経済・政治・国際

また? マレーシア航空の惨事 ウクレイナ上空でフライトMH17が撃墜される!

朝、テレビをつけると、民間機がウクレイナ上空で撃墜されたというニュースが流れていた。え、どこの飛行機? 撃墜された飛行機がマレーシア航空と知り、耳を疑う。マレーシア航空と言えば、20143月、MH370 227人の尊い命を乗せたまま深いインド海に沈んでしまうという事故がおこったばかりであるからだ。

撃墜された飛行機は、アムステルダム発、クアラルンプール経由でオーストリアを最終地にしている乗客もいることから、このニュースが大きく取りざたされている。

オーストラリア現地時間10時の時点で確認された搭乗客の国籍は、オランダ154人・オーストラリア27人・ マレーシア23人・インドネシア11人・ドイツ4人・ベルリン4人・フィリピン3人・カナダ1人である。国籍不明は41人。

オランダからは、メルボルンで行われる2014エイズ会議のために多くの科学者や医療関係者が乗っていた。どの命も尊いが、このように世界の医学問題のために貢献している人々の命を失うのはもったいないとしか言いようがない気がする。

ニュースを見ていると、いくつか不可解な点が上がってきている。

アメリカのオバマ大統領がこの飛行機追撃事故の知らせを受けた時、偶然にもロシアのプーチン大統領と別件で電話中であったこと。

ウクライナ危機の最中で危険な空域であるから、どの民間機も避けて飛ぶ地域なのに、このMH17はそんな空域を飛んでいる。どうしてマレーシア航空の飛行機はそんな危険な空路を選ぶのであろうか? もしかしたら、ずっと飛んでいて、たまたま今回撃墜されたのであろうか? 3月の事故も解明していないから、マレーシア航空はいったいどんな飛行機会社なのだろうと思えてくる。

この撃墜に関しては、テロ説、ソ連軍説、ガザ地区で起きている戦線にかかわる人々がこちらのニュースに人々の関心を集めるため?などが上がっている。

もう一つ、不可解な電話の録音がテレビで流れている。それは、飛行機を追撃した側と指令官の会話である。

200人くらいは死んでいる

誰が乗っている? 武器は見つかったのか?

子供、女性、一般人で、武器はない

どうして民間機がウクレイナ空域を飛んでいるのだ? スパイが乗っている可能性がある

これを聴くと、ウクライナの空域に入り込んだ飛行機が民間機なのか軍機やスパイの偵察機なのかわからなかったという感じを受ける。

ウクレイナの大統領は、「テロリストの攻撃」と言いきり、ウクライナのプロロシア軍(ロシアよりのグループ)は撃墜を否定している。

33000フィート以上飛んでいる飛行機を追撃することができる技術は限られている。アメリカは、Surface to air missile

(ロシア産BUKを上げているが、Ground to air missileで撃墜されたという情報も入ってきている。

時間をかければ、内容は解明していくのであろうか? 3月のMH370が未解決のままである。今回は、なんとしてもそんなことは避けなければいけない。

赤ちゃん3人が乗っていた、夏休みだからおもちゃが残骸からでてきたなどのニュースをみると心が痛む。どうして罪のない人々が巻き込まれなければいけないのか?

情報源:オーストラリアABCニュース

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農薬によりミツバチが減少 養蜂場と野菜果物の将来は?

今朝のニュースで、アメリカのミツバチの数が年々減少、それに関わる農業の危機について話していた。私は蜂蜜が大好きで毎朝欠かさずレモン・ティに蜂蜜を入れて飲んでいる。ビタミン錠の代わりにプロボリス(毎日ではないが)も飲んでいる。そのせいか(自分で信じているだけかな?)、シミやソバカスが減り皺も少なく感じる。私の食生活から蜂蜜が無くなるなんて考えられないが、なんとミツバチの重要性は、それだけではなかったのである。

ミツバチは蜂蜜だけ生産しているわけではなく、林檎、梨、インゲン、南瓜、スクワッシュなどあげたらキリがないほどの野菜や果物の授粉を行わっている。つまりミツバチの減少により、野菜果物の生産率が下がり、値段高騰や食料不足につながっていく。

