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6年連続、世界で一番住みやすい街神話がくずれかけてきたメルボルンでの惨劇?!5人死亡、35人以上の怪我人を出す!

1月20日、豪メルボルンで自分の兄弟を刺した男性が車で逃走、同市中心部で、車でドーナッツ・ターンを繰り返し、その後暴走をつづけ歩道につっこみ死亡者5人、負傷者35人以上を出す事件が起きました。

帰国中の私は、メルボルン在住の友達が憤りを込めた口調でこのニュースを知らせてきており、いつ日本でこのニュースを流すのかが気になりちょくちょくテレビを観ていました。しかし、日本国内では、米大統領の就任式のニュースなどばかりでメルボルンの事件関係はまったくなし。(見逃していたらすみません)

22日、命を落とした被害者の中に日本人がいたことを友達から聞きましたが、国内でのニュースはいっこうになし、やっと23日の朝日新聞でこの事件が小さな記事として取り上げられていたのを見つけました。

今回の事件の被害者は、10歳の女子・33歳の男性・22歳の女性などが現場で即死。手当てのために病院に運ばれてから亡くなった3ヵ月の赤ちゃんや20代の日本人男性など。怪我をした人は35人以上にのぼります。

事件の起きたバーク・ストリートは、メルボルンの代表的な通りと言われるほど活気ある場所でいつも多くの人で賑わっています。暴走車が突っ込んで40人以上の死傷者を出してしまったのも頷ける地と言えましょう。

今回の事件でおかしいのでは?と思う点は、犯人が保釈中であったということ、さらに360度にくるくるまわるドーナッツ・ターンを何周か繰り返していたときに、一般の市民が運転手を止めようとバッドで車に向かっている際、警察官はどこでいったい何をしていたのかということ。あの時点で運転手の暴走を止めていたら、こんなに多くの被害者は出なかったのではと思えます。車が歩行者の列に飛び込んだあとに警察官は運転手に向けて銃を発射していますが、まわりにいた人々のことを考えると、そのほうがもっと危ないのではと感じました。

メルボルンは、英国誌エコノミストの調査により過去6年間連続して世界で最も住みやすい街に選ばれています。しかし、ここ数年の犯罪率はウナギ昇り状態。もちろん、郊外により雲泥の差はありますが、近年の事件を目の当たりにするともはや「世界で一番住みやすい街」神話は崩れかけているのかもしれません。

問題になっているのは、メルボルン・シティ中心地でのドラッグ・飲酒暴力行為・スリの多発。また、ソマリアをはじめアフリカから来ている難民によるカージャック・盗み・殺人事件など。ベトナム系ギャングとネオナチとの抗争など。

日本ではニュースになっていたのかはわかりませんが、ISIS関連では、去年12月にフェデレーション・スクエアーや大聖堂を狙った爆弾テロを企てた人々を逮捕して、実行されていれば多くの死傷者が予測されたテロ行為を阻止しています。

皮肉にも日本国内の旅の番組では、1421日と2回にわけてメルボルン特集が放映され、メルボルンの素晴らしさを魅せつけていました。豪日間の乗客数が増加を辿る中、豪カンタス航空は、去年12月から成田―メルボルン路線を再就航させています。これにより世界で一番住みやすい街」を訪ねる日本人観光客が増えていくことでしょう。

今日、豪首相タンブル氏は、この事件により日本人の被害者が出たことで、安部首相に謝罪の電話を入れたそうです。

これらは日本国内のニュースとなるのでしょうか?

日本のテレビ局も良いこと尽くめの旅番組や芸能人関連のニュースを流してばかりではなく、安全と信じられている海外の街で起きた惨劇くらいは流すべきなのではないでしょうか? 

