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2012年2月

アメリカン・リアリティ番組‘Mobbed’どうする?突然まわりの人が踊り出したら!

 

‘Mobbed’ (訳:手荒い歓迎、もみくちゃになる)というユニークなアメリカの番組を観た。

 

素人が出演者となりその体験内容を番組にしたリアリティー・ショーの一つであり、意中の人へのプロポーズ、妻と子供を捨て去ってしまった父親が娘との再会を願い、また妻にも謝まりたい、このようなちょっと劇的な場面の際に、あらゆるセッティングを仕掛け、多くのダンサーが歌って踊りまわりを盛り上げ、様々な申し込みへの答えがYesNoなのかを尋ねるものである。

 

 

 

申し込む側はすべてTV側と一体になり計画を練っていくが、申し込まれる側は何も知らされていない。全然関係ないセッティングされた場に連れていかれ、突然まわりの気配が変り、お店にいた店員さんや道路を歩いている人々が歌って踊り出すシーンに驚きの連続、わけもわからずその興奮が続いた後、突然音楽や踊りが止まり、その申し込みをする相手が目の前に現れるのだ。

 

 

 

今回の内容は、ピッツバーグに住むパンクのバンドプレイヤーが、5年前に彼のステージに来た女性(ロサンゼルス在住)と直接会ってはいないのだがテキストやメールで交流が始まり、この‘Mobbed‘で告白をして、もし彼女が将来を考えて交際していきたい!というYesなら、ピッツバーグからLAに引っ越してくる決意であった。写真を観ただけで、合ってもいない彼女に彼は5年間も想いを寄せていた。

 

 

 

この場合、番組側の悩むところは、2人がまだ一度も会ったことがないこと、また彼女にNoと拒否されたら、彼の受ける心理的な衝撃はどうなるかであった。家財道具一式をトラックに積め、ピッツバーグから運んできているのだ。

 

 

 

もちろん、番組としては彼女にNoなんて言われては困る。

 

Yes!!」と叫び、TV聴衆者と踊りに参加する一般人やまわりの人々すべてが幸福に満ち溢れるエンディングにするのが、この番組の醍醐味であるからだ。

 

 

 

この番組の起源は‘Flash mob’という現代の一風変ったトレンドからきている。

 

 

 

Flash mobとは、電子メールやテキストを使用してこっそりと情報を流して、全然面識のない人々、もしくは家族、友達、同僚ときままに集合したり、群がったりすること。2003年に始まり、その後ロンドンからローマへ、また世界へ拡大していったようだ。2004年、ロンドンのウオータールー駅には、人々が各自MP3CDプレイヤーを持参するように伝えられ、決められた時間に一斉に踊り出した。その後このFlash mobsに踊りが付け加えられた。’

 

 

 

この番組では、踊りや歌以外に、彼女の好きな映画を聞きだしておいて、そのワンシーンを再現した。

 

映画‘Big Fish’で主演のイワン・マクレガーが黄色い水仙に覆い尽くされる場面がある。黄色の水仙を手にして迎える人々、黄色の傘を持った多くのダンサーが傘を広げ、最後は会場を黄色に埋め尽くした。ミュージカルを観ているような動きや映画シーン再現などの仕掛けは、さすがアメリカのTV番組である。お見事の一言。

 

 

 

そして今回の彼女の答えは、「Yes!」であった。

 

なんとなく予想はされていたけど、やはりこの「Yes!」を聞くまではハラハラしてしまう。番組関係者、プロのダンサー達、踊りに参加した一般人、みんな誰もが涙ぐんでしまい幸福に満たされるエンディングは気分を爽快にさせてくれた。

 

 

 

ちょっとユニークな‘Mobbed’旋風、社会を明るくHappyにしてくれるのなら大歓迎ではないだろうか?

 

 

 

 

 

http://en.wikipedia.org/wiki/Mobbed http://www.imdb.com/media/rm1700698368/tt0319061

 

FOX

 

http://www.youtube.com/watch?v=ebcfFg2ihYw(シドニーのセントラル駅でのFlash mob

 

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日本製品の性能の良さ?  某社プリンターとの格闘記!