アメリカでは2006年以前、年に5%~10%のミツバチが死んでいたが、その後数は増えつづけ、ある養蜂場では今年半数に及ぶ、ミツバチが死んでいるそうだ。蜂群崩壊症候群と呼ばれる、ミツバチの群れが巣箱から突然消えたり、大量の蜂が巣箱で死んだりする現象が起きているそうだ。原因の一つとしては、大量生産を重視して80年代から多量に使用されているネオニクス(Neonicotinoids)と呼ばれるニコチンと関連した殺虫剤(農薬)があげられていた。

メリーランド大学の研究者によると、多くのストレス要因がミツバチを死に至らせており、ネオニクスだけが理由とは限定できず、さまざまな化学的要因が混ざっていることも解明していく必要性があり、大切なのは、迅速にミツバチの死因を追及していかなければ養蜂場の数が減り、それは避けなければいけないことと述べていた。

日本ではどうなのか?気になり調べてみると、“ハチ不足に農家「困った」という情報を見つけた。2008年のもので少々古いが、日本でも同様な問題が起きている。知らなかったのは、‘苺、スイカ、メロン、ナス、梨などの花粉交配のために農家が養蜂家からミツバチを買って放っていた’ということである。

農産物大量生産のための農薬が、野菜果物の花粉交配に最も大切なミツバチをも瀕死の状態にしているというのは、まったくの皮肉であろう。

クロップライフ・アメリカの会長は、この農薬とハチの死因の関連性を認めず農薬使用を禁止する意志はないと述べていたが、こういった農薬はミツバチだけではなく、その他自然動物や人間にも大きな影響を及ぼしていることであろう。それを考えると気味が悪くなる代物である。

毎日どれだけの量の古くなったり痛んだ野菜果物がスーパーや小売店から捨てられているのか?人口が増え食の供給のための大量生産は止むを得ないと言えようが、食の豊かさと便利、価格を下げることに集中していくと、痛いしっぺ返しを食らうのは人間ではないのであろうか?

情報源:CBS This morning Wikipedia / Neonicotinoid

http://www.cbsnews.com/8301-505263_162-57577668/deepening-honey-bee-crisis-creates-worry-over-food-supply/

http://www.kyoeikasai.co.jp/kpa/agent/monosiri2008-36.htm

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世界で最も生活費の高い都市 東京大阪につづきシドニーが第三位に!

The Economist Intelligence Unit、世界の国々の経済白書を発行している英国の会社が住むのに最も高い都市ランキングを24日に発表した。

‘オーストラリアのいくつかの都市は世界で生活費が最も高い都市ランキングに入っており、最新のレポート(Worldwide cost of living index 2013)によると日本の東京、大阪に次いでシドニーが第三位となった。メルボルンは4位のノルウエイの首都オスロについで第5位である。

10年前まではこの統計のトップ50位にも入っていなかったオーストラリア各都市であるが数年前からこの国の都市がトップ10位に入り始めた。

急速にランキングの上位を占めたのは、経済の成長がインフレを支持しており通貨変動がさらに生活費を上昇させている。’

ここ何年だろう? 公共の交通費、電気水道代、家賃、山火事、洪水など天災による肉や野菜の値段上昇、シドニーの生活費はどんどんと上昇してだんだんと住みにくい土地となってきている。おまけに異常気象が相次いで起きていて、マイルドな気候神話も崩れ始めている。

え、この料理でこんな値段を取るの?と思えるようなレストランも多く、カプチーノの値段は上がる一方。

言い出したらキリは無いが、これに反して、このThe Economist Intelligence Unitが去年11月に発表した‘2013年 生まれるのに世界で一番の国’(Quality-of-life index)の統計結果を見てみると・・・

第一位がスイス、そして第二位はオーストラリアであり、ちなみに日本は25位。

これは2013年に生まれることを想定して、数十年先の各国の幸福感、健康、治安、豊かな生活や公共機関への信用度などの状況を推測して統計が出されている。

興味深いのは、‘ノルウエイ、スエーデン、デンマークなどのスカンジナビア国家が上位5位を占めている。’また‘経済大国ではない国々が上位10位を占めていて、その半分がヨーロッパに位置する国々である。’