 

http://www.abc.net.au/news/2017-01-23/bourke-street-melbourne-3-month-old-victim-identified/8205856

http://www.abc.net.au/news/2017-01-24/police-pursuits-when-does-the-end-justify-the-means/8207322

http://selectaus.com/melbourne-safest-city/

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クリーン&グリーンを推奨、風力・ソーラー発電が40%以上を占めるサウス・オーストラリア州豪アデレードで9万世帯が大停電に!

9月28日、サウス・オーストラリア(SA)州にスーパー・ストームが襲来、午後から一晩中停電がつづき167万の住民に影響を及ぼし、その間公共のバスや電車が麻痺、空港閉鎖、すべてがシャット・ダウンする事態が起きました。 翌日のニュースでは、この停電の原因は、50年に一度くらいにやって来ると言われるストームの規模の大きさからなのか、それとも再生エネルギーを大きく推奨しているSA州のインフラの失敗なのかで意見が大きく分かれ、州首相、連邦エネルギー大臣や専門家のあいだで賛否両論がかもし出されました。

風を利用するはずの風力発電がスーパー・ストームで停止?!

風力タービンは風が強すぎると止まってしまう!! 風力発電は、風を利用して発電するから風が強ければ強いほど発電力が高まるのかと思いがちですが、実は風力発電に使われるタービンは、大きな嵐などの強風時には故障を避けるために停止するようです。さらにこのスーパー・ストームは、20以上の送電線を破壊、電力を運ぶ発電網、グリッドなどに影響を及ぼし、機械故障を避ける安全装置が働き電力の供給を停止させたのです。

クリーン&グリーンを推奨、風力・ソーラー発電が全体の40%以上を占めるサウス・オーストラリア州は大丈夫なのか?

SA州は、風力・太陽光・ガスなどの再生エネルギーを利用して、オーストラリアの他州に比べ環境を重視したエネルギー源を使っています。ガスによる発電は、石炭による発電より50%も地球環境に優しいと言われていて、今年5月、石炭による発電所を閉鎖したばかり。この閉鎖により緊急時やピーク時のバックアップができるエネルギー源が少なくなったとも言われています。

再生エネルギー見直しよりも、現存する送電網やインフラの見直しが必要

今回のスーパー・ストームによる大停電の原因は、SA州が風力発電に頼りすぎたことが悪いケースのお手本のように説明する人がいます。でも気候変動にともない大きなストームの襲来は増加していくことでしょう。50年に一度ばかりか、今後は毎年やって来ることも考えられます。

地球温暖化や気候変動を防ぐために再生エネルギーが大きく見直されていますが、エネルギー源ばかりではなく送電システムやインフラの見直しが追求されているのではないでしょうか?

一日も早いSA州の復興を祈りつつ。


情報源:

http://www.abc.net.au/news/2016-09-28/sa-weather-'serious-questions'-must-be-answered-frydenberg-says/7886262

http://www.abc.net.au/news/2016-09-29/sa-weather:-no-link-between-blackout-and-renewables-expert-says/7887052



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延命の望みをかけて、あなたは自分の子供に化学療法を受けさせますか?

ここ数日、豪国内のニュースでは脳腫瘍に侵された少年の化学療法をめぐり、医療チームと少年の両親の間でのバトル模様が流されています。

オーストラリアのニュースを扱っているウエブサイトnews.com.auから経過をたどってみました。

パース在住のOshin君は、201511月に髄芽(細胞)が脳から脊髄へと転移していると診断され、123日に腫瘍摘出手術を受けました。その後、医者は少年に化学・放射線療法を受けるようにアドバイスをしますが少年の両親は副作用を懸念して、その治療への許可を拒否しつづけます。

拒否の理由は、Oshin君の母親は自然療法を学んだことがあり、さらに過去、きついガン治療をしたにもかかわらず苦しんで亡くなっていった身内がいることでした。そして両親は栄養を重視した代替え療法ができる海外に連れて行こうと試みます。