 

帰国時にテレビで超薄型ノートパソコンのCMを観て、これは日本から買って帰りたい!と思い吉祥寺の某電気店に飛び込んだ。

 

PC部門には制服を着た多くの店員が立ち並び、みているだけでしつこく話しかけられたが、クルリと一周して値段をチェックして詳細を聞く準備が出来てから店員さんの説明を聞くことにした。

 

 

 

10万円から20万円~と、どうしてこんなに値段に差があるのですか?」が素人の私の最初の質問であった。

 

彼は早口でそれなりに性能の違いと最新版の良さの説明をしてくれたが、途中からある2種(中国製と台湾製)の超薄型タイプの話ししかしなくなった。値段は10万前後でありお値打ちといえばお値打ちだったのかもしれない。

 

 

 

中国製と台湾製のPCの性能を疑うわけではなく、日本のブランドであろうが最近はアジア諸国の工場で製造されているかもしれない。しかしせっかく日本にいるのだから日本製品を買いたいという、そんな私の思いも露知らず店員はその2社のタイプしか説明してくれなかった。結局買うのを止めて店を出ることにした。

 

 

 

きっとその2社のパソコンがその時のスペシャルかプロモーションの製品だったのであろう。

 

 

 

コンピューター関係はアメリカ製、掃除機などはドイツ製とそれぞれの国の良い製品は多くあるが、アメリカでもオーストラリアでも、我が家の電化製品、事務機器、車はほとんど日本ブランドを選んできた。オージーの友達からは「Racist!!」(人種差別主義者、この場合は国製品差別者かな?)と冗談ぽく言われる。

 

 

 

今日は、どうして今まで他国ブランドを買わなかったか!と強く主張できることが起きた。

 

 

 

私の帰国中に上司が急遽プリンターを買い換える必要となり、S社(韓国製)のプリンターを購入していた。「あああ、前はコニカ・ミノルタ社を使っていたのにどうしてS社にしたのかしら?」オフィスで新しいプリンターの箱を開けながら思った。

 

 

 

最初の悪夢?は、まず紙をセットするのに紙ホルダーを機械から抜き出せなかった。本体のプラスチックもすぐに壊れそうな代物であり、(値段が安い分、コニカの比でないのか?)無理矢理引っ張るのも恐くて、でも紙をセットできず、一時中断。購入した店に聞きに行った。

 

 

 

なんと、ここで信じられなかったのは、そこの店員も店頭にある同じ機種のプリンターから紙ホルダーを引っ張り出せないのである。結局、説明の絵には表示されていない、あるボタンを見つけ押して引き出したが、3人の店員が10分かけてからのことである。まったくの苦笑であった。

 

 

 

オフィスに戻りソフトのダウンロードを始めることにした。

 

しかし、またまた問題が。

 

PCとプリンターをUSBケーブルでしっかりつないでも、ダウンロード中に「つながれていません」としかPCの画面に表示しない。ケーブルやUSBポートを変えても同じ結果。ここでまた中断。コールセンターに電話をすると、「インターネットに接続してダウンロードセンターからダウンロードしてください。」と言われた。

 

 

 

これなら家でヒュウレット・パッカーのプリンターのダウンロードをしたことがあるから大丈夫と思ったのは少々甘かった。

 

S社のサイトにいったのだが、まああ、わかりにくい!!!の一言。

 

プリンターの機種を入れても一体どれをダウンロードするのかわからないのだ。

 

ダウンロードのボタンすらわからない???

 

 

 

またコールセンターに電話するのも嫌であったので、せめてユーザーズ・ガイドをダウンロードすることに決めた。すると、このユーザーズ・ガイド、なんと151ページもあったのだ。(こんなに長いものなのですか?)

