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2012年5月

大都会シドニー近郊!  馬の放牧と19世紀の古い豪邸敷地内を散歩!

車で通るたびに、「わあ~~馬だ!ポニーもいる!!何ここ?」と気になり見入ってしまう場所があった。たままた昨日、仕事の合間に立ち寄ることができた。

その場所はシドニー中心から車で30分ほどの郊外Concord West(コンコード西)にある。コンコード病院やコンコード・ゴルフクラブの近くといえば、地元の人にはわかりやすいかもしれない。

緑の芝生が延々と広がり、馬が三々五々と草を掻い摘んでいる風光明媚な光景はなんとものどやかである。小さな門から入ると大木の並木道があり、これまた美しい。

柵のそばでお腹を空かせた馬が一生懸命に芝を食べていた。近づく私をふっと見て、「なんだこいつ」みたいな顔つきをして、また芝に食いついていた。

私が柵の外側に生えた長い芝を手で摘み出すと、「あれ?」という感じで長い首を柵越しに伸ばしてきたのだ。

これはシャッターチャンス!と、必死にまわりの芝を抜いて馬に差し出すと、一口でパクッと食べてしまった。可愛いつぶらな瞳である。最初は警戒していたが(というか無視された)わりと人懐こい馬であった。

その並木道の奥に向うと古い建物がそびえたっている。

この建物はYaralla Estate(ヤララ地所)と呼ばれ、シドニーに現存する19世紀に建てられた最後の建物の一つで歴史的に重要な地所である。

http://en.wikipedia.org/wiki/Yaralla_Estate (建物の写真と詳細)

http://www.concordheritage.asn.au/chs-yaralla.htm

現在は保護団体が日曜日に敷地内ツアーを組み、その資金を建物の保護復興にあてている。*ツアーに参加したい人は電子メールなどで上記に予約する必要がある。

豪邸のまわりに庭、コテージ、馬小屋があり、坂を下るとパラマッタ川のほとりに着く。

まさかこんな近くで馬に遭遇できるとは思っていなかったが、大都会を抜けて30分ほど走りこんな風景に出くわす事ができるのはシドニーならではの魅力の一つである。まして、このコンコード辺りは大木が多く、葉っぱが赤や黄色に染まり秋真っ盛りで美しい郊外である。

週末晴れたら、ピクニックがてら馬に芝をあげに行こうかしら?とニヤニヤと計画を立てる私である。

 

 

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シドニー修学旅行にお勧めスポット発見!

シドニー観光目玉の一つにダーリング・ハーバーがある。そこにある海事博物館の奥を進んで歩いていくと7番波止場に着き、そこには大きな古い美しい帆船が停泊している。

19世紀に造られ今でも運航されている帆船は世界に4隻しかなく、このJames Craig(ジェームス・クレッグ)は、そのうちの1隻にあたる。

先週末、この帆船内で娘の属する青少年交響楽団の強化一泊合宿が催された。

友達同士で泊まれるという楽しみもあるが、普段は経験できない船上内でハンモックで寝たり、基本的な船舶操縦術や航法を学んだりすることもスケジュールに組まれており、娘は興奮気味に荷物の仕度をした。

日曜は合宿解散前に楽団のコンサートが開催され、その軽食や午後のお茶のお手伝いに私も出掛け乗船してみた。

船内は美しく復興されており、中には当時使用していたキッチン用品やキャプテンの部屋が展示されている。キャプテンは専用のお風呂、トイレと寝室があり、他の船員がバケツで体を洗いハンモックで寝ていたのに比べると数段の差があったようだ。

1874年に英国サザーランドで造られ、今でも本体はその時のものである。当時の造船技術には驚くべきものがある。

平日は10時から4時まで一般に公開されており、(ガイド付きツアーあり)週末は帆を高々と上げ航海する。娘達は停泊したままであったが、船をチャーターして沖に出ることも可能であり、豪華客船クルーズとは違った味わいがあるように思える。

たまに街角で日本から来た高校生修学旅行の若者を見かけるが、高級ホテルに滞在するより、こういったオーストラリアの歴史を垣間見るワイルドな体験もおもしろいのではないだろうか。

これを目にした先生方、ご興味のある方はご一報を!!