上位はどこも税金が高い国々であるが、市民の払っている税金を上手に利用している結果が理想の国を生み出すということであろうか。

生活費は世界でトップクラスの日本、国民は勤勉に働き多くの税金を払っているが、どうやら幸福な国とはいえないようである。なんだか悲しい状況である。

シドニーに住んで15年目に突入した。少々生活費が上昇しようが、美しい自然に囲まれ、ゆったりと時が流れ人々の心が温かい国であるのは重々承知している。ただここ数年気になるのは他民族移民のオーストラリア人としての認識が欠け過ぎていることである。この幸福感がいつまでもつづいてくれるといいのであるが。

 

情報源:Mail Online 29Nov 2012 News.com.au 4 Feb 2013

 

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2240212/Economist-Intelligence-Unit-Switzerland-best-place-born-2013-U-S-ranks-16.html#axzz2JueLGoVH

http://www.news.com.au/money/cost-of-living/sydney-worlds-third-most-expensive-city/story-fnagkbpv-1226570220558

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行方不明が殺人事件へ Facebookが遺体発見につながる糸口に?!   In Melbourne

今朝、ある借家に放置されていた女性の遺体が、メルボルンで9日から行方不明になっていた女性(22歳)であることが判明した。

ニュース記事によると、警察は被害者のFacebookに脅迫などがあったかなどを調べていた際、被害者が行方不明になった前日にある男性とFacebookのメッセージで繋がっていた。その男性の友達の借家を家宅捜査後、死体発見となったようである。メッセージの内容は、‘被害者の写真を褒め、「近いうちに会おう」というものであった。

Facebookによる中傷やいじめは、オーストラリアでも社会的問題となっているが、こういう形で被害者が発見されたのは、不幸中の幸いであろう。

このニュースを読み聞きしているうちに、この容疑者が過去に有罪判決を受けた殺人犯であり、さらに恐いのは、まだ犯人は逮捕されていない。寒気がするような事実があらわれてくるのだ。

この容疑者は1986年に18歳の女子学生(18歳)を刺殺後、遺体を車に入れて燃やすという残忍な事件を犯した。その時、懲役13年の刑を受けたが、1990年に刑務所から逃亡、すぐにみつかり刑務所に戻るが、刑期を終えて一般社会へと復帰する。しかし釈放後も誘拐や性的暴行などを含む罪を犯しているようである。

ここ10日ほどこの行方不明女性のことがニュースで取り出されていたが、遺体で発見と聞き、ああ、またかという悲しい結末である。というのは、メルボルンでは、9月にも行方不明であったアイルランド人(メルボルン在住)の女性が殺されているからだ。この時は、犯人がこの女性に話しかけている映像がCCTVカメラに写り、それが犯人を追う手がかりとなり逮捕となった。

防犯カメラもFacebookも事件解決になるのなら便利な代物と言えよう。しかし、どうしてFacebookで繋がった見知らぬ人と会うのであろう? 9月の事件も深夜バーで同僚と飲んだ後、帰宅する際に見知らぬ男性に声をかけられている。彼女の家はバーから近かったようだが、夜中に女性の一人歩きが危ないと思わなかったのであろうか?

ほんの少しの注意や身を守る振る舞いがあれば、こんな悲しい事件になるのを防げたのではないのだろうか?

殺害されたSarah Cafferkeyさんの写真を観ると、愛くるしい瞳の可愛い女性である。遺族やまわりの人々のことを察すると胸が痛む。ご冥福を祈ると同時に一日も早く犯人逮捕となってもらいたい。

情報源:AAP smh.com.au

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平和な街で起こってはいけない危険なデモ              In Sydney

島々の領有権をめぐり日本近海では様々な問題が起きているが、シドニーでもイスラム教徒がデモを起こし社会的問題となりつつあり今後の行方が懸念される状態である。

915日午後1時、普段は観光客や市民の待ち合わせの場所として使われているタウンホールで、突然何の予告や許可無しに多くの怒りに満ちたイスラム系の人々が集まった。これは今世界中でおきている反イスラム教の映画に対する抗議の一部であった。

怒りの集団には女性や子供も交わり、“他の人々を殺害しろ”など攻撃的なプラカードを手にして市のメイン通り、ジョージ通りから、アメリカ領事館辺りのマーティン・プレイス(市民の憩いの場)に向った。

警察との衝突が始まる前に女性と子供はデモ行進から去ったのは良かったが、その後暴力的な行為に発展して警察官6人その他17人が負傷した。

‘デモ中に子供と女性を帰らせるというのは、どのデモでも同様であるように暴力的衝突の前触れであった。’とあるから参加したイスラム系男性達はデモが危険な状態にエスカレートしていく覚悟であったようである。

