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シドニー住宅事情 捨てる神(大家)あれば拾う神あり?!       その2

前回からのつづき・・・

先週、突然送られてきた大家からの退去願いにより、まるでハリケーンに襲われたかのような我が家。目の前が真っ暗になり必死に考えた。

そして、娘の受験の最初の科目は10月の初旬であり、できたらそれが始まる前に引っ越すか、それとも、全科目が終わる11月の初旬まで、今の家にいて時間をかけて探すかのどちらかであった。

通常、オークションで家が売れても46週間は、その借りている場所に住むことができる。(契約しだいだが)また、もし次の大家が投資家であり、テナント(借りる人)を探すのなら、このままここに住んでも良いと不動産屋に言われた。

ただ、次の買い手が投資家である保障は一切ないし、隣の若者騒音にも嫌気がさしていたから、私としてはなんとしても9月中にすべてを終わらせたかった。

一箇所、ここなら良いなという物件が運よく見つかり、先週の土曜日にオープンハウスに娘と足を運んだ。同じ郊外内で、今の家からは車で7,8分の距離でとても便利であった。

その日は、9月に入りまだ春になったばかりのシドニーであるが、少々汗ばむような暑い日であった。

オープンハウスの時間はたったの30分間。まだ今借りている人が住んでいるので、ささっと見るだけである。それに驚くほど多くの人が押し寄せて来ていた。

物件は、古いサンドストーンで出来た家で、高天井、暖炉、2寝室とリビングルーム、トイレ・シャワー、小さな台所と小さなパントレースペース(台所用品や食品などを置けるスペース)であった。驚いたのは、すごく大きな庭が裏に広がっていたのだ。草がボウボウとしていたが、手入れをすれば綺麗な庭であり、野菜畑のスペースもちゃんとあったのだ。

車庫はなく路上駐車であるが、小さな台所を除いてはモンクのつけどころがない。家賃も今より下がるし、この郊外でこんなに良い物件は滅多に出ないだろうな!と思うと、どうしてもそこに住みたくなっていった。

もちろん、我が家の場合は、どんな物件でも見つかれば出ようと思っていたのであるが・・・

申し込み書を不動産屋に提出して、あとは連絡を待つのみであった。

申し込みが殺到した場合、テナントに選ばれる基準はよく知らないが、大切なことは、過去その人々が借りてきた歴史であろう。頻繁に家を変えている人は何か問題があるし、破産宣告なんか出していれば論外であり、もちろん職業や収入によっても決められることもある。

我が家は、自分ひとりの収入だから、供働きのカップルが来たら勝ち目はない。ただ、今借りている家は11年になるし、新しい物件は同じ不動産屋である。それに品行方正な私達は、大家の都合で追い出されるという条件付き。娘の受験時期の事情も知っているし、まああ、なんとかなるでしょ!と思うしかなかった。

しかし、正直言って返事を待つ数日間、夜もろくに眠れなかった。

そして世の中には自分達がどんなに努力してもコントロール範囲外のことがあるのだ!とつくづく思えたが、とにかく運を天に委ねるしかなかった。

そして火曜日、大家の了解を無事に得ることが出来、めでたく次の家が決まった。

このシドニーで、退去命令が出て一週間たらずで移転先が決まったのは奇跡のようである。いや、奇跡としか言えないかも、ほんとうに素晴らしいタイミングに恵まれたからである。

しかしこの引越し騒動は精神的にとても疲れたが、嬉しいこともたくさんあった。それは、多くの友達が、「うちに部屋が空いているから、見つかるまえ住んでいいから。」と言ってくれたのである。もちろん、荷物整理や引越しを手伝うからという声もたくさんあがった。

今まで、娘と2人だけでここに住んでいるという意識をずっと持っていたが、自分がこんなに多くの素晴らしい友に囲まれていたことに、今さらのように気づかされた思いであった。

この郊外に住んで11年になる。住めば都とはこういうことなんだろうな!

 

 

 

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