 

 

 

気長にユーザーズ・ガイドを入手して読み始めると、ちゃんと私がさっき出来なかったソフトのダウンロードの問題がおきたときの解決方が載っていた。

 

どうして?コールセンターが答えを知らないの?なんのためのテクニカル・コールセンターなのでしょう??? 

 

少々怒り気味ではあったが冷静を保つことに決め、数時間の格闘の後、やっと印刷することができた。過去、何台もオフィス機器を扱ってきたが、こんなに苦労したのは初めてである。

 

 

 

さああ次なるスキャナーは???

 

もちろん、またまた問題が生じる。そして長いユーザーズ・ガイドに目を通し、「こういう問題が起きたら!」と説明を見つけた。

 

 

 

この会社、ユーザーズ・ガイドはとても優れものである。

 

でもね、どうしてこんなに問題ばかり起きるの?それに問題ならどうしてそれを改善してから商品として売り出さないの?という思いであった。

 

 

 

もう変なコメディ番組の主人公になったような、ここまでくると怒るに怒れず滑稽過ぎて、上司と笑いが止まらずにいた。しかしへとへとに疲れたのは言うまでも無い。

 

 

 

オーストラリアの携帯電話はアメリカ製か韓国製がシェアーを占めている。

 

携帯に関しては、S社は割りと良い(契約期間のちょうど2年しかモタナイが!!)。

 

 

 

外国にいると日本製品の購入は高いし困難なこともある。

 

それでも日本ブランド製品に引き寄せられる私です。

 

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Happy Valentine’s Day! シドニー湾にロマンスを運んだ クイーン・メアリー2号

 

昨日、3隻のオーシャン・ライナー、今朝、世界最高クラスの豪華客船クイーン・メアリー2号が入港とシドニー湾は大忙しである。

 

214日バレンタイン・デイということもあり、このクイーン・メアリー2号の煙突には可愛い赤いハートが描かれている。

 

 

 

‘エッフェル塔より15m、オリジナル船クイーン・メアリより30m長く、レストラン10軒、プール5面、プラネタリウム、客船としては最大の図書室とボール・ルーム設備、あのタイニック号の3倍の大きさを持つ巨大な客船である。’

 

 

 

シドニー湾の美しい朝をさらに彩ったクイーン・メアリー2号がシドニー・サイダー(地元の人々)の注目を浴びるのは当然であるが、今朝一番のニュースになったのは、この日のためにプロポーズを準備したある男性のことであった。

 

 

 

クイーン・メアリー2号に「Marry me Jess!」(ジェス、結婚してくれ!)という大きな垂れ幕がぶら下がっていたのだ。

 

 

 

ジェスって誰?バレンタイン・デイに結婚の申し込み?

 

美しい客船の入港シーンを映していた各テレビ局は血眼になってこのカップルを探し出すことになった。

 

 

 

‘ジェスは、「ミセス・マコリーズ・チェアー(オペラハウスの対岸にある眺望ポイント)に座っていてくれ!」と彼に言われており’、もちろん答えはYes.であった。

 

9時前には各テレビ局もカップルを発見、その模様をテレビで流していた。

 

嬉しそうに涙ぐむカップルを観るのはなんとも微笑ましい!

 

バレンタインの朝、素晴らしい心温まるプレゼントをもらったようだ。

 

 

 

日本のバレンタイン・デイというとデパート地下でチョコレート売り場に殺到している女性軍団が浮かんでしまうが、ここオーストラリアでは、女性から男性にチョコをプレゼントするというしきたりはない。恋人、夫婦、カップルをはじめ、家族や親友同士でもお互いにギフトやカードを交換したりする。

 

 

 

自分は遠く離れた家族や親友に電子カードを送っているところだ。

 

さて、今夜は何かご馳走をつくって、季節のフルーツとチョコレート・フォンドュでも娘と楽しもうかな!

 

 

 

Happy Valentine’s Day! 皆様も心温まるHappyな時間が過ごせますように!!!

 

 

 

CH 9 news.com.au

 

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ホイットニー・ヒューストンさんの死を悼む  自分の悪魔に負けた日!

