« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »

2011年2月

日本の美と大和撫子の魅力満載  琴の音色が響いた夏の夜    in Sydney

昨夜、お箏を習っている友達のコンサートがあり出かけた。 

普段なら我が家から30分もあればすぐに行ける距離であるが、土曜の夜のせいか道路は大渋滞。 なんとか裏道を走り抜け会場には開演ギリギリに到着した。 

少し前のニュースでもいっていたが、シドニー街中の道路状態は世界でも悪名高き渋滞道路である。 主要道路は平日の出勤時間帯以外、週末でも時間により渋滞麻痺になるのだ。 

向かった場所はシドニー大学構内にあるThe Old Darling School(オールド・ダーリング学校)。 シドニーの文化遺産である煉瓦造りの建物は、小さいながらも味合いのあるコンサート会場であり、小さなステージを囲んで100人くらいの人々で埋め尽くされていた。 会場に来ていた人の1割くらいが日本人、残りは地元オージー、年齢層は若者(学生)、演奏者の家族、高年齢層といった感じであった。

このグループは沢井箏曲院、シドニーで活躍している小田村さつき師匠さんとその生徒さん8人からなっている。 曲目は古典が一曲演奏され、あとは現代曲であった。

昨夜は、わたしの持つ箏の概念を大きくかえた演奏会であった。 

13弦の普通の箏は見たことや聴いたことがあったが、17弦の大きな箏は初めてである。 力強い低音、また弦や箏を叩くような奏法、パワフルであり、また日本特有な繊細さもある。 

まさしく日本の美という言葉しか浮かばない。 またさつき先生は金色に光るようなオーラを持ち、軽やかに美しく見事に弾きつづけていた。 変な言い方であるが、箏に一目惚れ!であった。 

途中、近くのシドニー・クリケット会場で行われていたラクビー試合の開幕花火の音が聞こえてきた。 箏の音色と花火!まるで日本の夏の感覚に陥ってしまった。

大きな拍手喝采のなか演奏会が終わる頃、演奏者の緊張の顔が笑みに変わり、観客すべてに感動が走っていた。 

シドニー大学の古い校舎を歩きながら、ニタニタと笑顔(三日月眼)が止まらず、鼻歌まじりに帰路に着いた。 なんて幸せな夏の夜だろう。

http://satsukikoto.com.au/sawai/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

結婚検定が必要なのでは? 結婚するのは親ではなくあなたよ!     In Sydney

仕事の関係である男性と話す機会があった。 彼は私が日本人であることを知ると、急に相談事をもちかけてきたのである。

内容は、彼の親友が結婚間近まで話が進んでいたのに、突然彼女が国に戻り音信普通になってしまった、というものである。 彼の国籍はアルメニア、彼女は日本であった。

2人の関係は彼女がシドニーにワーキング・ホリデーで来ていたときに始まった。 1年つきあい、そろそろ結婚を2人で話し合いだした頃、日本から彼女の母親が訪ねてきた。

もちろん母親は娘の結婚希望者に合いにきたのであろう。 そして母親が娘を連れて日本に戻ってしまった。 ここで不可解なのは、理由も何も言わないで突然帰っていってしまったことだ。 この男性は日本の連絡先へも何度も連絡を取っているが、話すこともできないでいる。 そうとう落ち込んでいるようで、親友としても胸を痛めているようであった。 もし日本語で連絡が取りたいのなら、私が電話してあげるから、いつでも言ってきてとその場を去った。 

この話を聞いたときに、ああまたか!という思いになった。

実は数年前に、ある友達(イギリス系)の甥が日本人女性と結婚することになり婚約パーティを開いた。 私もそれに参加したが、その後日本から母親が訪ねてきて、突然婚約破棄になり娘を連れて日本に帰っていったのだ。 

どう考えても母親が結婚を反対して連れて帰ったとしか考えられず、その時友達は甥を不憫に思い「どうして娘の結婚に母親が介入するの? どうして娘が選んだ人を信用してあげないの?」と言い続けた。 しかし真相がわからないから何もできない私であった。  

ここでは2つの大きな問題がある。

まず一つは娘の結婚に親が介入するし、娘もそれに従う。

日本は家族の結婚という意識が根強く残っている。 したがって両親の気に入らない相手、まして外国人であれば壁はそうとう大きくなる。 その女性が親の反対やその壁を破ってでも結婚したいという根性がなければ、そんな結婚はしなくて正解である。

もう一つは、結婚を簡単に決めてしまう人々であろう。 一時の感情で恋に落ち、ヴィザもそろそろ切れる!それなら永住権を取得できるから結婚しよう!というもの!? ひどい人になると、永住権欲しさに無理やり結婚して、なんとか2年持たそうという女性も多々いる。(結婚して2年間は仮の永住権であるから)

ひどい人はアルコール中毒や暴力的な彼に必死にすがりついている女性もいる。 自分を身の危険にまで落としいれ、それでも手に入れたい永住権なのであろうか? 

