふつう桃太郎ほどのお金を払わなくても手に入る。また黄色や赤のさくらんぼサイズのチェリートマトの甘いこと。これは生でもオーブンで焼いたり、パスタと混ぜるていただくととても美味しい。だからトマトは必ず買うのだが、異常に高い日がつづいている。

通常トマトは一年を通して値段もほとんど変らないが、今年の冬は1kgあたり67ドルが14ドルと倍以上に上昇した。いったいどうしてだろうと思っていたら、ある番組でトマトの高値のことを話していた。

‘シドニーで売られているトマトはだいたいクイーンズランド州北部で収穫されているが、今年はこの地区の最低気温が6度まで下がり、トマトの育ちに影響が出ている。’と述べていた。

最近のトマト高値のせいで我が家の食卓からトマトが減っている。それにキュウリやレタスも同様に高くて、あまり生野菜を買っていないような気がする。これも冬の気温が下がっているからであろう。

今年のシドニーの冬は南極からの強風日がつづき砂嵐のような日がとても多く、春に入ったのに最低気温はまだ8度にまで下がる。農業地帯の多いQueensland州でも気温が低い日がつづいていたようだ。

住宅費、光熱費の高騰がつづきシドニー生活はだんだん困難となっている。私の楽しみの一つである野菜と果物の値段が上がるのは残念なことである。地球温暖化や気候変動にともない、野菜や果物の収穫量はきっと変ってくるであろう。なんとかこの気候変動に負けない強靭な品種を増やしていくのが今後の農業の課題の一つと言えよう。

 

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オーストラリア 冬の代表料理に挑戦! オージー・ラムも見逃せない!

 

数年前にNZに旅行に行った時にあるホテルで子羊のスネ肉料理を初めて食べた。付け合せはマッシュド・ポテトと緑の温野菜。デミグラ・ソースで長時間煮込みとろけるように柔らかくなった羊の美味に感激した。

 

 

 

それ以来、一度は作ってみたい料理の一つであったが、なかなかスネ肉がスーパーでみつからなかった。LambShank(ラム・シャンク)と呼ばれるこの骨付きスネ肉が冬になると店頭に並ぶのは、きっとこの煮込み料理がオーストラリアでは冬の代表料理であるからであろう。最近スーパーで手頃な値段で手に入ったので挑戦することにした。

 

(1kgあたり8ドルくらい)

 

 

 

羊といえば、日本ではマトンがお馴染みだが、どうもニオイが!という人も多いと察する。北海道で新鮮なマトンなら美味しそうだが、羊にはあまり良い印象はないかもしれない。

 

もしくは高級フランス・レストランでなら舌包を打ったことがある方もいるであろう。

 

カリフォルニアではラムはどちらかというと高級料理という感じで、一般家庭ではあまり口にすることはなかった。

 

 

 

わたしがラムの美味しさを知ったのはオーストラリアに来てからである。

 

日本からお客さんや友達が来るたびにラム料理を作り、みんなのラムに対する抵抗感や違和感をなくしてきたと自負している。ほんとうに美味しいのである!

 

 

 

さて、このラム・シャンク(骨付き子羊スネ肉)料理法はいたって簡単。

 

スネ肉を油をひいたフライパンで炒め、少し茶色くなったらソースを入れて数時間煮込むだけである。好みでニンニク、玉葱や野菜を入れればいいだけ。ソースはトマト味、和風、デミグラ・ソースなど。

 

 

 

‘1991年に日本が海外からの牛肉輸入を自由化したのをきっかけに、日本の食卓にオーストラリアの牛肉があがるようになった。友達のおじさんがあの‘オージー・ビーフ’のきっかけになったそうだが、’オージー・ラム‘も日本に拡がればいいのに!と思う。

 

 

 

牛肉やラムを海外に輸出する会社を経営する友達に聞いたところ、‘日本へのラム輸出はしていないし考えたこともない’とのことであった。

 

きっとラムの需要が少なく牛肉のほうが一般的であろう。

 

ラムのほんとうの美味しさを知っている日本人が少なく、敬遠されているから新しく開拓しなければならない茨の道なのかもしれない。

 