 

今朝のニュースでホイットニー・ヒューストンの悲報が流れつづけていた。

 

 

 

12日午後8時(アメリカ東部標準時)ロサンゼルスではGrammys 2012(グラミー賞授賞式)が開演する。あと数時間で開幕となりつつある現場は急遽、‘彼女の追悼シーンを準備している’とあった。

 

 

 

彼女はこのグラミーのために現地入りしてビバリーヒルズ・ホテルに滞在していた。

 

ニュースでは、'遺体は浴室で発見され、眠ってしまい溺死したのか、または薬物か何かにより溺れる前に亡くなっていたのかは定かではなく、死因がわかるのは数日から数週間かかる。‘ とある。

 

 

 

19歳の娘さんはホテルは、一切現場に立ち入ることができず、もちろん突然の衝撃で病院に運ばれている。’家族や身近な人々のショックは計り知れない。

 

 

 

このニュースを今朝聞いて感じたことは、ああやはり!という思いであった。

 

前回オーストラリアで巡回公演をしたとき、地方各地での批評は芳しくなかった。

 

 

 

過去の栄光への復活を試みた2010年オーストラリアン・ツアーであったが、 「全盛期は、パフォマーとして力強く無類のない声“の持ち主であった。しかしこのツアーでは、過去の彼女自身の影であり、批判、歌声と振る舞いへの非難しか注目を浴びず、この悲劇はあまり衝撃ではなかった。」とABCテレビのベカー氏は述べている。

 

 

 

このときは彼女があと数年の命とか誰も深刻に考えていなかったはずだが、今朝はこの悲報の要因が頭に浮かび、諸問題から立ち直れなかった結果は残念としか言いようがない。

 

 

 

2002,「アルコール、マリファナ、コケイン、クラック、リハビリ失敗、いろいろあるけど、一番のDevil(悪魔)は何?」とのダイアン・ソイヤー(ABCインタビューアー)の問いに、「最大の悪魔は自分。自分は親友でもあり敵でもある。」と答えていた。

 

 

 

素晴らしい歌声で富と名声を手に入れ世界中何千何万の人々を魅了したホイットニーさんだが、私生活は薬物依存症、拒食症、元夫から受けていた家庭内暴力と数多くの問題を抱えていたようであった。

 

 

 

映画'ボディ・ガード‘のI always love youは皆さんご存知だと思われるが、

 

最後にこのYou Tubeを聴いてもらいたい。

 

http://www.youtube.com/watch?v=GBLDiviApCQ

 

この時期にスーパー・ボウルの国歌斉唱でアメリカを湾岸戦争に奮い立たせたシンガーの底力はどこにいったのか?

 

あのパワフルな歌声で、自分の悪魔に立ち向かって行けなかったのであろうか?

 

 

 

真の歌い手がこの世から減るのはとても悲しいことだ。

 

ご冥福をお祈りしつつ。

 

 

 

The Sun Herald Morning Today ch9

 

ABC

 

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オーストラリアよ、将来の仕事はどうなる? 農業や製造産業は無くなるのか? 

 

2012年に入り、Job at Risk!というニュースを頻繁に聞くようになった。

 

世界的に経済不況がつづく中、オーストラリアの経済は安定しているから大丈夫!という強気な姿勢がついに崩れかけてきたようである。

 

Job at Risk!! 国民が雇用の危機に直面し始めたのだ。

 

 

 

1月末、トヨタ・オーストラリアはメルボルン工場の労働者350人を削減、さらに3千人の自動車産業の労働者が雇用の危機に直面している。これは豪ドル高と車の需要が減っていることが要因とされている。’

 

 

 

車産業の人員削減は今に始まったことではないが、これに対して州政府は補助金を注ぎ込むよう検討する動きである。しかし過去にホールデン(オーストラリア唯一の車メーカー)三菱オーストラリアといい、どれだけの税金をこの補助金として使いこみ、無理矢理工場を作動させてきたことか?そしていったいどこのメーカーがその政策に成功しているのであろうか?