 

www.shf.org.au/JCraig

 

 

 

 

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Tent Embassyでの衝突は氷山の一角  アボリジナルの抱える諸問題

今朝、ニュースでブリスベンにあるMusgrave Parkでオーストラリア先住民(アボリジナル)が大きな火を焚き輪を作り、その周りに柵を張り警察官が囲んでいる画像を目にした。

今朝の衝突は、ブリスベンの同公園にて市主催の年間行事の一つギリシャ祭りが週末に催される予定であり、3月からTent Embassy(テント使節団)を設置しているアボリジナルを退去するために警察官が出動したものだ。

キャンベラ中心地を訪れたことのある人ならきっとTent Embassyを見たことがあるだろう。旧国会議事堂の庭の芝生上にテントを張り、政治的権利への抗議を代表するアボリジナルが集まっている場所である。

今朝は‘80人の抗議者に対して何百人かの警察官動員。抗議者の何人かはその場から引きずられ、また周りにいた抗議者が二人逮捕された。’おとなしく穏便に退去されなかったようであるが、大きな揉め事に至らず良かったとも言える。

2004年にはレッドファーン(シドニー中心地から南に3kmの郊外・今でも治安は悪い)でアボリジナルが暴動を起こして40人の警官が負傷している。

今年126日オーストラリア・デイ(健康記念日)に野党党首トニー・アボットがABCのインタビューでのコメントに対して、アボリジナルの抗議者の怒りが爆発。イベントが開催されたレストランにいた首相ジュリア・ギラードとアボット氏は抗議団体に取り囲まれ、2人は警備と抗議者に揉みくちゃにされ車に乗り込むという騒動が起きた。

オーストラリアにおけるアボリジナルとの摩擦は根が深い問題であり、なんらかの衝突がよく起きている。

ウィキペディア(日本語版)のアボリジニを読めば、オーストラリアの抱えるアボリジナルに対する問題がわかり、また歴史上、移民が彼らにしてきた行為はひどいものでありアボリジニの怒りも理解できる。

しかしこれを読んで一つ驚いたことがあった。

‘飲酒文化を持たず、また遺伝的にもアルコール耐性が極めて低い。特にアルコール分解酵素がまったく無いか極端に少ないため、体質的に少量の酒で泥酔しやす。’とある。

彼らが体質上アルコールに弱いというのは初耳であった。現代のオーストラリア政府の彼らへの手厚い保護下でアルコール依存症などが大きな問題となっているのは、こういった要因もあったのだ。

2008年、元首相ケビン・ラッドはアボリジナルに公式謝罪をした。現在のオーストラリアは、過去の罪を認めている。それならばいつまでも過去の傷を引きずりつづけるより、現代抱えている大きな諸問題に焦点を当てたほうが懸命であるようにとも思える。

以下現代抱えている問題のいくつかを挙げてみた。

家庭内暴力発生率は白色人種の5

虐待による5歳以下の子供の死亡率は白色人種の4

▪0歳から4歳までの子供の40%が虐待により入院させられている

アリス・スプリングスでは、1998年から2005年の間に1500人が刺創により入院

遠隔地に住み家庭内暴力を受けているアボリジナルの女性は白色人種の45倍・それによる入院率は白色人種に比べ35

ノーザン・テリトリーでは、80%の顎骨折がアルコールの摂取によるものであり、この数字は世界で第二位である

 

今さら大自然の中で本能に従った暮らしに戻れるわけはないが、彼らを現代生活へと無理強いさせた後始末はとてつもなく大きく、解決への道は果てしなく遠い。今後オーストラリアの持つ大きな課題の一つである。

 

情報源:ABC News Wikipedia CreativeSpirits

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社会的時差ボケ?!が睡眠不足と肥満増加に拍車をかける!