まあ、ロシアン・ブライド(ロシア系女性で永住権目当てに結婚する)よりは、まだ恋愛をした分許されるであろうが、結婚というものを一つの安易な行事とでも思っているのであろうか?

親が駄目といったからやめる。 永住権が欲しいからする。

ワーキング・ホリデーの審査を厳しくしたり(結婚願望組みのみ)、免許や検定試験が大好きな日本人なら、結婚検定でもつくったらどうであろう?

結婚に値する成長した大人度を調べて受かった人だけ結婚したほうがよほどいいのだ。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Queen Elizabeth & Mary 2 豪華客船ランデブー 輝きを増すシドニー湾 in Sydney

ここ2日つづけてNZの地震のニュースばかりを追っていたので、すっかり忘れていた。

23日に世界で2番目に大きく、最も新しい(2ヶ月前にできたばかり)クイーン・メアリー(294m -90,000トン)がシドニー湾にやってきた。 そして翌日、彼女のお姉さん船クイーン・エリザベス2世号も到着。

クイーン・メアリー2世号は一晩シドニーに停泊した後メルボルンに向かい、夕方6時半エリザベスが入港する頃に、巨大豪華客船2隻がシドニー湾に並ぶ。

過去、彼女等の母港Southampton NYでしかランデブーしたことがないこの2隻がシドニー湾に並ぶのは最後となる。 新クイーン・メアリー2世号は初めての世界航海であるが、シドニーに来るのは最後で、エリザベス2世号は世界航海最後の旅となるからだ。  クイーン・メアリー2世の入港時は、シドニー市民の多くの人々が一目見ようとCityに駆けつけ大渋滞混乱状態を招くことになった。

1941年にはオリジナルのクイーン・エリザベス号とクイーン・メアリー号がシドニー湾で並んだことがあり、その時は軍隊輸送船として船は使われていたそうだ。

クイーン・メアリー2世号はシドニー港を発ったあと、NZのクライスト・チャーチに向かう予定であったが、今回の地震のためそれをキャンセルすることになった。

クライスト・チャーチは小さいがとても美しい街である。 この大地震で街が崩壊されたのはとても残念であり、またまだ瓦礫に埋まっている多くの人がいる惨事はとても悲しくなる。 

この歴史上に残る景観を、私は残念ながらテレビのニュースと写真でしか観ることができないが、それでも充分に美しく、普段から美しいシドニー湾がさらに輝いてみえた。

サーキュラー・キィとロックスの間にある船着場にヨーロッパからきている豪華客船が停泊している姿をみるだけでもが心が躍る気分になる。 この2隻のランデブーのシドニー湾を目の当たりにしたら、きっと素晴らしい感動となるであろう。 娘は学校の帰りのバスの中で、ハーバーブリッジからこのクイーン船をみて大騒ぎをしていた。

今回のこの2隻から300万ドルの収益がNSW州に落とされると見込まれている。

景観ばかりでなく、これもシドニーには嬉しいニュースである。

情報源:news.com.au   sbs.com.au  heraldsun.com.au  fairfax.com.au

| | コメント (0) | トラックバック (1)

マグネチュード6.3地震に襲われたクライスト・チャーチ 2日目状況

オーストラリアNSW州時間12時における地震状況をニュースからひろってみた。

行方不明者300

死者75人― そのうち身元確認者数55

NZ政府は国家非常事態宣言を発令

NZ軍隊出動

オーストラリアから400災害救助隊到着

ロサンゼルス、日本、UKからも到着予定

昨日は余震が40回以上 ― そのうちM5M4の大きな余震もあった

一晩中の救出作業により朝までに30人が救出、12時まで計100人が瓦礫から救出

避難所各地には怪我の手当てをする医師以外にトラウマ・カウンセラーが待機

ガスもれ ― 水道管破裂による浸水 - 火事発生

学校閉校 - 市の中心地ビジネス地域すべて閉鎖

探知犬の登場

余震で崩れやすい危険な建物内への進入を一時やめ、テキストなどでコンタクトがとれた生き埋め者がいる建物を優先に救出作業中

一般市民の声

‘電気が使用不可能なためATMが使用出来ず、現金の調達もできない。 食料を買いたい人、また市から脱出して離れた郊外へ移動する人がガソリンも買うこともできない。’

