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高齢化社会を考える                 帰国つぶやき編  その3

 

帰国のたびに気になることは年老いていく両親のこと、そしてどんどん速度を増していく日本の高齢化社会である。30年ほど前、新興住宅地であった実家(地方)のご近所は、今ではほとんどがお年寄りご夫婦、または未亡人の独り暮らしとなっている。小さな子供が走り回ったりする光景はほとんどみえない。近くにあった幼稚園や小学校も少子化で空いた教室が多くあると聞いた。

 

 

 

帰国すると我が家の長年のファミリードクターを訪ねて挨拶をするのだが、今回先生は完璧に寝たきりになっており言葉も交わすことができず、ただただ瞳を見つめ合って心で会話をしてきた。グルメな先生であったのにいまでは流動食しか口にできないでいる。

 

週に数日家に戻ってくるようで、その時は必ずヘルパーさんが付き添うが、24時間ではないので、いない間は奥様が世話をされている。ただ奥様も目と耳が悪く高齢であるからなかなか大変な仕事である。

 

 

 

私は両親が年老いてからの子供であったので、両親も高齢である。幸いなことに元気で痴呆も始まっていないのはとても有りがたい。

 

やはり国外に住んでいると緊急時にかんたんに戻れないから、とにかく一日でも長く元気でいてもらえることを願うばかりである。

 

とは言えどもこちらに戻る度に年老いた両親を残して日本を離れるのは心痛である。

 

 

 

オーストラリアの高齢化は2021年までに65歳以上の総人口に占める割合が12~18%と予想されており(注:少し古いデータしか見つからなかったので、数値は変っているかもしれない)日本が2010年に過去最高の23%に達したのと比べるとまだ低い数値であろう。

 

こちらでは子供が成長すれば親元から離れ、また長男や一人娘と結婚したから両親といっしょに住むという慣習はまったくない。老後を子供に面倒みてもらう感覚は少なく、どちらかが悪くなれば夫婦2人で高齢者施設に入るか、もし独り暮らしになっても政府の介護人が派遣されるパターンが多いようである。

 

各国福祉の違いがあるから比べれるものでもないし、介護や身の回りの世話を他人に看てもらうのか実の子供に看てもらうのがいいのかは、家族関係により違ってくるであろう。

 

 

 

こちらの夫婦は子供が巣立てば、あとは2人きりで生活をしていく。子供に老後をみてもらうという感覚はほとんどないかもしれない。

 

そのせいなのかお年寄りご夫婦はとても仲が良い。日本の定年後や年老いた夫を毛嫌いする奥様像は信じられない傾向であり、わたしはおじいちゃんとおばあちゃんが手をつないで歩いている姿をみるのが大好きである。日本ならきっと照れてしまうだろうが、ここなら美しい光景の一つである。

 

 

 

現在、シドニー在住の友達(一人っ子)は病身のお母様の世話をするために、ご主人にお子さんを残して単身でずっと帰国している。

 

いつ何が起きてもいいようにと、わたしも心の準備をしつつ、日本へ戻ることも考えだす今日この頃である。

 

 

 

 

 

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