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2014年8月

十代の娘の恋愛や性について、母親はどう対応したらよいのでしょう?  

171819歳という年頃の女の子、そしてその母親はどうやって娘とボーイフレンドについて話しているのでしょう?最近、悩む機会が増えてきている我が家です。

もうすぐ19歳になる娘の高校時代は女子高だったので、あまりボーイフレンドなどで悩まされることもなく無事にすんできました。ところが高校3年生の頃に知り合った他校の男子と初恋を体験して一気に燃え上がったのですが、とんだ結末に。

シンガポール人の母、英国人の父の間に生まれた彼は礼儀正してくとても母親思いでした。最初は、良い子ね!と思っていたのですが、だんだん母親の息子への溺愛が発覚。母は息子を医者にさせることが夢であり、息子の医大入学とともに豹変して、恋愛は勉強の妨げになる!息子の嫁は医者のみ!母親が日本人であるから(はい、これ私のことです)・・・の理由で別れさせられました。

目が点になるような相手の母親の意見や態度、またそれをしっかりときかざるを得ない哀れな息子に対して、別れて良かったと胸をなでおろす私でしたが、勉強や医者志望はともかく、娘は結婚なんか考えていなかったし、日本人だからという人種への偏見は許せず、今でも腹が立つ経験なのです。

こんなことがあり一時は落ち込んだ娘でしたが、数か月前に付き合ってほしいと大学の同級生に言われて新しい恋が始まりました。まあ、あんな痛い目にあったから、当分恋愛はしないだろう思っていたのは大間違い、甘かった。もちろん恋愛は心の成長に大切であり、立ち直って人を好きになってくれたから、まあ、いいかという感じになりました。

今度の彼はスコットランド人を両親に持つ男の子、前回とはタイプが違い、のんびりゆったりとしたオージー気質を持つ優しい子ですが、もちろん若い恋は暴走したがりますよね。

夜連絡無しに遅くなったりする日は雷を落とす自分でしたが、どんどん恐い(母にとって)会話が娘とはじまっていきました。彼の両親が来月から仕事でヨーロッパに数年行くことになり、送別パーティが夜遅くまであるので「OO日は彼の家で泊まって来るから!」と言い出したのです。

来たな!という感じでした。彼ができた頃から、こういう日が来るのはうすうす感じていましたが、どう対処しようか?と答えを決めかねていたのです。同じ年頃の娘を持つ日本人の友達に訊くと、「うちは平気よ、彼を家で泊まらせるよ」というタイプと、「いやあよね、うちは絶対に泊まらせない」と2つに分かれました。

「え、ゲストルームはあるの?どこで寝るの?」とあくまでも別室を主張の私。

「ゲストルームないんじゃない、わからない。彼の両親は何も言わないよ。それなら、居間のソファーや床で寝るから。」と、ムッとした娘。

ちょっと気まづくなる。まったく相手の両親はどう思うのか?2つ年上の娘さんがいるけど(ボーイフレンドの姉)、彼を泊まらせているのだろうか?相手の両親のスタンダートな考えがわからない、日本人とスコットランド人、いやあ、きっと違うよね、これまた困るのです。

ここで、頭が固く考えが古い母と思われるのも悔しいので、私はこう答えました。

「付き合ってまだ間もないから、まずお互いのことをもっと知ってみてからでもいいのでは?それに100%完璧な避妊なんてものはないよ。もし今妊娠したら、その責任は誰が取るの?結局、私よね。妊娠したら、インターンシップの仕事は失う、仕事して夜学どころではないよ、それでもいいの? お互いの心が本物であり、すべての責任が取れるようになってからにしたら・・・」という方向で話したのです。(無理なのはわかっていますが・・・)

大好きな人と一緒にいたい、セックスしたいというのは当然であり自然な気持ちです。しかし、自分の友達の中には、妊娠した途端に彼が去り一人で出産して子供を育てた人、中絶を無理やり繰りすように強要された人、できちゃった結婚後即離婚した人などが多々います。彼女らの苦痛と深い悲しみを思うと、望まれない妊娠をした時に、しょせん苦しむのは女性であることを知っているから、娘に強く言いたかったのです。

娘の中国系の友達の中では、私はわりと寛大でクールなママと言う評判だったようですが、こんなことはクールでなくても良いのです。そんな厳しい中国系のお嬢様方達は親に嘘をついて出かけていっているようです。

親子で性に関する話はちょっと抵抗がありましたが、正直に話し合える関係というのはとても大切だなあと思えました。いろんなことが起こるたびに、親が本気でぶつかり、心を開いて話し合えば、子供は親を裏切れないのではないでしょうか。