‘死ぬかと思った。今でも怖い。’

4日前に仕事を始めたばかりの妻がいる建物にちかづくこともできない。’とすすり泣く男性。 ‘どこのトイレに居るんだ?’どこかのトイレに非難して出れなくなった奥さんを携帯で確認しつづける外国人旅行者。

‘同僚がつぶれたビルの一角の机の下にいるから見つかるまで、ここで待つ’と現場を離れない女性。

保険やファイナンス系の事務所が多く入っているビルが見事に崩壊。 スーツ姿で同僚をおんぶしたり、抱き上げて救出しているシーンには胸を打たれた。 誇りまみれ、また血だらけになって泣きつづける人々。

数週間前Queensland州北東部とブリスベンで起きた大水害を観ながら悲痛な思いをしていたが、今回のこのニュースも観ていると胸が痛くなる。

震源が45kmと浅いことから、ゆれが去年9月に起きた地震(M7)より3倍ちかくあったそうだ。 それに前回は朝早く起きたが、今回はちょうどお昼時であり、ビジネス地域をはじめ外でランチを食べる人々で街は溢れていた。

テレビでは、携帯のテキストやFacebookTwitterなんでもいいから、とにかく各々の安否確認をするよう何度も呼びかけていた。 また‘日本の災害救助隊は経験が多くエキスパートが揃い優秀’といわれ、彼等の今後の活動が頼もしい。 

 

家族、同僚、友達がまだ瓦礫に埋まっている人々には辛いときである。 

日本からの語学学習生徒の安否も気懸かりである。 なんとか無事でいて欲しい。 

朝のクライスト・チャーチ市長(Bob Parker)の記者会見では、力強く、また献身的で誠実なスピーチが素晴らしかった。 こういう緊急時にしっかりとした政治リーダーがいる市というのは強くまとまるのだ!という感じがした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マグネチュード6.3の地震がクライスト・チャーチを襲う   In ニュージーランド

現段階2時(オーストラリアNSW州)のクライスト・チャーチの状況をニュースからひろってみた。

市の中心地3,4階建てビルいくつか崩壊 - あるビルには数百人の人が中にいた

このビルの中にいた女性の1人は自力で天井に這い上がり消防車のクレーンにより奇跡的に救出される - まだ生き埋めの人々がいる

各道路はめくれ、車の中に人が生存者がまだ残っている可能性あり

ランチ時でありオフィスビルの半分くらいの人々は外出中、残りの半分はオフィス内でランチを食べていた

去年9月に起きた大地震では身動きしなかった市のアイコン大伽藍が崩壊

YHSから死体が運びだされている

救急車が足らないので4WDを持っている人々が怪我人を運んでいる状態

市の80%の電気使用不可能

落石によるバス事故発生

電話は繋がらないがかろうじてテキストは送れる

血だらけの人々が救出されている中、助かった人々がお互いの無事を知り、泣いて抱き合っている様子

ある男性は素人であるがまわりの人々を助けたい一心で瓦礫を堀りだし、警察に逮捕される(建物崩壊からの救出は警察や消防士にまかせ、一般人はかかわるな!と連呼されている)これは救出の仕方や手順を知らないのでその他の被害を起こす可能性があるから

以上がテレビのニュースで観た内容である。

被害状況や死者の数はまだまだ把握できる状況ではなくまだ余震がつづいており、 テレビ実況中継しているレポーターも余震が来るたびに用心をしている。

去年9月にも大きな地震(7.0)に襲われているNZであるが、今回の地震がマグネチュード6.3であるのに、前回より被害が大きいのは、やはり前回の揺れでそれぞれの建物にひずみがきていたことも要因の一つであるらしい。

最初にニュースを聞いたときに、“Multiple Mortality”(大量の死)という言葉が何度も使われていることから、そうとう被害が大きいことが予想される。

ニュースの画面を観ているだけで、鳥肌が立ち、恐怖の戦慄が走る。 瓦礫の中に埋まっている人々が少しでも早く救出されることを祈るのみである。

情報源:ABC

マグネチュード6.3 - 震源地は市の中心地から南東10Km ―

震源の深さが5Km

- 建物からはまだ悲鳴などが聞こえ救出作業が行われている最中

| | コメント (0) | トラックバック (0)