 

 

 

今朝のニュースでは、高騰する豪ドルの影響を受け従業員600人削減の危機にあるAlcoa社(アルミニウム産業)の話しが取り上げられていた。

 

 

 

長くつづいている豪ドル高の影響で牛羊肉輸出会社を経営している知人は会社をたたむことを考えている。輸出産業の会社倒産や雇用削減は豪ドル高が猛威を振るいつづける限り止まないであろう。

 

 

 

もう一つの雇用危機の懸念は製造業である。従業員の手厚い保護によるコスト大が大きな要因である。

 

 

 

11月のこのブログ‘2大スーパー・マーケット 価格競争が及ぼすオーストラリア農産業への影響’でも書いたが、経費節減から国内の食品加工製造業は減りつつあり、賃金の安いアジア諸国での製造業は増えていくことであろう。

 

 

 

またアジア諸国の安い農産物の輸入が増えれば増えるほど国内農産業は衰える。

 

ただでさえ気候変動、干害、洪水、サイクローンなど天災による農地への被害は深刻化しているのに商業的価格競争を追及する愚かな大企業がいる。

 

 

 

いったいオージーの職種はどうなっていくのであろう?

 

 

 

天然資源が豊富に埋蔵しているから、資源発掘産業は急成長を遂げ輸出利益は増大することであろう。しかし農家や工場で働いていた人々が、その採掘現場に就労するわけにはいかない。ロケーションや技術がまったく違う。またこれらの現場では世界の採掘技術者を優遇するヴィザを発行して外国人労働者を多く募っている。

 

 

 

これでまたオージーの仕事先は減るのだ。

 

 

 

オーストラリアの失業率は5.2%、アメリカ8.5%、日本4.6%である。

 

他国と比べてどうというものでもないが、この数字が増えていかないことを望むばかりである。。

 

 

 

 

 

The Australian Herald Sun The Sydney Morning Herald

 

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オーストラリア・ビジネス界を背負うリーダー軍団  ホームレス・レスキューに活躍!

 

20116月、およそ1000人の国内ビジネス界のリーダーが、ホームレスが毎晩過ごしている状況を一夜だけ体験するチャリティーを行った。寝袋とダンボール紙を持って、ハーバーブリッジの真下にあるルナ・パークのコンクリート上で一晩過ごした。

 

シドニーの6月は冬、気温は7~9度くらいまで下がるから、ダウンジャケットや寝袋(通間用)は必須である。

 

 

 

St.Vincent de Paul Society(慈善救済団体)が主催するこのチャリティーの主旨は、様々な教育プログラム、レクリエーション活動、社会復帰への援助など、ホームレスを救済するための資金集めである。

 

 

 

また目的は寄付金を集めるだけではなく、現在ホームレスの生活を虐げられている人々がいることを一般人に知らせ、その認識を高めることである。

 

2011年は420万豪ドルの寄付金が集まり、2012年は621日に予定されており、現在登録者を募っている。

 

 

 

ホームレスというと日本では中年以降の男性というイメージがあるがこの国では少し違う。

 

 

 

‘オーストラリアには105千人のホームレスがいる。

 

12千人の12歳以下の子供、22千人の12歳から16歳の少年少女は住む家がない。

 

恐怖は天候や寒さだけではない、麻薬注射や針が転がっているような場所で寝ることである。家庭内暴力から逃げ回る妻と子供、こんな便利な国に住んでいるのに3日以上シャワーも浴びることができない人々がいるという現実。‘

 

 

 

そして昨日、セント・メアリー大聖堂ではカンタス航空の最高経営責任者アラン・ジョイス氏やTherese Reinさん(元首相ケビン・ラッドの奥様で大起業家)など、経済界のCEO(最高責任者)がホームレスにバーベキューを提供し慣れない手つきでソーセージを焼いていた。

 

 

 

企業のトップ陣営がこういう形で社会に貢献するのは素晴らしい。

 

日本なら「我が社はお金で寄付しているから!」などと言われる社長さんがいそうだが、こういう形の援助活動は斬新であり社会へのインパクトが強いからだ。

 

 

 

それとも日本の経営トップ陣はもうすでに活動されていて、わたしが知らないだけなのか?