“オーストラリア人は‘Social Jetlag’(社会的時差ボケ)に苦しんでいる”この社会的現象は今に始まったことではないが、忙しい社会生活を楽しむためには継続するべきであると、ヨーロッパでのリサーチを示唆したオーストラリア人教授の記事を目にした。

‘ドイツ ミュンヘン大学で10年に渡り6万5千人のヨーロッパ人を対象に睡眠、身長、体重などのデータを分析したところ、体内に設置された時計と毎日のスケジュールとの不調和が‘社会的時差ボケ’に関与して人々に眠気を催している。朝早く起きすぎたり、夜更かしする人々の多くは喫煙、鬱、飲酒、食べすぎの傾向にあり、それが体重増加のメタボリズムに影響を及ぼしている。‘

‘夜明けと日没に合わせて最適に寝て起きる時間を知らせる体内時計がどの人間にもあり、これに従わなければ、体内時計はどんどん遅れてセットされ、夜更かしと日中の疲れが結果となる。「現代人は睡眠不足、それにより慢性疲労を引き起こしているのだ。目覚まし時計により起きるのは、相対的に我々の生活の新しい一面である。単純に、睡眠時間は減り続け、それが慢性の疲れとなっている。」とドイツのRoenneberg教授は述べた。’

このリサーチに対して、CQ ユニバーシティ・オーストラリアの教授は、

 ‘1万3千人のオーストラリア人を対象に夜の習慣を調べたところ、96%の人々が朝起きてもだるく、40%は仕事や会議中に居眠りをしている。

「夜更かしでは人は死なないのだから何時に寝なさいとは言うべきではない。人類史上、睡眠時間は最も減っているけれど寿命は延びている。誰もが価値観に添い大切なことを判断して必要な睡眠時間を決めている。コンピューターなどのテクノロジーの寝室への侵入により、ただ寝るよりもっと多くのことを人々はできるようになった。

何かを選択すれば、それにより生じる結果があることを人々は理解する必要がある。

最近の子供は多大なスケジュールに追われていると嘆く親がいるが、中国人の親は違った見解である。「うちの子は他の子供より一日2時間ほど睡眠が足らなかったが、いまでは医者となり高額所得者だ。」良く眠るべきか、マクドナルドで働くべきか?どちらがいいのか?

人々が楽しんでいることにたいしてとやかく言ってもどうにもならない。このリサーチについてある程度の馬鹿正直さがあるが研究者がこの結果を大々的に扱い、メディアを使い議論を活性化する必要がある。‘ 

確かにある程度の健康を保てれば少しくらい睡眠不足であろうがかまわないのかもしれない。あくまでもそれを選択するのは本人次第である。

ただ、睡眠不足により社会のストレス度が上がり人間関係がギクシャクしていくのは良からぬ傾向なのではないだろうか?人が楽しむ分には問題は無いが、親が子供に、上司が部下にイラついて怒る日が増えるのなら、無駄なことに時間を割かずにさっさと眠りにつき快適な朝を迎えてもらいたい。

ここ最近、太陽フレア波のせいか妙に眠くてよく眠る私である。もともと体内時計に従順だから睡眠不足では頭脳が動いてくれないのが本音である。そんな私は娘に、医者にならなくてもいいから、ただただ健康で見識ある大人に育ってくれればいい!と願うだけなのである。

 

News.com.au

 

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子供の食生活を考える! バラエティ良く与えるのは親の責任では?

