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2013年9月

ブルー・ホライゾン企画で自閉症の子供達が空の旅を練習         NY

今朝、アメリカのニュース番組This Morning (CBS)で心温まるニュースを観た。

同国の自閉症団体Autism Speaksが航空会社JetBlueと提携して、「ブルー・ホライゾン」というイベントを設け、自閉症の子供達に飛行機の旅を練習してもらうものであった。

921日、自閉症の子供を持つ家族合わせて300人あまりがNYJFK空港に集まり、チェックインカウンターで搭乗券をもらい、セキュリティーゲートを抜け、ゲートから飛行機に搭乗した。飛行機は飛びはしないがJFK空港を30分くらいで一周した。

すべてを実際に飛行機に乗り込むように仕掛け、また動いている飛行機に乗っていることにより、子供達は本当の飛行機体験に近い状態を練習することができたのだ。

通常、子供達との会話が困難であったり、静かな飛行機内で子供の症状が出てしまうなど、自閉症の子供を連れて飛行機に乗ることは、親にとり大きな課題であったようだ。

しかしこのイベントでは、飛行機内すべてが自閉症を持つ家族であるからリラックスした環境を保つことができ、どの家族からも嬉しそうな笑みがこぼれていた。

ある親の話しによると、飛行機が離陸するときが一番大変なときであるそう。それは、電子機器をすべて消さなければいけないからである。つまり、子供達にとって楽しい玩具であり、また親との会話に使われる器具を取り上げることになるからである。

関係者は、「今回のイベントは12月に計画しているディズニーワールド旅行のリハーサルである」と述べている。

このような企画が増えれば、自閉症を持つ家族が公共の場に気軽に出て行けるようになるであろう。

ケニアでの商業施設へのテロ事件、最近起こっているワシントンDCやシカゴでの乱射事件など殺伐としたニュースがつづいているが、こういうニュースが増えることを願うばかりである。

 

参考:

http://www.cbsnews.com/video/watch/?id=50155709n

http://www.autismspeaks.org/

 

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シドニー住宅事情 捨てる神(大家)あれば拾う神あり?!       その2

前回からのつづき・・・

先週、突然送られてきた大家からの退去願いにより、まるでハリケーンに襲われたかのような我が家。目の前が真っ暗になり必死に考えた。

そして、娘の受験の最初の科目は10月の初旬であり、できたらそれが始まる前に引っ越すか、それとも、全科目が終わる11月の初旬まで、今の家にいて時間をかけて探すかのどちらかであった。

通常、オークションで家が売れても46週間は、その借りている場所に住むことができる。(契約しだいだが)また、もし次の大家が投資家であり、テナント(借りる人)を探すのなら、このままここに住んでも良いと不動産屋に言われた。

ただ、次の買い手が投資家である保障は一切ないし、隣の若者騒音にも嫌気がさしていたから、私としてはなんとしても9月中にすべてを終わらせたかった。

一箇所、ここなら良いなという物件が運よく見つかり、先週の土曜日にオープンハウスに娘と足を運んだ。同じ郊外内で、今の家からは車で7,8分の距離でとても便利であった。

その日は、9月に入りまだ春になったばかりのシドニーであるが、少々汗ばむような暑い日であった。

オープンハウスの時間はたったの30分間。まだ今借りている人が住んでいるので、ささっと見るだけである。それに驚くほど多くの人が押し寄せて来ていた。

物件は、古いサンドストーンで出来た家で、高天井、暖炉、2寝室とリビングルーム、トイレ・シャワー、小さな台所と小さなパントレースペース(台所用品や食品などを置けるスペース)であった。驚いたのは、すごく大きな庭が裏に広がっていたのだ。草がボウボウとしていたが、手入れをすれば綺麗な庭であり、野菜畑のスペースもちゃんとあったのだ。

車庫はなく路上駐車であるが、小さな台所を除いてはモンクのつけどころがない。家賃も今より下がるし、この郊外でこんなに良い物件は滅多に出ないだろうな!と思うと、どうしてもそこに住みたくなっていった。

もちろん、我が家の場合は、どんな物件でも見つかれば出ようと思っていたのであるが・・・

申し込み書を不動産屋に提出して、あとは連絡を待つのみであった。

申し込みが殺到した場合、テナントに選ばれる基準はよく知らないが、大切なことは、過去その人々が借りてきた歴史であろう。頻繁に家を変えている人は何か問題があるし、破産宣告なんか出していれば論外であり、もちろん職業や収入によっても決められることもある。

