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2013年11月

「TaikOz The Spirit Dancer」岩手県岩崎鬼剣舞保存会がシドニーで踊り舞ったエンジェルプレイス    

11月前半、異常な乾燥と急激な気温の上昇で山火事が激発(ブルーマウンテン辺り)したシドニーであったが、その後、気温が20度少しと下がり肌寒い日もある。そんな中、岩手県から鬼剣舞の披露と教授のためにお客様がシドニーに到着した。

娘の習っている和太鼓グループの日本語担当をしている関係から、私もこの岩手からのお客様、岩崎鬼剣舞保存会の皆様とお会いできる機会に恵まれることになった。

昨夜は、シドニー市リサイタルホール、エンジェルプレイスでオーストラリアの和太鼓グループTaikOzと岩崎鬼剣舞保存会の合同コンサートがあり、会場には多くの和太鼓ファンがおしかけた。TaikOzは、シドニーを本拠地としてオーストラリアでは10数年にわたる和太鼓活動をしている。その成果、シドニーの和太鼓熱は高く、また熱狂的なオージーファンもたくさんいるのである。

TaikOzの華麗なるバチさばきと尺八のライリー・リー氏の演奏ではじまり、鬼剣舞メンバーの勇ましく、また華麗に踊る姿は感動であったのは言うまでもない。本場の踊りは、きっと日本にいてもその地方に行かない限り、お目にかかれるものではない。それを目の当たりにして、娘も大喜びであった。

TaikOzの和太鼓、尺八と鬼剣舞の踊りの交差した後、フィナーレは、TaikOzメンバー総動員の力のこもった太鼓で締めくくり。メンバーの真っ白な腕や顔がどんどん紅潮していくのが見え、これでもか!という感じで太鼓を打ちつづける気合が伝わってくる。ドンドンと心に響く太鼓には不思議なパワーがあり、会場の誰もが息を飲み、聴きいっているのがわかった。

もちろん、打ち終わったときの聴衆の喝采はものすごいものであり、拍手は止むことをしらなかった。演奏側と聴衆側が、言葉ではなく音楽を通しての日豪交流を果たしたのである。これはどんな言葉よりも強い思い出として残るのではないだろうか。

そしてアンコールがまたまた驚き。TaikOzの和太鼓の生徒からなる鬼剣舞グループの若者20人が、会場内の通路に並び、ステージの鬼剣舞とともに踊りだしたのである。娘も嬉しそうに踊っていた。

まるでフラッシュ・モブみたい!

もちろん、会場の誰もが岩手からのお客様ばかりか、この日のために熱心に練習してきた生徒の鬼剣舞に魅了されてしまったようだ。

11月27日から29日にかけてワークショップがはじまる。鬼剣舞の皆様との交流を楽しみにスタジオに向かう自分である。

 

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親にとっては頭の痛い時期? 受験の後のフォーマルシーズン到来!

ハイスクールの学年末に正装をして参加するパーティがある。アメリカではプロム、ここオーストラリアではフォーマルと呼ばれている。オーストラリアは4学期制、一月末に学期が開始し12月に学年末であるから、11月はフォーマル真っ盛りの季節になる。

通常ハイスクールの10年生(高校一年)と12年生(高校3年生)にこのダンス・パーティが開催され、娘を持つ親としては少々頭が痛くなる時期とも言える。

10年生の時、娘はお値打ちなドレスをチャリティー団体の経営する店で発見。St VincentSalvoと呼ばれるお店には、市民の寄付した洋服、家具、グッズで埋められている。だいたいどの郊外にも一軒はある店で、お金持ちの住む郊外には、なかなかの目玉品が勢ぞろいしている。余談になるが、私はこの店でアンティックの食器を探し出すのが大好きである。

前回、娘は質の良いブランド物のドレスを20ドルで手に入れ、サイズもぴったりで言う事はなかったが、今年はちょっと違った。

さっそく、今年も娘はこの店に足を運び、真っ赤なロングドレスを5ドルでゲット。破格品ではあったが、サイズがほんの少し大きくて、ドライクリーニング屋さんの寸法直しに持っていくことに・・・クリーニング代と寸法直し代の両方で45ドル。トータル50ドルのドレスとなったがモンク無し。

そして今年は仲の良い男友達といっしょに参加することになり、娘の学校と彼の学校の2回のフォーマルに参加することになる。

私は、「え、いっしょのドレスでは駄目なの?」と思ったが、「マム、同じドレスなんて着てけないよ、同じドレスの写真をFBに載せるの?もう一枚必要でしょ。」という始末。

まわりの友達は、一枚数百ドルのドレスを買っている中、彼女は遠慮して、最初の一枚が50ドルだったから、もう一枚買ってもいいか!と思い二人で買い物に出かけた。

近くの大きなアウトレットでブランド物のドレスが5060%オフを見つけた。この80ドルのドレスは娘のサイズにピッタリで寸法直しの心配もいらなかった。ヤレヤレ。

次に気になるのは、パーティの費用。招待する友達の分を出すのは礼儀で、2人分で250ドル。そしてリムジン代2人分80ドル。ひゃ~~~~あんなに近いのになんでリムジン?で行くの?と思えるが、フォーマルと言えばリムジンというパターン。

