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2011年12月

心に響く美しい天使の歌声  聴覚障害者合唱団    in Brisbane

 

今朝のニュース番組(CH9)でなんとも可愛く優しい歌声のクリスマス曲(サイレント・ナイト)を耳にした。街角ではクリスマスキャロルが流れる日々であるが、今朝の歌声はそれらとは少し違い、どの合唱よりも心に響くものがあった。

 

 

 

この歌声の主は、ブリスベンに拠点を持つHear and Say(ヒア・アンド・セイ)という聴覚障害者センターで学んでいる子供達である。

 

1991年に設立したこのセンターは、新しくAuditory-Verbal (聴覚―言語)セラピー・プログラムを開始、「聴覚障害を持つ子供達が聴く事と話す事を学ぶ」に重点を置いている。そのプログラムの一環として合唱がある。

 

 

 

この合唱団には、聴覚障害のある子供の兄弟や姉妹(健常者)もいっしょになり歌い、重度の障害、片方の耳だけ障害を持つ子、補聴器が必要な子と障害の度合いは子供によって異なる。

 

ちょっとハニカムような囁く小声ではあるが、子供達が正常に音を聴くことができないなんて想像もできない。

 

オーストラリアで初めて構成された聴覚障害を持つ子供の合唱団であり、来年は国内を巡回公演して、聴覚障害者でも不可能に思えることを可能にできることを社会に呼びかけていくそうである。

 

 

 

年の暮れ、受験や恋の悩み、会社の嫌な仕事や上司の愚痴、家族間の問題、山のように積み重なるストレスを抱えている人々が多くいると思われるが、そんな時、この彼女達の歌声を聴いてもらいたい。健常で生まれ育っていることの大切さに感謝できれば浮世の悩みはちっぽけにみえてくる。

 

 

 

Merry Chritsmas & a Happy New Year!!!

 

 

 

歌声を聴いてみて!

 

http://www.couriermail.com.au/questnews/west/deaf-choir-sings-christmas-carols/story-fn8m0u4y-1226218374823

 

 

 

http://www.hearandsaycentre.com.au/

 

 

 

PS いつもいつもこのブログを訪れてくださる皆様、今年一年ありがとうございました。数週間ほど日本を訪問、しばしブログはお休みです。

 

2012年が皆様にとり素晴らしい年となることを祈りつつ。

 

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アニマル・セラピーの需要性    女子刑務所で子犬を育てる!

 

1211日にこのブログでワンちゃん(犬と呼んではいけないそうです)訓練校に訪問したことを紹介したが、もう一つNSW州で活躍している大切なワンちゃんの役割を書き忘れたので紹介したい。

 

 

 

このワンちゃんとは直接合えなかったが、ラブラドールの盲導犬と同じ犬種が妊娠直前になると、ある家に送られる。

 

その家とは、女子刑務所の一環で一般家庭とまったく同様に台所、居間、寝室すべてが設備されている。その家に入居できるのは、何年か刑を終え出所直前の囚人で、監獄とは違った一般の生活をしていくための練習場のようなものだ。

 

 

 

ラブラドールは多産系(どのワンちゃんもそうだが)14匹くらい子犬を産み、出所間近の女性達がその子犬の世話や面倒をみる。

 

一度に14匹の子犬の世話は大変であるが、可愛いし、そばにいるだけで幸わせになるような癒しの効果が大きく、その子犬たちを育てていくうちに、罪を犯し刑務所で冷え切った心に愛情や命の尊さを学ばせるという目的がある。 だから妊娠寸前のワンちゃんが送られるのである。

 

 

 

また大人のラブラドール(母親犬)をショッピング・モールに同伴させて、町や社会にごく普通に溶け込む練習もする。ワンちゃんがいっしょにいてくれるから、囚人たちは安心でき、また社会復帰への自信をつけることができるのだ。

 

 

 

日本からアニマル・セラピーの勉強をして、この訓練校に研修に来ていた日本人学生に日本の状況を尋ねたところ、彼女の知っている範囲では、老人ホームに犬を連れて訪問するボランティア的なものが日本では主であると話していた。

 

 

 

日本の刑務所に家があり犬を飼える設備があるかは疑問であるが、これは素晴らしいシステムであり、将来刑務所ばかりではなく、様々な施設でワンちゃん達の活躍の場が増えたらいいと感じる。

 

 

 