しかし、病院側が空港でのウォッチ・リストにOshin君の名前を載せ、海外渡航は不可能となります。

その後、少年の医療チームと両親との話し合いは平行線をたどるのみであり、児童・青少年医療サービス機関は西オーストラリア家庭裁判所に治療をつづける訴えを求めました。

324日、少年の6歳の誕生日の翌日から治療をはじめるように判決が下されます。

この判決を下した裁判官の理由は、今、化学療法を始めなければOshin君の命は数か月もないかしれないからでした。裁判官は、「疑いの余地はまったく無し」、「両親の力の制限」、「化学・放射線療法を受ければ、今後5年間生きのびるチャンスが50%くらいあるかもしれない」ということでした。

この治療を受けても、人により、ガンの進行により、いろんなケースがあり、Oshin君も5年生きられるかという保障は50%とは言い切れません。

自分の子供がガンに侵され数か月の余命もないという両親の気持ちは、想像を絶するものであり、当事者や同じ経験をした人にしかわかりません。

私自分も身近な身内をガンで亡くしています。その当時医者の言われるまま化学療法を疑いもなく受け、ひどく苦しんでいる姿を見るのが心底辛かった記憶が鮮明によみがえります。

親として子供の苦しむ姿を見ることほど辛いものはありません。Oshin君の両親が望む治療法を選ばさせてあげてもいいのはないのか?という反面、どんなに化学療法が辛くても5年もいっしょにいられるのなら、50%の望みにかけたらどうなのかとも思えたりもします。

今回のケースは、西オーストラリアの家庭裁判所でははじめてのことであり、「子供にとり最善になることに焦点を合す」とあります。

 

子供に取り最善は痛みや苦しみがないことです。

ただただできることは、Oshin君の化学・放射線療法の痛みが少しでも和らぐこと、そして長く生きてくれることを祈るだけなのでしょうか?

 

 

http://www.news.com.au/national/western-australia/perth-boy-ordered-by-court-to-receive-chemotherapy-radiotherapy-for-brain-tumour/news-story/7d2aa38630925533cd10e6b7038af4c7

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あなたは出産2週間後に職場復帰できますか? YahooのCEO、双子を出産2週間後に仕事への復帰を発表?!

今朝のニュースで、YahooCEO(最高経営責任者)であるマリッサ・メイヤー氏が12月に双子の女児を出産予定、そして2週間の妊娠休暇後に職場に復帰することを発表したのを聞きました。

今回の同氏の妊娠は2度目であり、20121度目の男児出産の際も2週間の妊娠休暇後に仕事に復帰しており、ワーカホリック(仕事中毒)文化と女性の妊娠後における身体および精神面への可能性などが大きな話題となりました。

ちなみにYahooの女性職員は、通常16週間の出産休暇が与えられるようですが、もし会社のトップが2週間の休暇後に復帰してしまったら、妊娠休暇16週間を取る職員の身が狭くなるような気がするのは私だけでしょうか?

2週間は母子ともに短いのでは?と思えるのですが、さらに驚いたのは・・・。

出産2週間後に職場復帰はアメリカでは珍しいことではない!?

米労働省の調査による、アメリカでは4人に1人が2週間の産休後に職場に戻っています。これだとマリッサさんの産休2週間はあまり珍しくもないと思えますが、実はアメリカでは、たった13%の職員しか有給の産休を授与できないことから、生活のためにやむを得ず職場復帰をしているのが現実のようです。(2012年米労働省の統計から)

仕事と育児のバランスをどうとるのかは夫婦や家族の在り方しだい。近くに祖父母が住んでいた り赤ちゃんにとり快適な託児所などがあれば、早々の復帰はむずかしいことではありません。生活がかかっている、仕事に熱中しているなどさまざまなケースがあることでしょう。

それでも、生涯に一度、もしくは数回しか体験できないかもしれない0歳~3歳の自分の子供との大切な時間を他人にまかせるのはとても惜しいように感じます。
この時期の赤ちゃんにとり、母親と時間を過ごすのは、将来の人間形成や母子の関係を築く上でとても重要なことだと経験上感じるのです。