今年NSW州はイースターホリデー(46日グッド・フライデー・9日イースターマンディ) につづき学校が2週間休みに入った。このイースター・ホリデー時期は、娘の音楽強化合宿で3日間20人弱のランチを用意するケーター(飯炊きおばさん)を頼まれる。

買い物の量や準備、支度と大変な労力を使うが、いつも「美味しい!」と喜んでくれる子供達の顔をみるのが嬉しくって飯炊きおばさんをつづけている。

子供の年齢は10歳から17歳まで、「ランチですよ~!」の声とともに子供が元気良く練習場から飛び出してくる。「手を洗ってください!」の掛け声の後、嬉しそうにお皿を手にした子供が順番に並びだしランチを盛ってあげる。

この音楽合宿は、毎週のお稽古以外に年に一度催されるもので、毎週お稽古に来ている顔馴染みの子供もいれば、初めて参加する子もいる。

そんな中、今年初めて参加したジョージの様子がどうも変なことに気づいた。

まず、初日にメキシカンのトルティヤ(巻く皮)の中味に何を入れたいのか聞いたが、どれも嫌だと言う。豆、アボカド、レタス、トマト、チーズ、ミンチ、どれも嫌い!の一点張り。

「えええ、じゃ一体何を巻きたいの?」と聞くと、じぃっと見定めてから、みんないらない!と捨てゼリフのように言い、コーンチップスだけガバッと掴み去っていったのだ。

野菜嫌いの子ならミンチだけ巻けばいいのに!と思えたが、他の子供達の配膳で忙しく、その日はジョージのことはそのままにしておいた。きっとお腹が空けば何か食べるでしょ!と思ってもいた。

そして2日目、「今日のランチは何?」と朝からジョージは聞いてきた。あら珍しい、今日はちゃんと食べるのかしら?

「今日はお寿司よ、プレゼンテーションもするのよ、皆でいっしょに作るからね。」と言ったら、

I hate susi!(寿司なんて大嫌い)と言うのだ。まったく可愛くない、何この子?我まま坊主!と腹に立ったが、気をとりとめ準備をした。

無事プレゼンテーションも終わり、皆で巻き寿司を作ることになり、子供達が大騒ぎになり嬉しそうに何を巻こうか選んでいるなか、案の定ジョージは「寿司なんか嫌いだ!」と言い後ろのほうに座っている。

先生もさすがに見かねて、「嫌いでも何でもいいから、作るだけ作ってごらん。中身が嫌なら何も入れなくていいから。」と言った。するとジョージは海苔を取り、寿司飯を海苔の上におきだしたのである。もちろん何もいれずにただ巻いただけだが行事には参加したから、まあいいか!とも思えた。しかし一口も海苔巻きは食べなかった。

それでもお腹が空いているはずだからと、照り焼きチキン少しと白いご飯を持っていってあげたら、それは食べてくれた。

3日目のハンバーグは、他の子がちゃんとバンにレタスやトマトといっしょに肉を挟んでいるのに、ジョージはなんとハンバーグだけ3個食べた。そして「もうハンバーグ残っていない?」と戻ってきたのだ。ほらごらん、お腹空いているんじゃない!やっと食べてくれたわ!と内心ホッとした。

この時は腹が立つというより、どうしてこの子は、お腹が空いているはずなのに食べ物をこんなに拒否するのが不思議であった。

後で聞いた話だが、ジョージのリセスは、(こちらの学校ではランチ前にリセスという時間がありフルーツやお菓子を家から持っていき食べる)毎日ポテトチップだけだそうだ。ランチは何を食べているのかは聞かなかったが、やはり彼は日頃からいろんな食物に慣れ親しんでいないようであった。だからワケもわからないメキシカンや寿司なんて食べれなかったのである。

日本の子供に比べたら、アメリカ、英国、オーストラリアでは冷凍食品やファースト・フードしか口にしていない子供がとても多い。

いろんな親がいていろんな食生活がある。様々に事情があるのは理解できるが、せめて子供の食生活くらいバラエティ豊かにしてあげれないのであろうか?ここ多国籍のオーストラリアではほんとうにいろんな国の料理を簡単に口にすることができるのだ。それに工夫をすれば高価な食材を使わなくても美味しいものは食べれるのだから。

20人の子供に一々それぞれの好みを聞いてランチを作るわけにはいかないが、そんな背景の食生活を繰り返しているジョージの家庭事情を知ると、とても可哀想に感じた。

 

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