昨日、仲の良い友達(美容師さん)の家に髪の毛を切ってもらいに行った。緑の芝が広がる裏庭には2匹の猫がのんびりと歩きまわりゴロリと昼ねをしていた。

 

もちろん髪を切ってもらいさっぱりしたが、猫を眺めたり撫でたりして心安らかになっていった。

 

確か、井の頭公園の横に猫がいっぱいいるカフェがあったような気がするが、猫をみているだけで癒される。猫の効用も大きいのである。

 

 

 

アニマル・セラピーの需要が必要な社会である。外国の良い面を学びしっかりとした犬訓練師の育成と、それを受け入れる施設が日本で増えることを望む。

 

 

 

 

 

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のんびり静かに日帰り旅行  気分をリフレッシュ!     Watson Bay

 

世界の大都市に比べシドニーほど自然と共存し美しい都市は数少ないのではないだろうか。

 

イチジクの巨大な樹木(Fig Tree)が茂る地元民憩いの場ハイド・パーク、その横にそびえ立つセント・メアリー大聖堂、王立ボタニカル公園、ハーバーブリッジやオペラハウスなどの壮大な建築物は今さら言うまでもないが、とにかく素晴らしい。またセントラル駅、タウンホール、Queen Victoria Building、マーティン・プレイスなど市の中心に立ち並ぶ古いサンド・ストーンの建物はとても趣があり、また湾に面しているせいか、街全体が潮風で浄化されている感じを受ける。

 

 

 

それでも大渋滞の交通網、都会の喧騒や人混みに疲れることもある。

 

そんなときは南北や西に少し足を少し伸ばせば気軽な日帰り旅行が簡単に楽しめる。

 

北なら風光明媚な田舎の海岸町Gosford方面へ1時間、南なら静かな海岸線が広がるWollongong方面へ1時間、西ならブルーマウンテンへと2時間弱で到着、日帰り旅行に適している場所が数多くある。

 

 

 

ここのところ長くつづいた大雨や悪天候がやっと晴れ間となったので、先週末サーキュラー・キイに出向いた。本当はブルーマウンテンに行きたかったが、家を出た時間が遅かったので、近場のマンリーーに行こうと思っていた。しかしちょうど目の前でフェリーが出港して、その横の乗り場のWatoson Bay(ワトソン湾)行きのフェリーに飛び乗ってみることにした。

 

 

 

サーキュラー・キイからフェリーに乗る魅力は、ハーバーブリッジ、オペラハウス、シティのビル群が違った角度から眺めれることだ。そして高速度で水しぶきを上げて波の上を走るのは爽快そのものでもある。

 

 

 

ワトソン湾はシドニー湾の南入り口に位置しサーキュラー・キイから30分弱で到着する小さな町だがシーフードレストランやカフェが揃っている粋な湾である。

 

 

 

ここではGap(ギャップと呼ばれ自殺の名所として有名な崖)側への歩道か、Lady Beach(ヌーディスト・ビーチ)を抜け、見渡しの良い崖の上に立つ灯台にたどりつく歩道と2つの簡単なハイキング・コースがある。

 

 

 

ちょうど昼前に到着したので、船着場のカフェで海老が目一杯詰ったロールサンド(7.50ドル)を買いバッグにいれ灯台を目指した。歩道の横にある小さな砂浜ではスキューバ・ダイビングの講習を受けているグループや、はるか遠くにシドニーのビル群がみえる、また海では26日(ボクシング・デイ祭日)に開催されるシドニー・ホバートのヨットレースに出場する大型ヨットの練習風景を眺めることができた。30分ほど歩いて灯台の立つ崖に着き岸壁に座りランチにした。12月(夏)とは思えない爽やかな日であった。

 

 

 

赤と白の縦線の入ったこの灯台は、‘1857年にロンドンから来た船が激しい雨と高波により舵を誤り岩場に衝突し、121人の命が失われた。その2ヶ月後に北側の湾への入り口でもまた船が事故にあい、この灯台建設が始まった。’

 

 

 

フェリーからの景色、シーフード・ランチ、青緑に輝く海と真っ白な砂浜、崖から見下ろす雄大なタスマニア海、赤白の可愛い灯台、これといって贅沢でもなく絶景でもないかもしれないが、素朴で静かな散歩を楽しみたい人々には是非お勧めの散歩道である。

 

 

 

 

 

http://www.lighthouse.net.au/lights/nsw/Hornby/Hornby%20Lighthouse.htm

 