凶暴な親たちに不法侵入届け さらなるは学校立ち入り禁止令が?! in Vicotira State

子供の教育に関して、うるさい親はきっとどこの国にもいるであろうが、今朝のこのニュースで、ここまでひどい親がいるという事実には驚いてしまった。 いまの所、娘の学校ではこんな親たちには遭遇していないのが幸いである。

‘ヴィクトリア州の多くの小学校と高校は、校長先生への攻撃、しつこく生徒を追及、教師への嫌がらせなどをする両親が増えてきている。 公立だけでなく私立やカソリック系の学校を含み、このような親たちにすでに学校への立ち入り禁止令が出された。

ある母親は、元学生を使ってドラッグ、お酒やタバコを学校で売る。

ある父親は、1mの木製定規を折り、その先で校長先生の首を刺す振りをして脅す。

ある母親は、自分の娘と遊んでくれなかった7歳の生徒に肉体的、また言葉で虐待。

ある親は、息子が失くしたアイ・ポッドを誰が盗んだのか?と異常に怒り、他の生徒を泥棒呼ばわりして、みんなのポケットを空にしてみせるように教室へ乱入した。

こういった行為は先生のみならず生徒にとってもトラウマとなっている。‘

NSW州の学校では、学校を特別な場としての認識が高く、また適切な振る舞いのガイドラインがある。 こういった行動規範を作り校長への支援が必要。’

ここまで過激になるなんて信じられない親がいる。 

一概には言えないが、学校内で暴れいじめを繰り返す生徒が多いのは、こんな親たちに育てられているからではないだろうか。 家庭では親は子供に、また社会では大人は子供に模範をみせなければいけないはずなのに、何かが狂っている。

大人が精神を平静に保ち、公正に物事を判断する当然のことができなくなれば犯罪が増える。 また学校という教育の神域のような場所へ、それを持ち込むのは大きな間違いである。

生徒のBehaviour (態度、挙動、言動)を教えることは大切だが、それ以前に親がそれを学ばなければいけない。 子供は親をみて育つ!それを頭に叩き込まないといけない。 

情報源: Heraldsun.com.au

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハーモニー・デイを間近に 揺れるオーストラリア 亡命者たちの行く先は?その2

訂正とおわび   

昨日のブログで、情報が不十分であったのに載せた内容に気がついたので、訂正してお詫びします。

‘移民大臣ボウエン氏が、クリスマス島沖で遭難にあい家族を亡くした人々を葬儀のあとすぐに拘束所に戻す’という箇所への非難である。 自分は、亡命してきた人々が、この不運な事故により審査の長い順番を待たずに、Visaがすぐに取れるのは公平ではない、と解釈し、大臣の発表は仕方がないと思っていた。

しかしなぜ大臣が非難を浴びたかという事実は、9歳の少年の今後の行き先であった。 彼はイラクから家族とともに船に乗り亡命してきた。 嵐で船が沈没、拘束所のあるクリスマス島のすぐ側で惨事にあった。 父を失い、母と姉妹はまだ行方がわからない。

昨日のシドニーでの葬儀は父親のものであり、シドニーに先に移民してきていた彼等の親戚によって行われていたのだ。

今朝のニュースで号泣して泣き崩れる少年を観て、あああ、だから‘拘束所の児童施設に戻す’と発表した大臣に非難が集中したことがわかったのだ。

しかし様々な法的手続きがすめば、1週間後に少年がシドニーの親戚の元に住める、と大臣は発表した。 

一瞬にして荒波に飲まれ、家族3人を失った少年が、拘束所の児童施設で審査を長く待つのはあまりにも無残である。 一日でも早く気心しれた親戚といっしょに住めるのであれば、それにこしたことはない。 ほっと胸をなでおろすような政府の決断であった。 

またオーストラリア政府は、イギリスとドイツの政府関連者が昨年‘他民族国家作りには失敗した’などの発言をしたが、‘わが国は着々と成功をしている’と述べている。

各国移民の色は濃すぎるが、大きな揉め事もなく、今は確かに協調してまとまっている国ともいえよう。 

水害、サイクローン、あとを絶たず辿り着く亡命者たち、他民族国家の抱える将来、まったく頭の痛くなるオーストラリアであるが、それなりに着実に乗り越えているようだ。 国が若いということは柔軟性があるということなのであろうか?