私自身、20年近く前、LAで仕事中に産休をとりました。あの当時の私の会社の産休は3か月でした。大渋滞のハイウエーの通勤が大きなお腹には負担となり、産前に1か月とり、産後の2か月過ぎた後、たった2か月の娘を誰かに預けて仕事に戻ることは不可能でした。まわりに祖父母や身内などはもちろんいません。まったく見知らぬ託児所に預ける勇気がなかったのです。当時の仕事は自分のドリームジョブで大満足でしたが、職場復帰を断念して、2か月の娘といる時間を選択しました。

母子の絆はお金で買えるものではありません。

どんなに出世して高い地位に着けたとしても、子育てはそれには代えられない大きな達成感、幸せ感や喜びが得られるからです。

YahooCEOがどんな暮らしをしているのかは検討もつきません。きっと仕事に熱中して、子育ては2の次と言ったところでしょうか?それとも、優秀なベビーシッターを雇い、週末は子供たちとのんびりと過ごしているのかもしれません。

十代の子供が荒れて手がつけられなくなったとき、自分が歳を取って人生を振り返ったとき、育児に専念できる数週間がどれだけ貴重なものだったのかがきっとわかるのかもしれませんね。

 

http://www.ibtimes.com/yahoo-ceo-marissa-mayers-pregnancy-sparks-debate-over-maternity-leave-two-weeks-2077529

http://fortune.com/2012/10/02/marissa-mayers-brief-maternity-leave-progress-or-workaholism/

http://www.zenroren.gr.jp/jp/jyosei/2007/070720-02.html

 

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あの有名俳優ジョニー・デップ氏であろうがオーストラリア当局は容赦なし?!愛犬2匹が国外追放か安楽死の選択に迫られている!

昨日、今日とつづいて朝のニュースでは、もっぱらジョニー・デップ氏のワンちゃん持ち込み騒動が流されています。

ことの起こりは、5月13日、豪ゴールド・コーストにパイレーツ・オブ・カリビアン5の映画撮影のために自家用飛行機で入国した俳優ジョニー・デップ氏が愛犬ヨークシャテリア2匹を税関の検疫を受けずに入国させてしまったこと。

それを知った豪当局は「50時間以内に犬2匹を国外に連れ出さなければ安楽死させる」という警告を発表したのです。

豪当局の言い分としては、「有名なセレブであろうが一般の人と同じように対処される必要があり、ルールを曲げたり破ったりすることはできない。動物をオーストラリアに持ち込む際に申告しないのは違反であり、もし税関の申告書に偽りを書いた場合は最高で60万豪ドルもしくは10年の刑務所入りの罰が課せられる」とのこと。

オーストラリアに訪れた人なら誰でもご存じであると思われますが、この国はとても検疫が厳しいところです。世界の他の大陸から離れており、珍しく貴重な動植物が住んでいるので、外からの生物、植物、特に害虫などへの検査や検疫には目を光らせています。

現在、ゴールドコーストのジョニー・デップの自宅には税関員の検疫が入っており、彼は一歩も外に出ることが禁じられているよう。

今朝のニュースでは、ジョニー・デップは犬といっしょにカリフォルニアに戻るという説もありましたが実際はどうなるのかまだ未定です。

ここでのオーストラリアの各局の反応は、豪当局の判断を支持しており、どんなに有名は俳優ジョニー・デップ氏であろうがなんの酌量の余地なしという感じです。

豪当局の対応に関してはなにも問題はないように思いますが、映画撮影などでオーストラリアを使うことは、この国の宣伝効果が高くなり、観光産業への助けにもなっていることは事実。このあたりの兼ね合いがどうなのか?という疑問も出ます。

ジョニー・デップ氏のコメントは一切発表されていませんが土曜の朝までどんな行動をとるのがちょっと気になりますね。

 

http://edition.cnn.com/2015/05/14/entertainment/johnny-depp-australia-dog-deadline/

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離陸時の赤ちゃんの授乳、抱っこひもはダメなの?! ヴァージン航空の取った態度に反響が!