我が家は、自分ひとりの収入だから、供働きのカップルが来たら勝ち目はない。ただ、今借りている家は11年になるし、新しい物件は同じ不動産屋である。それに品行方正な私達は、大家の都合で追い出されるという条件付き。娘の受験時期の事情も知っているし、まああ、なんとかなるでしょ!と思うしかなかった。

しかし、正直言って返事を待つ数日間、夜もろくに眠れなかった。

そして世の中には自分達がどんなに努力してもコントロール範囲外のことがあるのだ!とつくづく思えたが、とにかく運を天に委ねるしかなかった。

そして火曜日、大家の了解を無事に得ることが出来、めでたく次の家が決まった。

このシドニーで、退去命令が出て一週間たらずで移転先が決まったのは奇跡のようである。いや、奇跡としか言えないかも、ほんとうに素晴らしいタイミングに恵まれたからである。

しかしこの引越し騒動は精神的にとても疲れたが、嬉しいこともたくさんあった。それは、多くの友達が、「うちに部屋が空いているから、見つかるまえ住んでいいから。」と言ってくれたのである。もちろん、荷物整理や引越しを手伝うからという声もたくさんあがった。

今まで、娘と2人だけでここに住んでいるという意識をずっと持っていたが、自分がこんなに多くの素晴らしい友に囲まれていたことに、今さらのように気づかされた思いであった。

この郊外に住んで11年になる。住めば都とはこういうことなんだろうな!

 

 

 

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シドニー住宅事情 災難は忘れた頃にやってくる!            その1

少し前に、隣にうるさい若者が引っ越してきたことをこのブログで書いたが、彼らは彼等なりに上手に法の目を潜り抜け、まだ隣に住んでいる。

何が問題かというと、夜遅くまで裏庭で大声で会話をつづけ、多くの若者が集まり違法ドラッグを吸っている。我が家は古い煉瓦造りのタウンハウスで2回建ての6軒がくっついているから、隣の騒音はとても良く聴こえる。まして裏庭で騒げば2階の寝室に響き、ドアをバタ~ンと閉める音が加わり、必ず夜中に起こされるのである。

通常、不動産屋から3通の警告通知を受け取るとアウトとなり退去命令となるのだが、まだ3通目は届いていないようだ。

先日、隣からの告知レターが我が家の郵便箱に入っていた。「O日にパーティをしますので迷惑をかけますが、よろしくお願いします」というものであった。

一応、近所に連絡してくるなんて、以前に比べればましだな!と思ったが、それは甘かった。

パーティは、ものすごい音楽をかけ、何十人もの人々が踊っているのか、床がきしむ音も聴こえてきた。さすがに11時には音楽は小さくなったが、2,3時くらいまで裏庭での大声とパーティ参加者の玄関での出入りの声は止まなかった。どうやら住人は音楽関係の仕事をしているようだが、若者の言葉使いが最悪であった。お酒やドラッグも手伝っているのか、若い女性は汚い言葉を連発して騒いでいた。

シドニーでは、若者が飲酒乱用で殺人や傷害事件が頻繁に起きている。まさしく、隣がそういうパブになっていた。

これでは私どころがまわりの人々からきっとモンクが殺到するだろうな~!と無視をした。

ところが、なんと先週、我が家に不動産屋から退去願いが届いたのである。我が家の場合は、一応良いテナント(借り人)であるから、隣とはケースは違う。大家がこの家を売りに出すことに決めたのである。9月中旬から、オープンハウス(一般の人に公開)を始めて、10月中旬にオークションという連絡であった。

不動産屋との契約により期間は違うが、だいたい通知を受けて4~6週間で家からでなければいけいない。まあ、大家の事情だから致し方ないが、時期が悪すぎるのだ。高校3年生の娘の受験がちょうど始まるからである。

不動産屋の手紙を受け取り、即会う約束を取り、オークションの時期を変えて欲しいと掛け合いに行ったが、大家は時期を変える意志はないとの冷たい返事であった。

最初は、ショックと途方にくれたが、そんな時間もない。とにかく新しい移転先を見つけて引越しするしかないのだ。

シドニーはどの郊外もマンションなどの建築ラッシュがここ7,8年つづいている。というのは、シドニーに人口が集中しているが、それに見合う賃貸住宅数が不足しているからである。交通網もラッシュ時は麻痺状態になっているから、人々は通勤や通学にバス・電車・フェリーを利用できる郊外に引越しをし始める。ただ、新しい巨大マンションなどの値段や借り賃は、どんどん上昇していて、地域にもよるが、中国系や韓国系の人々によりほとんど買占めされている。

シドニーに住んでいるのに、高級新築マンションの全フロアーが中国系?というイタリア系知人もいる。

さあああ、どうやってこの窮地を切り抜けようか!災難は忘れた頃にやってくるものなのですね。

つづく

 

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