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シドニーのビルの片隅にて三宅島太鼓と木遣りが響いた2日間

シドニーを拠点として活躍するTaikOzが主催する三宅太鼓のワークショップに招かれ、三宅島の神着神輿太鼓の津村明男氏がご子息3人(和宏さん秀紀さん春快さん)を引き連れてシドニーにやってきた。

度々このブログで紹介しているTaikOzは、舞台での演奏のみならず和太鼓の教室を持ち老若男女総勢150人ほどの生徒を抱えている。上級生徒からなるグループ太鼓の輪2011年東京和太鼓コンテスト組太鼓一般の部で優勝をしている。これらの生徒にとり津村さん一家から本場三宅太鼓を教えてもらえるのはまたとない絶好の機会であった。

和太鼓がお好きな方ならお馴染み深いリズムの三宅太鼓であるが、知らない人に簡単に説明すると・・・

‘世界的に活動する和太鼓集団「鼓童」が「三宅」として世界各地へ広めてきた和太鼓のオリジナル版、それが「三宅島神着神輿太鼓」です。三宅島での牛頭天王祭では11時から神輿を納める夜20時まで太鼓係が休みことなく太鼓を打ちつづけます。’ http://www.miyaketaiko.com/en/overview/index.html

この「三宅」はもともと三宅島のお祭りの際のお神輿の伴奏として叩かれている太鼓を舞台演奏向けに突きつめたものである。

終末2日間かけた12時間のワークショップには、地元の生徒以外に遠くは横浜、タスマニア、メルボルン、ゴールドコースト、セントラルコーストなど各地から70人ちかい参加者が集まった。日本人は10人ほどで残りはすべてオージーである。これほど和太鼓熱がオージーに伝わっているのは、15年間にわたり地道な活動をつづけてきたTaikOzのひたむきな和太鼓への情熱と言えよう。

ワークショップは三宅太鼓の打ち方の基本フォームから始まり、打ち込み、神楽とつづき、最後は木遣りを歌った。

土曜の夜、歓迎会が開かれ津村さん一家のパフォーマンスを拝見した。太鼓そのものの限界を超えたかのように感じる力強い叩き音、切れの良い華麗なフォーム、そしてひょっとこの面をつけて軽快に踊る和宏さんの動きなどすべてが感動そのものであった。

2日間のワークショップ終了後、全員で木遣りを歌うことになった。12時間のきつい練習後ではあったが生徒と先生一同が汗にまみれ筋肉痛と闘いながらも喜びで微笑が隠せなかった。

参加者の一人に津村さんが昔日本で教えた女性がいて、彼女は現在メルボルンで演奏活動をしている。津村さん一家の横に出てきてもらいいっしょに木遣りを合唱した時、彼女は感動と喜びで泣き出してしまい、まわり一同胸が熱くなった。

国籍、歳、言葉なにも壁はなく、三宅島の木遣りで道場のみんなが一つになったのだ。

わたしは非力ながらも通訳という形で参加させてもらう機会をいただいた。耳をつんざくような太鼓の響きが心の奥底まで浸透していき心地よい12時間を過ごせたことに感謝である。

近い将来さらに和太鼓が世界音楽界を魅了していくことを願いつつ。

www.taikoz.com

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