シドニーでは22日土曜日もデモが予定されていたが中止となり、今日(23)はメルボルンで同様のデモ行進が予定されている。

‘ジュリア・ギラード首相は、反イスラム映画への暴力的な抗議デモをオーストラリアですることはない。アメリカ製作の映画は全く不愉快であるが、それをこの暴動のいい訳にはできないと述べている。また子供が他の人を殺せという攻撃的なプラカードを持つのを見たくもないし、これはオーストラリア精神に反している。’

この動きに対して怒るオージーも多く過激なものは、

「イスラム教徒全員を首にして仕事も与えるな、自国へ帰せ。キリスト教の国ではなくイスラム教の国で生活しろ。アメリカ製作の映画に不満があればアメリカで暴動を起こせ。」とある。

確かに市民を守るために怪我をした警察官や醜い衝突を見せられた現場の観光客や市民にしたら異常に迷惑である。平和的な抗議デモなら理解できるが、血を見るようなこんな危険なデモに発展するのは大きな間違いである。

今日のメルボルンでの行方が気になるところである。地元民や観光客は巻き込まれないようにデモ行進を見つけたら即その場を去るしかないようだ。

 

 

The Morning Heraldundratabloids.com/2012/09/islamic-demo-in-australia-turns-violent-16-police-injured-8-to-be-charged-for-violence.html

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Tent Embassyでの衝突は氷山の一角  アボリジナルの抱える諸問題

今朝、ニュースでブリスベンにあるMusgrave Parkでオーストラリア先住民(アボリジナル)が大きな火を焚き輪を作り、その周りに柵を張り警察官が囲んでいる画像を目にした。

今朝の衝突は、ブリスベンの同公園にて市主催の年間行事の一つギリシャ祭りが週末に催される予定であり、3月からTent Embassy(テント使節団)を設置しているアボリジナルを退去するために警察官が出動したものだ。

キャンベラ中心地を訪れたことのある人ならきっとTent Embassyを見たことがあるだろう。旧国会議事堂の庭の芝生上にテントを張り、政治的権利への抗議を代表するアボリジナルが集まっている場所である。

今朝は‘80人の抗議者に対して何百人かの警察官動員。抗議者の何人かはその場から引きずられ、また周りにいた抗議者が二人逮捕された。’おとなしく穏便に退去されなかったようであるが、大きな揉め事に至らず良かったとも言える。

2004年にはレッドファーン(シドニー中心地から南に3kmの郊外・今でも治安は悪い)でアボリジナルが暴動を起こして40人の警官が負傷している。

今年126日オーストラリア・デイ(健康記念日)に野党党首トニー・アボットがABCのインタビューでのコメントに対して、アボリジナルの抗議者の怒りが爆発。イベントが開催されたレストランにいた首相ジュリア・ギラードとアボット氏は抗議団体に取り囲まれ、2人は警備と抗議者に揉みくちゃにされ車に乗り込むという騒動が起きた。

オーストラリアにおけるアボリジナルとの摩擦は根が深い問題であり、なんらかの衝突がよく起きている。

ウィキペディア(日本語版)のアボリジニを読めば、オーストラリアの抱えるアボリジナルに対する問題がわかり、また歴史上、移民が彼らにしてきた行為はひどいものでありアボリジニの怒りも理解できる。

しかしこれを読んで一つ驚いたことがあった。

‘飲酒文化を持たず、また遺伝的にもアルコール耐性が極めて低い。特にアルコール分解酵素がまったく無いか極端に少ないため、体質的に少量の酒で泥酔しやす。’とある。

彼らが体質上アルコールに弱いというのは初耳であった。現代のオーストラリア政府の彼らへの手厚い保護下でアルコール依存症などが大きな問題となっているのは、こういった要因もあったのだ。

2008年、元首相ケビン・ラッドはアボリジナルに公式謝罪をした。現在のオーストラリアは、過去の罪を認めている。それならばいつまでも過去の傷を引きずりつづけるより、現代抱えている大きな諸問題に焦点を当てたほうが懸命であるようにとも思える。