十代の子育て真っ盛り、高校卒業とともに母親にも卒業があるかと思いましたが、どうやらそれはないようですね。十代の子育てで悩むみなさん、大丈夫ですよ。どこの家庭でも同じように問題は起きています。大切なのは問題を見逃したり後回ししたり無視したりしないでください。ひとつひとつちゃんとこなしていけば、あとで大爆発なんてことになりませんからね。

 

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シドニー、バルメインにある日本旅館 豪寿庵でのひととき

シドニーの中心地から車で15分ほどに位置するバルメインという郊外に本格的な日本の旅館、豪寿庵があります。バルメインは美味しいレストランやオシャレなカフェが立ち並ぶ街で、地元オージーにも人気のある郊外。この純和風旅館のオーナーであるリンダさんは、日本好きが高じて日本の旅館をこの地に建てたそう。17日の日曜日、ここで一周年記念のオープンデイが催され、先週につづいて着物で参加しました。

まず、玄関で草履を脱ぎ、い草のスリッパに履き替え中に一歩踏み込むと、そこはもう日本のよう。この旅館では宿泊施設以外に定期的に日本の文化を教えるワークショップも開かれていて、入った広間では各ワークショップの講師の日本人女性がそれらを紹介していました。

着物の着付け教室のタエさん、おばあちゃんが手毬作りの名人だったというチヒロさん、健康、自然食のマクロビオティックを教えるソラマメ・クラス、水引や風呂敷などで美しいラッピングをするヨシエさん、書道家のレン氏、折り紙で小物を作る方などなど多くの人々がこの日本旅館に集合していました。

広間を抜けて、目の前には小さな日本庭園があり池には小さな鯉が泳ぎまわり、いくつか和室を超え廊下を奥に進むと、浴室には大きなヒノキのお風呂がありました。まずシドニーで風呂桶という設定が珍しく、それも純和風のヒノキ! 久々のヒノキの香りは最高。

床の間のあるお茶室では、妙に着物が似合うオージーの男性にお茶を点てていただきました。久々のお饅頭とお茶のおいしいこと。あのビシッとした静けさの中、着物を着ているせいか、さらに背筋がスッと伸びるようでした。

日本の旅館があると噂では聞いていましたが、宿泊するわけでもなく足を運んだことがありませんでしたが、宿と言いワークショップと言い、小さな旅館にこんなに多くの日本文化が詰め込まれているのは驚きでありました。

そして、数多くの日本の女性がこういう形で日本文化を紹介し伝授しているのは素晴らしいことであると感じました。私は関係者ではなく単なるOpenDayを楽しんだ一人ですが、みなさん、バルメインに訪れる機会があったらぜひのぞいてみることをお勧めします。

www.ryokangojyuan.com

 

 

 

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3時間のシンデレラ! NSW ArtGallery能と狂言の特別展に着物でお出かけ

スーパーフルムーンの翌日、シドニーは今年一番の冷え込みに・・・といっても最低気温は56℃、日中は14℃くらいまで上がるので日本の冬ほど寒くはないのですが、乾燥して風が強い日は体感温度がぐっと下がります。そんな寒い日がつづく中、NSW州立美術館、能と狂言の特別展に仲の良い友達と着物を着て出かけました。

20128月に上坂雪佳特別展があったときに、日本からお琴と三味線のお師匠さんに来ていただきコンサートに至った話はこのブログでも紹介しましたが、同美術館では数年に一度くらい日本美術に関する催しがあります。

会場に着くと小中高の学生の遠足、能と狂言の特別展以外に他の展示会を見に来ている人でごった返していました。まずクロークで毛皮の首巻をあずけるとき、またインド系の係り員の男性がニコニコ顔で「美しいですね」と感心顔に、そしてインフォメーションで友達を待っている間、美術館関係者や見に来ている人々がやはりニコニコ顔で話かけてきたり、写真を撮ってもいいか?と囲んできたり、ひゃ~~こんなに目立つの?と、ちょっと嬉しくなりました。

さらに、何人もの人が「あの特別展で踊るのか?」と言い出し、いやああ、「能は踊りません、見に来ただけです」と苦笑シーンもちらほら登場。

やはり、シドニーでは珍しい着物を着ていた私達は注目の的。もちろん、皆さんは着物の美しさに見惚れ賛美の言葉をかけてくれたのですが、美しいと褒められれば誰でも嬉しくなりますよね。まったく単純な私はシンデレラ気分に!