今朝、ヴァージン航空機内で起こったある出来事により、同航空会社がやり玉に上がるはめになりました。それは「授乳中の母親と赤ちゃんが飛行機から降ろされた」というニュース内容。飛行中の授乳、そういえば自分もそんな経験があったよなと思いつつ、ちょっと気になり記事を調べてみました。

下記の記事によると、豪ゴールド・コーストから離陸をしようと滑走路を移動しだした同航空機内で、10か月の男児を連れた母親が子供を落ち着かせようと授乳しようとしたときにこの事件が起きています。

授乳の際に母親は抱っこひもを外さず、また人に授乳を見られないように自分の胸と男児の頭を毛布でかぶせていたところ、フライトアテンダントの男性に毛布をどかすように言われたようです。近くの席で状況を見ていた女性の話によると、男児も母親もシートベルトをしていたし、毛布で隠して授乳している様子をフライトアテンダントに伝えたようでした。

それでも、フライトアテンダントは規則であるから毛布をどかすように主張する中、母親が授乳をつづけたところ、なんと同飛行機は滑走路からターミナルに戻り、母子は連邦警察に連行されるはめになったのです。もちろん、母子は空港で足止めになり、乗るはずの飛行機は離陸する結果に。

私の経験上、娘が赤ちゃんの頃は、離着陸の際に授乳したり、1歳を過ぎても必ず何かを飲ませたりするようにしていました。大人は耳抜きのためにつばを飲んだりガムを噛んだりできますが、赤ちゃんや幼児はそれができません。だから水やジュースを必ず飲ませる習慣をつけていました。もちろん、この女性が離陸の際に授乳する気持ちはよく理解できます。それにまわりの乗客にとっても、泣き叫ぶ赤ちゃんが静かになるなら授乳は大歓迎と言えます。

しかし、この事件の問題は、ヴァージン航空機の離陸の際に授乳がいけないということではありません。様々な飛行機会社の持つ乗客の安全のための規則があり、フライトアテンダントはそれに従わざるを得なかったのが事実でしょう。

授乳が阻止された?という形でメディアがニュースを流しているから、大きな反響を呼ぶことになったようです。

ただ、この状況を近くで見ていた乗客の証人によると、このフライトアテンダントの扱いがとても下手であったという感じがします。授乳を止めない母親に対して、声を荒げずに冷静に規則を説明をすれば、彼女も離陸の際の授乳を止めたことでしょう。ましてや、パイロットも一度滑走路から出た飛行機をターミナルに戻す必要があったのでしょうか?

今回はフライトアテンダントが男性であり、もしこれが女性だったなら、違った状況になっていたのでは?とも思うのですが・・・

原因はともかくマレーシア航空をはじめ、つい最近起きたドイツ機の事故もあり、どこの飛行機会社も規則に神経質になっているのは理解できます。でも、なにもここまでする必要があったのでしょうか?

交通手段のひとつとして飛行機を使う人々が増えている中、赤ちゃんや幼児連れの家族にとってはちょっと気になるニュースでした。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3018154/Woman-baby-forced-flight-stranded-airport-refused-stop-breastfeeding-off.html


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ケニア旅行は親・子離れ! ケニア政府、ナイロビの子供達に涙榴ガス弾を発射! 