 

 

今夜のお手製ラム・シャンクはNZのレストランのように口のなかでとろけた。寒い日にはもってこいの献立である。

 

この美味しいラムを日本の皆さんが手軽に味わってもらえる日が来ることを待ち望むわたしである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Wikipedia

 

http://www.taste.com.au/recipes/1116/slow+cooked+lamb+shanks

 

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怪しい日本食、寿司ショップがひろがるシドニー

昨夜、用事があり出かけることになり大きなショッピングセンターのフード・コートにある日本食店で夕食をとった。 他の郊外のショッピングセンターで同名の店をみたことがあるのでこの店はフランチャイズであった。日本料理店を名乗り,巻き寿司、天ぷら、お弁当などを売っている。

このシドニーにおける日本食店だが、オーナーまたは料理人が日本人でなくても日本食を扱っている店が多い。ほとんどがそれなりにちゃんとした日本食っぽい料理をだしているが、なかにはちょっと待ってこれはないよね、という料理を平気でだして高いお金を取っている店もある。

昨夜は冷たい味噌汁を平気でだしてきたので、’私は日本人よ、お味噌汁は沸騰させないと、日本食というからにはちゃんと日本食にしてよ!‘と心の中で思いつつ、「これ温めてください。」と笑顔でお願いした。よくあるケースはお寿司なのにお酢の味がせず、まったくの白いご飯に巻いている。また冷ます時間がなかったのか、熱いご飯に生の鮭を巻いてあったときがあった。これ時間がたっても大丈夫?衛生上ちょっと心配になった。数ヶ月前にある寿司店の寿司を食べたお客さんが食中毒をおこし、テレビで騒がれたことがあったのもうなづける。また値段が上がって随分大きな巻き寿司だな!って思っていたら、なんとお米の量だけを増やし、真ん中の具はそのままであり、食べていくうちにご飯だけになりしっぽは何も無い、お結び巻きであった。これをオージーが始めて食べたら、「なんだ日本人は米好きだな!」で終わるであろう。

こういう店のオーナーは韓国系の人が多い。店員のたどたどしい怪しい日本語ですぐわかるのだ。それにビビンバや緑のワカメサラダ(ゴマ油風味)なども堂々とお弁当といっしょに並んでいるのだ。それならいっそのことコリアン料理店を名乗り、日本食もやってますよ!という風にしたほうがよほど粋で正直である。

去年ある記事でコリアン料理がカリフォルニア州で大ブームとなり、コリアンBBQ(バーベキュー)ピザが登場とあった。コリアン料理の美味しさは世界に誇れる一品である、なにも日本食を無理やり作り、それっぽく努力する必要も無いのに!と思う。それか、日本食です!といいたいのなら、お願いだから日本食に忠実に作ってね!といいたい。小さな海老に衣を3倍くらいつけて天丼!と出すより、キムチ巻きでも作ってくれた方がとても嬉しくなるのだ。

しかしこのシドニーにおける日本食ブームは長いことつづきどんどんひろがっている。どこにいっても必ずあるピザ、ハンバーガー、カバブ(中近東の巻物)と同等に巻き寿司店は肩を並べている。もちろん日本で数十年修行したという素晴らしいコリアンシェフの日本料理店も知っているので、この内容の店はごく一部であることを望むが。

あるカフェで寿司ブレッキー(朝食のことをブレッキーと呼ぶ)なるものを発見。人気のあるオージーブレックファーストは目玉焼き、ベーコン、豆、ソーセージ、トマトとマッシュルームのソテーとトーストのセットであるが、ここにも日本食が進出してきたわけだ。写真で見ただけだが、目玉焼きとベーコンが寿司で巻いてあり、横に椎茸のソテーが添えてあった。これ卵焼きなら美味しいよね、って思ったけど、ちょっと試す気にはならない。

世界各国の料理を本場そのままの味で食べることが可能であるのがシドニーの良いところであったのに、日本食ブームの影響なのか、ちょっと怪しい店も増えつつある。よ~く吟味して店を選ばないといけない時勢なのだ。

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