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2014年5月

ペットへの愛は人のエゴ? 足を切断されたワンちゃん、ハリー君の気持ちは?

友達の家の近所に、いつも放し飼いをされているハリー君というボーダーコリーがいます。友達を訪ねるとき、私の顔を見るとシッポをフリフリ雄叫びをあげて寄っくるのが日課になっていました。頭をなでてあげると、私の足の上に座ってしまうほど懐いていました。

いつもは、その家のゲート付近の芝に座っているのですが、ここ2ヶ月ほど見なかったので、何かあったのかなと気になっていたのですが、今朝、ハリー君らしきワンちゃんがいつもの場所に座っていたので呼んでみました。すると、ハリー君だったのですが、顔はこちらに向けたものの重い腰が上がらないよう。これは病気だったのか?と思い、そばに寄りつつ見ていると、無理矢理、必死に腰を上げて寄ってきてくれました。

なんと、驚いたことに、腰辺りから後ろ足がなく、3本の足で必死に歩いてくるのです。生きていてくれのは嬉しかったのですが、この変りようにはショックの一言でした。

その辺りの道路は車がスピードを落とさず走るので、あああ、やはり交通事故にあったんだ!と思っていたら、ちょうど2匹のワンちゃん連れの散歩で通りかかった女性が事情を説明してくれました。

どうやら、ハリー君は事故で車にひかれたのではなく、がんだったようで足の切除の手術をしたとのことでした。それも腰の辺りからすべて切除しなければならなかったようです。

ペットは家族の一員であり、家族にしてみれば片足を失ってでもハリー君を助けたいという気持ちはよくわかりますが、歩きにくそうに元気のないハリー君を見ると、こういう手術はする必要があるのかな?という疑問が沸きました。

これはハリー君の望む結果なのでしょうか?見るからに高齢のワンちゃんだし、がんの宣告を受けたのなら、家族としては残り少ない余命を、庭を走れるワンちゃんとして過ごさしてあげる選択はなかったのでしょうか?

ワンちゃんと人を比べるのは変ですが・・・

オーストラリアの公立病院では、様々な手術を受けるのに6ヶ月~1年待ちというのが普通です。プライベートの保険料を払えない国民は、たとえ、がんの治療でも間に合わず手遅れになるパターンも多々あります。

ワンちゃんを3本足にしてでも獣医への高い治療費を払える人がいるのかと思うと、人間でも手術がしてもらえず、ウエイティングリストを首を長くして待ちに待っている人がたくさんいるのが現実です。

久しぶりのハリー君との再会は嬉しかったけれど、悲しそうな目をみると心が痛むばかり。ペットへの愛も人間のエゴになったらいけないのでは?という思いで、ハリー君にさよならを告げた朝でした。

 

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