以下現代抱えている問題のいくつかを挙げてみた。

家庭内暴力発生率は白色人種の5

虐待による5歳以下の子供の死亡率は白色人種の4

▪0歳から4歳までの子供の40%が虐待により入院させられている

アリス・スプリングスでは、1998年から2005年の間に1500人が刺創により入院

遠隔地に住み家庭内暴力を受けているアボリジナルの女性は白色人種の45倍・それによる入院率は白色人種に比べ35

ノーザン・テリトリーでは、80%の顎骨折がアルコールの摂取によるものであり、この数字は世界で第二位である

 

今さら大自然の中で本能に従った暮らしに戻れるわけはないが、彼らを現代生活へと無理強いさせた後始末はとてつもなく大きく、解決への道は果てしなく遠い。今後オーストラリアの持つ大きな課題の一つである。

 

情報源:ABC News Wikipedia CreativeSpirits

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オーストラリアよ、将来の仕事はどうなる? 農業や製造産業は無くなるのか? 

 

2012年に入り、Job at Risk!というニュースを頻繁に聞くようになった。

 

世界的に経済不況がつづく中、オーストラリアの経済は安定しているから大丈夫!という強気な姿勢がついに崩れかけてきたようである。

 

Job at Risk!! 国民が雇用の危機に直面し始めたのだ。

 

 

 

1月末、トヨタ・オーストラリアはメルボルン工場の労働者350人を削減、さらに3千人の自動車産業の労働者が雇用の危機に直面している。これは豪ドル高と車の需要が減っていることが要因とされている。’

 

 

 

車産業の人員削減は今に始まったことではないが、これに対して州政府は補助金を注ぎ込むよう検討する動きである。しかし過去にホールデン(オーストラリア唯一の車メーカー)三菱オーストラリアといい、どれだけの税金をこの補助金として使いこみ、無理矢理工場を作動させてきたことか?そしていったいどこのメーカーがその政策に成功しているのであろうか?

 

 

 

今朝のニュースでは、高騰する豪ドルの影響を受け従業員600人削減の危機にあるAlcoa社(アルミニウム産業)の話しが取り上げられていた。

 

 

 

長くつづいている豪ドル高の影響で牛羊肉輸出会社を経営している知人は会社をたたむことを考えている。輸出産業の会社倒産や雇用削減は豪ドル高が猛威を振るいつづける限り止まないであろう。

 

 

 

もう一つの雇用危機の懸念は製造業である。従業員の手厚い保護によるコスト大が大きな要因である。

 

 

 

11月のこのブログ‘2大スーパー・マーケット 価格競争が及ぼすオーストラリア農産業への影響’でも書いたが、経費節減から国内の食品加工製造業は減りつつあり、賃金の安いアジア諸国での製造業は増えていくことであろう。

 

 

 

またアジア諸国の安い農産物の輸入が増えれば増えるほど国内農産業は衰える。

 

ただでさえ気候変動、干害、洪水、サイクローンなど天災による農地への被害は深刻化しているのに商業的価格競争を追及する愚かな大企業がいる。

 

 

 

いったいオージーの職種はどうなっていくのであろう?

 

 

 

天然資源が豊富に埋蔵しているから、資源発掘産業は急成長を遂げ輸出利益は増大することであろう。しかし農家や工場で働いていた人々が、その採掘現場に就労するわけにはいかない。ロケーションや技術がまったく違う。またこれらの現場では世界の採掘技術者を優遇するヴィザを発行して外国人労働者を多く募っている。

 

 

 

これでまたオージーの仕事先は減るのだ。

 

 

 

オーストラリアの失業率は5.2%、アメリカ8.5%、日本4.6%である。

 

他国と比べてどうというものでもないが、この数字が増えていかないことを望むばかりである。。

 

 

 

 

 

The Australian Herald Sun The Sydney Morning Herald

 

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オーストラリア・ビジネス界を背負うリーダー軍団  ホームレス・レスキューに活躍!

