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2016年11月

カーフュー3分前に無事に着陸! マキシマムスピードで飛んだメルボルン-シドニー間!

世界中どこの国でも、空港周囲や航路下の住民への騒音を考慮してカーフューと呼ばれる飛行機の空港への離着陸が可能な時間が法律で決まっています。

日本では那覇・関西・中部・東京国際空港(羽田)24時間利用でき、成田空港は夜11時から朝の6時までが、このカーフューになり旅客機は利用できないことになっています。

つい先日、世界でもとても忙しい路線と言われているメルボルン-シドニー間でおきた信じられない話を紹介します。

メルボルン-シドニー航路は世界で5番目に忙しい飛行路線

2013年の調査によると、豪メルボルン‐シドニー間は、世界で5番目に忙しい飛行航路線と言われており、毎時1015分おきに出発スケジュールが組まれています。

http://www.ausbt.com.au/melbourne-sydney-is-world-s-fifth-busiest-airline-route

少し古い統計なので現在は変わっているかもしれませんが、ちなみに2013年の調べでは、一番韓国国内線、2番日本国内線札幌―東京、3番ブラジル国内線リオ‐サンパウロ、4番香港―台北国際線、5番豪国内線メルボルン-シドニーがリストに上がっていました。

時刻表はあるような?ないようなもの?!

この5番目路線メルボルン-シドニー間のカンタス航空・ジェットスターは、朝6時から夜9時まで1015分に一本の頻度で出発スケジュールが組まれています。それでもエンジンやコンピューターなどのトラブルをはじめ、チェックインの手続きを終えたはずの乗客が見つからない、交通渋滞で航空会社のクルーや乗客が着いていない、さらにはこの区間を往復する飛行機のどちらかの便が遅れるなど、ほぼ時刻表通りに飛ぶことが少ないのが現実であります。

ひたすら待つこと2時間50分の遅れ!!!

ここ最近アデレードで9万世帯の大停電を巻き起こしたスーパー・ストーム、メルボルンとシドニーで台風並みの強風が続いていたせいでしょうか、この日、同路線の飛行スケジュールは大幅に乱れていました。

7時、メルボルン発シドニー行のカンタス航空に乗るためにゲートで待っていたところ、この時刻に飛ぶはずの飛行機が到着していませんでした。そして、1時間後、やっと飛行機が到着。乗客が降り、機内の掃除などで待ち、やれやれと乗り込んだところ、今度は「何かの故障で遅れる」とアナウンスが入りました。この時点で9時を過ぎ、まわりの乗客の苛立ちは隠せません。エンジンの最終チェックしている間、次なる懸念は、シドニーへの到着時間。シドニー、キングフォード・スミス空港のカーフューの時間は11時なのです。

カーヒューに間に合わすために通常の飛行時間を20分も短縮飛行!!

通常、メルボルン-シドニー間の飛行時間は天候に問題がなければ1時間25分くらい。ということは、9時半前に出発しなければ、この便はキャンセルになり「はい、また明日出直してください」となります。こうなった場合、国際線の乗り継ぎとは違い、メルボルン発はメルボルン在住の人が利用するとみなされホテル代は払ってもらえません。

乗客の中には怒りだして降りる人がいる中、まな板の上の鯉状態でさらに辛抱強く待っていると、到着先のシドニーの空港と交渉したのか?950分に出発することになりました。

やったぁと密かに思ったものの・・・どう考えても11時のカーフューに間に合うわけがありません!

しかし、飛行機はメルボルンを離陸、マキシマム・スピードで飛び続け、1時間5分後、なんと1057分、カヒューの3分前に無事に到着したのです。記録的な飛行時間でした。

スケジュールを変えないとパイロットのプレッシャーは増えるのみ!!

パイロットはいったいどんな気持ちで真っ暗な空を飛んだのでしょうか?もし11時以降に到着していたら罰金があるのか、他の空港に行かなければいけないのかわかりませんが、必至だったのは言うまでもなく、こんなプレッシャーを抱えて飛んだパイロットのことを考えるとお気の毒で仕方ありません。事故が起きてからでは遅すぎるのです。

時間通りに飛べないスケジュールは見直す必要があるのではないでしょうか。天候やその他事情でおこる遅延への配慮は時刻表を作成するさいに考慮されることではないのでしょうか?素人でもわかる計算のような気がするのです。

無事に到着してホッと胸をなでおろしましたが、もう同路線でこんな時間帯の飛行機には乗るまいと心に誓った夜でありました。

 

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