パーティの化粧、髪の毛の準備を友達といっしょにして、13人でリムジンを一時間チャーターして会場まで行き、料金は人数で割った。

パーティはシドニー湾をクルーズする船。昨夜はあいにくの大雨であったが、360度を見渡せるパノラマ船上レストランでは、娘はおおいに楽しんだようであった。

2日後には、友達のフォーマルが待っている。これは招待されたから何も払わなくってもいいからと・・・安堵する母である。

しかし、この招待される男の子も大変である。タキシードを借りたり、生花のコサージュを用意したりと、同様に親にとっては散在であるのだ。

あと気になるのは、私が日本語を教えている男子生徒は、男子校に通っていて、「パーティ料やタキシードのレントは高いし、つれていく女の子の自慢大会になるだけさ。自分は連れて行く女友達もいないからね、行かない」と言っていた。

一生の思い出になるならと多額なお金を費やす親も多々いる中、彼の言葉にはちょっと可哀想な想いがした。

華々しい社交の場へのデビューになるフォーマルだが、学校内で飾り付けをするような初心に戻ったパーティにしたら、もっと多くの高校生が楽しめるのではないのだろうか?

 

 

 

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現代版ラブストーリーは美しく・・・悲しすぎる        アメリカネバダ州

1022日、ネバダ州リノの小学校でガン襲撃事件が起きた。

715分、学校が始まる前、ある12歳の生徒がガンを持ち込み乱射をはじめ、まわりにいた生徒を助けようとした先生が1人死亡、生徒2人が怪我、ガンを乱射した少年は持ってきたガンで自分を撃って死亡した。

アメリカのガン乱射事件もここまで低年齢化してしまったのかと思うと戦慄が走るニュースであったが、一週間たった今朝のニュースでは、生徒を守るために亡くなった先生の奥さんのインタビューを流していた。

生徒に人気のあった数学の先生、故マイケル氏は、海軍とネバダ州警備隊に属した後、12年前に教職に就いたそう。

亡くなる3日前に、マイケル氏と奥さんシャリルは結婚5周年記念をお祝いしたばかりであり、まだまだ新婚ほやほやのような素敵なカップであったようだ。彼は毎朝学校に行く前に、まだベットで寝ている奥さんにメモを残す習慣があり、ニュースの画面にはそのメモがいっぱい写っていたが、どれも愛情がこもったメモばかり。

He was my everything. He was my world.」(訳:彼は私のすべて、私の世界であった。)この言葉でインタビューは始まったが、この言葉からいかに彼女が彼を愛していたかがわかる。

シャリルとマイケルの2人にとり最後の日となった朝の言葉は、

You are my beautiful wife. Have a good day!」(私の美しい奥さん、良い日をすごしてね)

I cannot wait to be with you and go for a walk. I love you.」(帰ってきて、いっしょに散歩に行くのが待ち遠しい。愛してるよ)

いつもは寝ていて、後で彼の残したメモを読むのであるが、その事件の当日、彼女は起きて彼を見送った。まさかこれが最後の言葉になるなんて、いったい誰が想像できるであろう。

この言葉を聞いているだけでウルウルしてしまった自分であるが、シャリルは涙もこぼさずに淡々と話した。

マイケルを見送った一時間後、学校から911(緊急)に電話があり、「誰かがガンを学校に持ち込み先生が撃たれた」という知らせが彼女に届いた。

いつもなら連絡が来るテキストメッセージが届かず、これを耳にした時、奥さんは、「ああ彼が撃たれた。彼がその生徒を止めようとしたのよ!」と彼女はすぐにわかったそうだ。

実際、報道によるとマイケル先生は12歳のガンを持っている少年にやめるように話しかけながら近づき撃たれてしまった。

「彼ならその少年を阻止する勇気があるもの。彼はいつも生徒に、自分が生徒を守ると話していて、それが現実となっただけ。彼なら愛する人々を助けるためにぜったいにその少年を止めるわ」

気丈に話していた彼女であるが悲しみの深さは計り知れない。それでも、悲しみをこらえて、彼女は多くの人々が経験できないことをマイケルと経験できたことにとても感謝していると話していた。

Be strong Do something positive about what had happened.

「強くならないと!起こったことにポジティブになることをしないといけない!」この言葉でインタビューは終わった。

これ以上、罪のない一般市民の命を失っていいのであろうか?アメリカにおける銃規制あり方と甘さには憤りしか覚えない。

マイケル氏のご冥福を祈りつつ。

 

情報源:Slain teacher's widow: "He would do it for anyone he loved"

http://www.cbsnews.com/8301-505263_162-57609946/slain-teachers-widow-he-would-do-it-for-anyone-he-loved/

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