日本では着物姿をあまり見なくなったとは言え、そんなに珍しいものではなく、着物姿であろうがまわりの人から美しいとあまり言われることもないでしょう。しかし、ここシドニーではとても人目を引きます。さらに、美と珍しさというのはニコニコ顔効果を引き出すようで、誰もが嬉しそうにニコニコとスマイルで寄って来てくれ、まるでミニ日豪親善をしているようで楽しかったのです。

肝心の特別展では、日本語の美術館ツアーをしているカオルさんの時間が空き、私達2人のために特別展のツアーをしてくれました。能も狂言も詳しいことは何も知らなかったので、彼女のプライベートツアーはとてもラッキー、また多くのことを学ぶことができました。

賛美を浴び、能と狂言の美しさと深さに感動、美術館をあとにして、館の前、ドメイン公園にあるカフェでランチにしました。緑の芝生を前にして巨大なフィグツリーに囲まれた美しい公園内にあるカフェはお気に入りの場所です。なんとそこで働いていた明るい長崎出身の日本人女性と出会いまたまた会話が弾みました。

彼女が食べ物を運んで来たとき、横に座っていたオージーの男性グループに「日本の着物どう?こんな奇麗な女性が横に座っているでしょ?」と大声でいい、彼らも「もちろん、もちろん美しいです」と言わざるを得ない感じに・・・笑いの渦に。

日頃、仕事や家事に追われこんなのんびりとした時間を過ごす機会もありませんが、少々大変でも着物を着て出かけて良かったなと思いました。

日本から離れて数十年経ってもまだまだ心は日本人なのでしょうか、着物を着るとシャキッと背筋を正して気分が良くなり、誇れる文化を持つ国、日本人で良かったな!と感じます。もちろん、まわりの賛美も嬉しいばかり、ちょっと止められない着物お出かけです。次回はどこに行きましょう?

 

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我が家にやってきた可愛い新品のラップトップ

シドニーの寒空の中、娘のインターンシップが始まり、出社初日、にこにこ顔で新しいラップトップを抱えて帰ってきました。娘は今年3月から工科大学でITを勉強し始めたのですが、それと同時にある会社のインターンシップにも受かり、7月中旬から会社員となったのです。

ここで、え?学生と社会人?と、不思議に思われる方もいると思われるのでかんたんに説明すると・・・

大学生のインターンシップと言うと夏・冬休みだけなど、会社によっていろいろとタイプがありますが、娘のは大学の前期を学生、後期は月から金曜日の9時から5時までフルタイムで会社で働くというもの。通常、こちらの大学は学ぶコースや取り方により34年で卒業できますが、(もちろん、ある程度の成績を収めた上であり、そうでなければ落第か卒業できません)娘の場合、後期は夜のクラスを取りながら仕事に就き、卒業には少し時間が長くかかるかもしれません。

それでも、このインターンシップは有給、また卒業と同時に仕事の経験を2年積み、また卒業しても職探しの心配もないという、とても良い制度と思われます。

話が少しずれていってしまいましたが、娘のラップトップにはちょっとこぼれ話があるのです。

娘は、ごくごくふつうの子供のように小さい時から任天堂のゲームが大好きでした。さらにシドニーでは小学校の低学年から教室にはコンピューターが置かれ、家でも私のコンピューターをよく使い、算数・国語・歴史などのゲームやナンシードルゥなどの探偵ものゲームなどがお気に入りでした。

そんな彼女がハイスクールに入った時(日本の中学1年)、ITInformation Technology)の特別クラスに入りたいと言い出しました。その時に高校で一括して購入したコンピューターは3000ドル(役30万円)。6年前のその当時は団体で買うのだし生徒割引とかはないの?と思えましたが、日頃から「あれが欲しいこれが欲しい」と言わない子なのでやむを得ず購入。

その高い!コンピューターは大金を払ったとは思えないひどいもので・・・保険付であったのにもかかわらず、修理は一回まで。いくつかのキイが無くなりボロボロ状態、そんな時、豪政府が10年生の生徒すべてにラップトップを提供するということになり、娘の手元には小さな新しいラップトップが届いたのです。

学校用のものだからインターネットの制限付き、ワードとエクセルくらいしか使えない、聞いたことも無いメーカーのコンピューターではあったのですが娘は大喜びでした。

そして、その政府からいただいたラップトップはなかなかの優れもので実はまだ動いているのです。今年の3月大学に入った時、その古いラップトップを見かねた私は新しいコンピューターを買おうかと娘に話していました。しかし、ちょうど自分のコンピューターも買い替えの時期に来ていたので、「私はこれでいいから、お母さんのを先に買って」と言い張り断固としてゆずりませんでした。

大学のITクラスに政府からもらった古い小さなラップトップを持っていき、クラスのみんなにからかわれていたようでしたが、娘はそんな声も無視をしていました。

そして、今社会人の仲間入りをした娘の手元にインターンシップの会社から新しいラップトップが届いたのです。

今度のラップトップは政府からもらった名の無いメーカーのようなシンプルなものではありませんでした。可愛いコンピューターバッグに入った小さな薄型は最先端のもの。

社会人のスーツ姿がまだまだ気心地が悪そうな娘ですが、新しいラップトップを持つと、どこかビジネスウーマンっぽく見えるのは親ばかでしょうか。もう大学の夜のクラスであの子のラップトップをからかう人なんかはきっと居ないでしょう。

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