年末年始、いつもなら私と娘は二人で日本へ帰国しているのですが、今回、娘は1月初旬から3週間の予定でケニア、ナイロビに旅行しています。

どうしてアフリカ? ナイロビ旅行かというと、娘の仲の良い友達の親が仕事でナイロビに転勤、去年の9月から駐在。そして両親を訪問する友達が娘を誘ってくれて、いっしょに旅行が決まったのです。

アフリカ、ケニア、 ナイロビ? まったく縁のなかった私ですから知らないことばかりです。たまたま仲良くしていただいている旅行好き夫婦が昔ナイロビに訪れたことがあり、話を聞いてみました。

旅行ガイドブックにこんなことが載っているのかどうかはわかりませんが、なんと、空港の税関を通過するときですら袖の下を催促されるような国のよう。友達夫婦は入国スタンプを押してくれない税関員やら、空港の両替所で小銭だけを横にどけて、全額を両替してくれない職員やらと大いに奮闘してきたよう。また、泥棒やスリが多く、マーケットなどでも日本人は要注意などと聞き、過去、アメリカやオーストラリアなどの先進国しか入国していない私にとっては驚くことばかりでした。

さらに、エボラウイルスへの懸念もあります。また、去年の10月、ケニアのサファリ・ツアーバスが転倒して、事故でオーストラリア人旅行者一人が亡くなり負傷者が出ています。11月にはケニアの西部でツアーバスが乗っ取られ、イスラム教コーランを唱えることができなかった22人が撃たれて亡くなるという惨劇が起きています。12月にはケニアの反政府軍と政府が衝突して、政府軍は自国民を銃で撃ち殺す光景が・・・こんなニュースばかり耳にして、娘には旅行をキャンセルしてほしいと頼みつづけたのですが、友達の両親が外国人居住地(まだ安全なほう)に住んでいて、気をつけていれば、それほど心配はいらないと言いはり、「シドニーだって危ないでしょ」(先月起こったシドニーでのカフェ人質事件)と生意気なことを言い、娘は旅立ったのです。

今まで、これといって大きな反抗もなくすんできた我が家です。しかし、19歳になる娘が母親の言葉に反して旅行すると決めたとき、これは親・子離れのひとつなんだと思い、何が起こっても彼女が決めたことだから、それを見守ろうと覚悟を決めました。

そんなこんなで、いろんな心配をした娘ですが、ナイロビ滞在もあと一日となった日にこの事件を垣間見ることになったのです。

事件は、ケニア政府がナイロビの学校の運動場をディベロッパーに売ろうとする動きに生徒が反対デモを起こし、政府は鎮圧のために子供に向けて涙榴ガス弾を発射したというものでした。

たまたま、娘が学校の横を友達一家と車で横を通った時は、子友達が反対デモをしていて、異常に殺気だっていたようです。不幸中の幸いというか、娘と友達一家は、涙榴ガス弾を発射した現場にはいなかったようですが、このニュースにナイロビ市民は怒りがおさまらないと娘は言っています。

今回の旅では、観光以外に孤児院に行きボランティア活動をしたり地域に密着していたので、この事件への娘の怒りも尋常ではないよう。手元に残っているお金をすべて学校や孤児院に寄付してシドニーに戻ると決めたようです。

親としては、とにかく無事に戻ってきてもらいたいと願うばかりですが、こういう事件を知ると、いかに自分達が安全で恵まれている国で生活しているのかを感じます。日頃忘れがちな幸せな毎日の生活に感謝しないといけませんね。

少しは成長してくれているのでしょうか、ちょっとたくましくなった娘との再会を楽しみに待つ母です。

 

 

 

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シドニーカフェ事件の犯人はとんでもない男だった!今日のマーティン・プレイスは? 

今朝のブログで亡くなった人質の悲しい話や犯人のことを書きましたが、ただいま、シドニーの友達と話していたら、さらにいろんな情報が入ってきました。

まず、犯人は多くの悪事を働いていますが、それ以外にも元奥さん殺害の容疑がありつつも保釈されていたり、女性7人をレイプしていたなど、とんでもない悪人であったようです。どうしてそんな男性が市民の憩いの場、マーティン・プレイスで武器をしょって歩いていたのでしょう?