 

 

 

http://www.ceosleepout.org.au/

 

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炭層ガスが地球に優しいエネルギーとなり日本へ届くのはいつのことか? 

 

今朝、テレビで政府のCoal Seam Gas(炭層ガス・略CSG)に関するキャンペーンを目にした。この炭層ガス・CSGとはいったい何であるのか?

 

 

 

半年ほど前にこの炭層ガスの採掘をめぐり、地元農家と採掘会社が何かでもめているニュースを観た覚えがあったが気にも留めずにいた。今回は少し調べてみることにした。

 

 

 

‘炭層ガスとは石炭から採れる最も純粋な自然ガス。石炭を使用した電力発電より70%にのぼるまで温室効果ガス排出を減らすことができ、オーストラリアでのクリーンなエネルギー供給を確実にしていくと言われている。輸出産業には何十億ドルの利益が見込まれ、それによりインド、日本、韓国、中国、マレーシアなどの排ガス削減を援助することになる。’

 

 

 

今回、よりクリーンなエネルギー源として炭層ガスを液化天然ガスに進めていくプロジェクトは世界で初めての試みである。

 

 

 

キャンペーンのキャッチフレーズは良いこと尽くめである。

 

 

 

探査、採掘、輸出により経済的な恩恵への疑いはなく環境や社会面でも恩恵を受ける

 

オーストラリアのCSG埋蔵量は100年分

 

採掘施設(2030年までにQueensland州に40000の鉱泉を掘る)近辺の市町の雇用拡大

 

連邦政府への所得税400億ドルが見込まれる

 

輸出額増大・環太平洋諸国はオーストラリアの主要貿易国となる

 

 

 

これだけ聞いていれば、こんな良い話はない!と思われるが、この炭層ガス採掘には様々な問題を抱え、今後どう進展していくのであろう。

 

 

 

このCSG採掘への探査場所は、この国の農産業に占められている土地であり、また最も農産物の生産高の高い土地などとも重なっている。

 

 

 

土地の表面(地上)は農家が利用して、その奥深い地中にCSGが埋蔵されているが、CSG採掘には地下の多くの水が排出され、またその地下の水は農産業にとっては必要不可欠なものである。もちろん排出された水を簡単に利用すれば問題はないのだが、この採掘にともない排出される水には多くの塩分や有毒な化学物質が含まれている。

 

どこかに一度貯水して、その後脱塩や海水淡水化プラント(この場合は海水ではないが)のような設備が必要となるのだ。

 

その後、水は灌漑用、飲料水、河川への放出が可能となるらしいが、今後開発していかなければいけない事業である。

 

 

 

113日にブリスベンの南でこのCSGを反対するプロテストが行われた。

 

水の汚染、農産業と観光業への影響、この採掘事業会社の一部が外国資本であることが理由に上がる。

 

 

 

東日本大震災後の福島第一原発の放射能汚染漏れ問題の最中に日本はあるが、政府が原子力発電をなくしていく方向であれば、代替エネルギーを迅速に開発していく必要性が大なのは素人のわたしでもわかる。その開発や研究に日夜励んで頑張っている人々も多いと思われる。

 

 

 

この炭素ガスが日本列島の地下に埋没しているとは思われないから、開発中のオーストラリア、アメリカ、カナダなど他国からの輸入となるであろう。

 

 

 

東京ガスはLNG(液化天然ガス)を求め、西オーストラリアやダーウィンに進出している。

 

近い将来この炭層ガスも日本へ輸出されていくのであろうか?

 

 

 

地球により良いエネルギーを発見して開発していくのは素晴らしいことである。

 

それプラス、人々の生活環境を見直し改善していくのも一つの方法ではないだろうか?