 

 

 

 

 

 

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国立公園ブッシュランドの横 ワンちゃんから癒された仕事         

 

シドニーは暦の上では夏なのに12月に入ってから冬に逆戻りしつつ、50年ぶりの降水雨量最高値、最低気温の記録(12月)を出した。朝青空が少し見えていても突然横殴りの雨や風となる。この最悪な天候がつづく中、ある仕事の依頼を受けた。

 

 

 

行き先はシドニー中心から電車で1時間、犬の躾トレーニング、ペット・ホテル施設、探知犬養成、身体障害のアシスタント・ドッグをトレーニングする施設であった。

 

普段はバスや車しか使用しない郊外に住んでいるので、電車に乗るのは久しぶりであり、車窓を楽しんだ後、駅に到着した途端に感じたのは空気が澄んで甘いことであった。

 

 

 

湾からの潮風が流れるシドニー中心地でも東京ほどではないがやはり排気ガスが漂うこともしばしば。着いた駅の真横には国立公園(RoyalHeathcote National Park)があり、見渡す限りブッシュランドの緑が広がるせいか空気の美味しさは最高であった。

 

駅の横から国立公園内へとつづく散歩道の入り口があり、後ろ髪を引かれる思いで現場に向かった。

 

 

 

現場では様々な役割を持ち、人間社会に貢献して活躍する犬を育てており、今回出会った何匹かの犬の紹介をしてみたい。

 

 

 

オーストラリア犬でCattle Dog(豪・牧畜犬)と呼ばれる犬がいる。

 

19世紀、広い荒地などで農家が羊を追うために繁殖させた犬の種類で、大きさは中型、頭の回転がとても速く、毛が短く黒く灰色のブチが入っている。愛嬌のある顔をしていて可愛いのだがとても活動的でじっとしていない。ここにいた3匹のうち2匹は最初はペット犬として一般家庭に飼われていたが、飼い主が世話ができず捨てられた子たちであった。

 

 

 

Fly Bites(フライ・バイト)というハエに噛まれて、そこから羊が感染するという病気があり、その羊を嗅ぎ分けることができるようにCattle Dogを探知犬にしようという、世界では始めての試みが行われていた。羊の種類によってハエに噛まれても感染するのとしないのがあり、どの種類が感染しないかを判別し、その種類を繁殖させるのが目的である。

 

現在はまだ途中の段階であるが日に日にこの3匹は嗅ぎわける力をつけているようで、将来が楽しみである。

 

 

 

次は、空港でよく見かけるビーグル犬が果物、肉を嗅ぎ分ける訓練所に行った。ここでは探知する犬と、また探知犬を訓練する訓練師も学んでいる。わたしは犬達の訓練を見たが、犬の性格により訓練の内容を変えて行われていた。最初に犬の性格を見抜いて、訓練方法を練ることが必要で、ただ餌と体罰で(飴と鞭)行う躾訓練とは違っていた。

 

その他に素行の悪い犬の躾訓練や身体障害といっしょに住んで、なんらかの形で人の生活を補助する犬達の訓練風景を垣間見た。

 

 

 

私はもともと猫が大好きであり、あまり犬には興味がなかったが、この現場に足を運んで以来、今までの犬への思いが180度変化した。可愛いという一言に尽きるが、それ以外に人を癒してくれる犬のものすごいパワーを感じた。そのせいなのか、施設で働くスタッフは良い人ばかりであり、またスタッフの犬への愛情は満ち溢れていた。

 

犬も子供も同じである。愛情を与えることの大切さを一段と学んだ。

 

 

 

仕事や人生に疲れた人には、犬や猫と話したり動物園や水族館に行くことをお勧めしたい。

 

今回は1週間の仕事であったが、私自身、日頃の疲れもストレスもすべて消えていくようであり、少々の悪天候でも毎日楽しく出勤した。もちろん国立公園横という場所も手助けしてくれたのは言うまでもない。たまには都会を離れるのもいいものだ。

 

 

 

今後アニマル・セラピーにもっともっと重点を置き、家庭のペットばかりでなく、人のために役立つワンちゃんが増えてくれることを望むばかりである。

 

 

 

*‘アニマルセラピーとは、動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられている’

 

ウキペディアより

 

 

 

http://en.wikipedia.org/wiki/Australian_Cattle_Dog CattleDogの写真入り

 

 

 

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