さらに、事件当日、人相が悪く背中には大き目のバッグを背負っていたので、その場にいた人々から怪しい人物がいると通報が入っていました。それで犯人は警戒中の警察官に見つからないようにカフェに隠れていたという情報もあります。もしかしたらマーティン・プレイスの上のほうにあるNSW裁判所や途中にある豪州中央銀行に行く予定であったのかもしれないも言われています。

さらにさかのぼった3か月前の情報では、このシドニー市の中心地であるマーティン・プレイスでこのようなテロ行為(今回の事件はイスラム国の強硬派と関連しているかどうかは疑問ですが)が起こる可能性が大と見られていたようです。

現在、国家のテロ危険度レベルが上から2つ目になっているシドニーでは、警戒態勢が強化されつつあり、街角でも多くの警察官を目にします。でも、マーティン・プレイスが危険な地域としての候補であったのなら、どうして、もっと警察官の警戒を厳しくしなかったのでしょう!と怒りにも似た気持ちがこみ上げてきます。

今朝のブログで、今日マーティン・プレイスは献花で埋め尽くされていると書きましたが、なんとそこには、昨日と昨夜、人質として拘束されていた人々も戻って花を捧げているというニュースも入ってきました。

トラウマになるような恐怖の16時間を体験して、体力的にも精神的にもそうとうまいっている人々が再度現場に戻るという行為には驚きです。きっと、何時間も恐怖をともに体験した人々の間にそれなりの結束感があったことと思われます。

もちろん、今生き残っている人々を助けるために亡くなってしまった2人への感謝の思いもあるでしょう。

ここでなにを言っても尊い2人の命は戻ってきません。シドニーのできることは、この事件から学んだことを今後の事件に生かしていくことくらいでしょう。というか、今後こんな事件が起こらないように努めることが一番です。

日本に帰国前の12月初旬、ちょうどマーティン・プレイスに足を運び、シドニーの風物詩である巨大クリスマス・ツリーを眺めてカプチーノを楽しんできたばかりです。自分にとってもシドニー・シティの大好きな場のひとつであったマーティン・プレイスが今日は悲しみのどん底の場となりました。

平和なシドニーに戻ってほしいいなと願うばかりです。

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Sydney マーティンプレイスのカフェ事件  命を落とした2人は真のヒーロー! 

昨日のブログからのつづき・・・

昨夜、娘と連絡を取り、もし事件が未解決なら出勤はやめなさいと伝えておきました。しかし、今朝、「事件は終わったから仕事に行く」との連絡がありました。まあ、すぐにシドニー市の中心部で同様の事件は起こるとは思えませんが、自分たちがいつも何気なく歩いているような場所でこんなことが起こるなんて、とてもショックでした。

昨日のニュースをみていると、NSW警察は時間をかけて犯人と交渉にあたっていたようでしたが、16210、逃げ出してきた人質が建物から出てくるとともに、カフェ内から銃声音が響き、警察が突入して事件は終わりました。

最後まで残っていた人質の数は17人、2人が死亡、6人(うち一人は警察官)が重軽傷を負っているようです。亡くなったり怪我をした人々は、犯人により撃たれたのか警察の突入で撃たれたのかは、まだ定かではありません。

亡くなった人質のひとりのジョンソン氏(34)は、同カフェのマネージャーであり、他の人質を守ろうと犯人から銃を奪おうとタックルした時に撃たれました。もうひとりのダウソンさん(38歳・有能な弁護士)は、いっしょにいた妊娠している同僚をかばって撃たれたようです。ダウソンさんは10歳以下の3人のお子さんを残して命を落としてしまいました。かばってもらった同僚、ご主人とお子さんの心痛を思うと目頭が熱くなり、悲しいの一言です。

他の人の命を救おうとして自らの命を落とすという行為はなかなかできるものではなく、真の人間愛なのではないでしょうか?