 

20116月、およそ1000人の国内ビジネス界のリーダーが、ホームレスが毎晩過ごしている状況を一夜だけ体験するチャリティーを行った。寝袋とダンボール紙を持って、ハーバーブリッジの真下にあるルナ・パークのコンクリート上で一晩過ごした。

 

シドニーの6月は冬、気温は7~9度くらいまで下がるから、ダウンジャケットや寝袋(通間用)は必須である。

 

 

 

St.Vincent de Paul Society(慈善救済団体)が主催するこのチャリティーの主旨は、様々な教育プログラム、レクリエーション活動、社会復帰への援助など、ホームレスを救済するための資金集めである。

 

 

 

また目的は寄付金を集めるだけではなく、現在ホームレスの生活を虐げられている人々がいることを一般人に知らせ、その認識を高めることである。

 

2011年は420万豪ドルの寄付金が集まり、2012年は621日に予定されており、現在登録者を募っている。

 

 

 

ホームレスというと日本では中年以降の男性というイメージがあるがこの国では少し違う。

 

 

 

‘オーストラリアには105千人のホームレスがいる。

 

12千人の12歳以下の子供、22千人の12歳から16歳の少年少女は住む家がない。

 

恐怖は天候や寒さだけではない、麻薬注射や針が転がっているような場所で寝ることである。家庭内暴力から逃げ回る妻と子供、こんな便利な国に住んでいるのに3日以上シャワーも浴びることができない人々がいるという現実。‘

 

 

 

そして昨日、セント・メアリー大聖堂ではカンタス航空の最高経営責任者アラン・ジョイス氏やTherese Reinさん(元首相ケビン・ラッドの奥様で大起業家)など、経済界のCEO(最高責任者)がホームレスにバーベキューを提供し慣れない手つきでソーセージを焼いていた。

 

 

 

企業のトップ陣営がこういう形で社会に貢献するのは素晴らしい。

 

日本なら「我が社はお金で寄付しているから!」などと言われる社長さんがいそうだが、こういう形の援助活動は斬新であり社会へのインパクトが強いからだ。

 

 

 

それとも日本の経営トップ陣はもうすでに活動されていて、わたしが知らないだけなのか?

 

 

 

http://www.ceosleepout.org.au/

 

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炭層ガスが地球に優しいエネルギーとなり日本へ届くのはいつのことか? 

 

今朝、テレビで政府のCoal Seam Gas(炭層ガス・略CSG)に関するキャンペーンを目にした。この炭層ガス・CSGとはいったい何であるのか?

 

 

 

半年ほど前にこの炭層ガスの採掘をめぐり、地元農家と採掘会社が何かでもめているニュースを観た覚えがあったが気にも留めずにいた。今回は少し調べてみることにした。

 

 

 

‘炭層ガスとは石炭から採れる最も純粋な自然ガス。石炭を使用した電力発電より70%にのぼるまで温室効果ガス排出を減らすことができ、オーストラリアでのクリーンなエネルギー供給を確実にしていくと言われている。輸出産業には何十億ドルの利益が見込まれ、それによりインド、日本、韓国、中国、マレーシアなどの排ガス削減を援助することになる。’

 

 

 

今回、よりクリーンなエネルギー源として炭層ガスを液化天然ガスに進めていくプロジェクトは世界で初めての試みである。

 

 

 

キャンペーンのキャッチフレーズは良いこと尽くめである。

 

 

 

探査、採掘、輸出により経済的な恩恵への疑いはなく環境や社会面でも恩恵を受ける

 

オーストラリアのCSG埋蔵量は100年分

 

採掘施設(2030年までにQueensland州に40000の鉱泉を掘る)近辺の市町の雇用拡大

 

連邦政府への所得税400億ドルが見込まれる

 

輸出額増大・環太平洋諸国はオーストラリアの主要貿易国となる

 

 

 

これだけ聞いていれば、こんな良い話はない!と思われるが、この炭層ガス採掘には様々な問題を抱え、今後どう進展していくのであろう。

 

 

 

このCSG採掘への探査場所は、この国の農産業に占められている土地であり、また最も農産物の生産高の高い土地などとも重なっている。

 

 

 

土地の表面(地上)は農家が利用して、その奥深い地中にCSGが埋蔵されているが、CSG採掘には地下の多くの水が排出され、またその地下の水は農産業にとっては必要不可欠なものである。もちろん排出された水を簡単に利用すれば問題はないのだが、この採掘にともない排出される水には多くの塩分や有毒な化学物質が含まれている。

 

どこかに一度貯水して、その後脱塩や海水淡水化プラント(この場合は海水ではないが)のような設備が必要となるのだ。

 

その後、水は灌漑用、飲料水、河川への放出が可能となるらしいが、今後開発していかなければいけない事業である。

 

 

 

113日にブリスベンの南でこのCSGを反対するプロテストが行われた。

 