 

贅沢さや便利さに溢れる生活を質素倹約に向けたらどうか?

 

 

 

効き過ぎのエアコン、ギラギラと輝く夜景。

 

Earh Hour1年に一度、一時間だけ電気を消す・シドニーが発祥の地)を増やしたり、車に乗らない日を増やしたり、震災後の節電に協力した日々のように、小さなことでも地球上多くの人々が一斉に行えば効果はあるように思えるのだが。

 

 

 

 

 

The Sydney Morning Herald

 

http://www.abc.net.au/news/specials/coal-seam-gas-by-the-numbers/

 

http://www.energyskillsqld.com.au/industry-sectors/coal-seam-gas-liquefied-natural-gas-industry/csglng-in-queensland

 

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高齢化社会を考える                 帰国つぶやき編  その3

 

帰国のたびに気になることは年老いていく両親のこと、そしてどんどん速度を増していく日本の高齢化社会である。30年ほど前、新興住宅地であった実家(地方)のご近所は、今ではほとんどがお年寄りご夫婦、または未亡人の独り暮らしとなっている。小さな子供が走り回ったりする光景はほとんどみえない。近くにあった幼稚園や小学校も少子化で空いた教室が多くあると聞いた。

 

 

 

帰国すると我が家の長年のファミリードクターを訪ねて挨拶をするのだが、今回先生は完璧に寝たきりになっており言葉も交わすことができず、ただただ瞳を見つめ合って心で会話をしてきた。グルメな先生であったのにいまでは流動食しか口にできないでいる。

 

週に数日家に戻ってくるようで、その時は必ずヘルパーさんが付き添うが、24時間ではないので、いない間は奥様が世話をされている。ただ奥様も目と耳が悪く高齢であるからなかなか大変な仕事である。

 

 

 

私は両親が年老いてからの子供であったので、両親も高齢である。幸いなことに元気で痴呆も始まっていないのはとても有りがたい。

 

やはり国外に住んでいると緊急時にかんたんに戻れないから、とにかく一日でも長く元気でいてもらえることを願うばかりである。

 

とは言えどもこちらに戻る度に年老いた両親を残して日本を離れるのは心痛である。

 

 

 

オーストラリアの高齢化は2021年までに65歳以上の総人口に占める割合が12~18%と予想されており(注:少し古いデータしか見つからなかったので、数値は変っているかもしれない)日本が2010年に過去最高の23%に達したのと比べるとまだ低い数値であろう。

 

こちらでは子供が成長すれば親元から離れ、また長男や一人娘と結婚したから両親といっしょに住むという慣習はまったくない。老後を子供に面倒みてもらう感覚は少なく、どちらかが悪くなれば夫婦2人で高齢者施設に入るか、もし独り暮らしになっても政府の介護人が派遣されるパターンが多いようである。

 

各国福祉の違いがあるから比べれるものでもないし、介護や身の回りの世話を他人に看てもらうのか実の子供に看てもらうのがいいのかは、家族関係により違ってくるであろう。

 

 

 

こちらの夫婦は子供が巣立てば、あとは2人きりで生活をしていく。子供に老後をみてもらうという感覚はほとんどないかもしれない。

 

そのせいなのかお年寄りご夫婦はとても仲が良い。日本の定年後や年老いた夫を毛嫌いする奥様像は信じられない傾向であり、わたしはおじいちゃんとおばあちゃんが手をつないで歩いている姿をみるのが大好きである。日本ならきっと照れてしまうだろうが、ここなら美しい光景の一つである。

 

 

 

現在、シドニー在住の友達(一人っ子)は病身のお母様の世話をするために、ご主人にお子さんを残して単身でずっと帰国している。

 

いつ何が起きてもいいようにと、わたしも心の準備をしつつ、日本へ戻ることも考えだす今日この頃である。

 

 

 

 

 

Health InfoNet ウィキペディア

 

 

 

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