今朝の地元のニュースでは、犯人は20年ほど前にイランからオーストラリアに難民として入国していますが、過去にもいくつか問題を起こしています。(日本の報道でもとりざたされているのでここでは上げません) そして、事件の前日には自身のウエブサイトに「犯罪者たちに沈黙をつづけていたら、平和な社会を持つことは不可能である」と述べています。ここで言う彼の犯罪者とは、イスラム国に戦闘しているアメリカ軍、それに加担する同盟国の英国、オーストラリアということになります。

難民と言えば、自国の経済的な問題や貧困、また戦火を逃れて、命からがらでやってくるくる人々が多く、平和で恵まれた日本人からみると、想像を絶する思いで逃げて来た人々がたくさんいます。

しかし、難民としてオーストラリアに入国した人々は、とても多くの恩恵や福祉を豪政府から受けています。アフガニスタンから難民でやってきた知人家族は、兄弟姉妹が多く両親が仕事をしなくても生活していけるような給付金を受けています。ふつうに働いている一般オーストラリア人のほうが異常な物価高にあえいでいると言っても過言ではありません。

今日、事件の起こったマーティンプレイスにはいっぱいの花束が捧げられ、多くの市民が悲しみの淵に沈んでいます。今回の事件に巻き込まれた人質すべては、ごくごくふつうの市民です。ほんとうに運悪く、昨日の朝、カフェでコーヒーを飲んでいた人々です。

ジョンソンさん、ダウソンさん、お2人に冥福をお祈り申し上げます。

http://www.news.com.au/national/breaking-news/hostages-have-been-accounted-for/story-e6frfku9-1227157882398

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/australiaandthepacific/australia/11295658/Victims-of-Sydney-siege-hailed-as-heroes-after-they-die-protecting-hostages.html

 

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平和なシドニーは何処に? あのマーティン・プレイスで事件が!

12月の初旬から日本に帰国している中、朝シドニーにいる娘から戦慄の走る連絡がきました。

シドニー市の中心にあるマーティン・プレイスという市民の憩いの場、また観光地としても有名なエリアにあるスイス・チョコレート、Lindtカフェに武器を持った男性が人質を取りたてこもっているとのことでした。

大学は夏休みに入りましたが、インターンシップで銀行で働いている娘は、今朝、通常通り会社に出勤しました。事件が起きているカフェは、彼女の通う事務所の近くですが、事件が起きてすぐにマネージャーから家に帰るように言われて、幸いシドニー市の中心からは脱出しています。それでもバスが定刻通りに来るどころか、ほとんど動いていない状態で、いつもなら一本で戻る道のりですが、とにかく来たバスに乗り、乗り換えて家に戻ったとのことでした。同銀行の違うビルで働く娘の友達は、ビルから一歩も出てはいけないと言われ、まだビル内に残っているようです。

今現在(日本時間2時)、人質3人が2つの出口から逃げてきたようですが、まだ何人かはカフェに残っています。テロリストの犯行と言われていますがまだ真相はわかっていません。

ニュースでは、脅えたLindtカフェの女性がイスラム教の旗を窓ガラスに掲げている模様や中の人々が窓に手をついている様子を見ましたが、彼女らの親、兄弟、友達はどんな思いでこのニュースをみているのでしょうか?近くで働いていた娘のことでさえ心配している私ですから、そんな脅威の光景をみた親はどんな気持ちに陥ることでしょう。

ニュースでまわりの人々のインタービューをきいていると、

一人の女性は、「いつもマーティン・プレイス駅で降りて、Lindtカフェでコーヒーを買うのに、なぜか今日は行かなかったのです」と半泣き状態。同カフェで働く予定の男性は、「今日は遅刻をしてしまったから・・・」とのこと。

人間の第六感なのか、仕事に遅れたり、いつもすることをしないで人質になるのを免れている人々がいるのは驚きです。

人質すべてが無事に解放され、いつものような平和なシドニー市中心に戻ってくれることを祈るのみです。

情報:https://www.youtube.com/watch?v=nvzpSvyyZis

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