水の汚染、農産業と観光業への影響、この採掘事業会社の一部が外国資本であることが理由に上がる。

 

 

 

東日本大震災後の福島第一原発の放射能汚染漏れ問題の最中に日本はあるが、政府が原子力発電をなくしていく方向であれば、代替エネルギーを迅速に開発していく必要性が大なのは素人のわたしでもわかる。その開発や研究に日夜励んで頑張っている人々も多いと思われる。

 

 

 

この炭素ガスが日本列島の地下に埋没しているとは思われないから、開発中のオーストラリア、アメリカ、カナダなど他国からの輸入となるであろう。

 

 

 

東京ガスはLNG(液化天然ガス)を求め、西オーストラリアやダーウィンに進出している。

 

近い将来この炭層ガスも日本へ輸出されていくのであろうか?

 

 

 

地球により良いエネルギーを発見して開発していくのは素晴らしいことである。

 

それプラス、人々の生活環境を見直し改善していくのも一つの方法ではないだろうか?

 

贅沢さや便利さに溢れる生活を質素倹約に向けたらどうか?

 

 

 

効き過ぎのエアコン、ギラギラと輝く夜景。

 

Earh Hour1年に一度、一時間だけ電気を消す・シドニーが発祥の地)を増やしたり、車に乗らない日を増やしたり、震災後の節電に協力した日々のように、小さなことでも地球上多くの人々が一斉に行えば効果はあるように思えるのだが。

 

 

 

 

 

The Sydney Morning Herald

 

http://www.abc.net.au/news/specials/coal-seam-gas-by-the-numbers/

 

http://www.energyskillsqld.com.au/industry-sectors/coal-seam-gas-liquefied-natural-gas-industry/csglng-in-queensland

 

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9.11の日に思うこと ‘運命のいたすら’と日本人としての義務

 

アメリカNYで起きた9.11追悼式典の模様をテレビや新聞でみた人は、日本でも多かったであろう。そうか、もう10年経つのだという思いと、ある出来事が自分の人生を変えていたのだという感慨に耽った。

 

 

 

「もしあのときこうなっていたら?」と過去を思い浮かべ「わたしの人生は変わっていただろうな」と考えるのは、人として当たり前の行為である。もちろんその“こうなっていたら”というのは起きていなかった事柄をさす。

 

 

 

私の場合は、10年前この9.11の現場に私の家族がいた可能性があった。9.11の起きる数年前夫は(その当時)就職試験を受けにNYに赴いた。その時は運悪く?試験に受からなかったが、もし採用されていれば、彼はあのビルで仕事をしていた。

 

NYでの就職試験に失敗してオーストラリアへ目が向き始めた。その後数年してからシドニーのある会社に採用が決まりこの国に移住したのだ。

 

 

 

NYの会社への不採用の通知を受け取った時は、夫と2人で希望する職種や会社に就けなかったことを大きく悔やんだ。しかし新天地への移住も落ち着き、シドニーで9.11のニュースを観たときは‘運命のいたずら’なんていう言葉では語りきれない重い何かを感じた。

 

 

 

煙と埃にまみれ泣き叫ぶ人々、家族がいったいどこにいるのか不安のどん底におちいる身内、自分たちがその立場にいたのかと思うと、その時のささやかではあるが恵まれた生活が天国のように感じたのだ。

 

 

 

人生には多くの岐路や折り返し地点や壁がある。自分の意思や努力だけではままならないことが多くある。それがきっと運命なのであろう。

 

 

 

日本ではそんな折り、東日本大震災半年後に新宿で大きな原発デモが繰り広げられた。このニュースを聞き、頑張れ日本人!国民が立ち上がるときがきているのだと深く感じた。

 

テロ、内戦、天災で多くの命が簡単に失われていく時代である。

 

運命に左右されながら、自分の命は自分で守るしかない。

 

 

話はかわって、9月11日に偶然わたしが辿り着いたYou Tubeをここで紹介したい。もうご覧になった方も多いかとも思われますが三輪明弘さんの原爆体験談です。 

 

http://www.youtube.com/watch?v=6uf2HDr7sOQ

 

 

 

この原爆体験談は末ながく語り伝える必要があり、決して忘れてはならないことであります。これは日本人にしかできない、また日本人としての義務だと感じるのです。

 

 

 

 

 

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