サイクローンといえば、カルロスが2日前にダーウィンに接近して大暴れ、そして現在はカテゴリー3という強力なダイアナがパースに接近中。 まだまだラ・ニャーナの影響を受け続けるオーストラリアである。 もしかしたらKの’こういち‘まで行ってしまうのかも。 (オーストラリア海域サイクローンはアルファベット順に名前リストがある)

*詳細は‘サイクローン ハリケーンの名前からみるお国柄’(211日)を読んでね!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハーモニー・デイを間近に 揺れるオーストラリア

321日はHarmony Day(ハーモニー・デイ)と呼ばれ、市民交流の様々な催しが各地で開催される。 この日の主旨は‘他民族文化社会として、他民族間への寛容を再認識し、友好をつづけ、理解し合い、差別を拒否することにより我々のコミュニティーの成功を思う機会の日’長々となってしまったが、簡単に言えば、多民族国家社会を奨励して、他民族間の諍いや差別をなくしていきましょう!というものである。

そんな折り、今日のニュースでボウエン大臣(移民&市民権)が非難を浴びていた。

 

去年の12月クリスマス島沖で逃亡者が遭難に合い26人亡くなった。 その葬儀の一部が今日シドニーで行われた。 その後、その船でいっしょに逃亡してきた遺族はクリスマス島に戻される指示が、ボウエン大臣により出されたのである。 それに対して、すでにシドニーで市民権を取り、生活をしている遺族が怒りはじめたのである。 

パースから2600km離れたインド洋沖にあるクリスマス島には、船に乗り海洋を越え逃亡してくる人々の拘束所(Detention Centre)がある。 ここで亡命者はオーストラリア政府移民局の審査を受け、難民の規定に合い入国できるか否かが決まる。 ここ数年はアフガニスタンやイラクからの亡命者が多いが、すべてそこに着いたからといって必ずオーストラリア市民にはなれず、長く待たされても、強制送還される場合もある。 

この拘束所、海洋上の島々以外国内にも10箇所あり、去年の10月シドニーの拘束所では、イラクからきた男性が自殺した。 家族とともに1年待った後、祖国に戻るように言われたからだ。  そこでは2ヶ月間で2人目の自殺者がでたそうだ。

移民の審査がどのようなものか、また国による移民受け入れ数の割合など詳細はまったくわからないが、時間がかかるし、拘束所での生活は困難なものであろう。 ただ、今回の遭難という悲劇から、1年も待っている他の移民希望者を抜かしてしまうのは考えものではないか? 大臣の指示は仕方がないように思うのだが。

いろんな過去や悲劇を乗り越えてオーストラリア市民になっていく人々がいる。 ハーモニー・デイのお祝いごとはいいが、市民になれずに、命からがら逃げた祖国へ戻される人がいるのかと思うと心が沈んでしまう。 移民の国に住まなければまったく知らなかった世界である。

情報源:

http://www.globaleducation.edna.edu.au/globaled/noticeboards?nbpath=4882,601793

News

http://www.radioaustralianews.net.au/stories/201011/3067220.htm?desktop

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Happy Valentine Day!!      皆様が素敵な愛に包まれますように!

56年前にオージーの顧客をつれて、マーケット・リサーチのために東京を訪れたことがあった。 ちょうどそれがバレンタイン・デイの時期で、どこのデパートのチョコレート売り場も、ものすごい女性の数。 彼女等の熱気だった表情をみたお客様たちは異常に驚いていた。

日本ではまだまだバレンタイン・デイに彼にチョコを贈ったり、上司に義理チョコを買ったりしているのだろうか? 

オーストラリアでもバレンタインが近づくと、やれ、2人だけでロマンチックなホテルに宿泊!とか、やたら宝石のCMが増える。 ただこの国は、女性からプレゼントをするだけではなく、男女ともにお祝いをしている。 旦那さんは奥さんに、子供はお母さんやおばあちゃんに、別に無理やり恋人だけ同士の行事にする必要は無いのである。 だからチョコレート売り場に女性が殺到するような光景はなく、しいていえば、デパートの化粧品、香水、ネクタイ売り場が混みだすくらいである。

我が家は写真入りカードを遠くはなれた仲の良い友達や親戚に送るのが恒例である。 日本の年賀状のようだ。 

’皆様がValentine Dayに幸せなひと時をすごせますように!‘という簡単なお祈りメモに可愛い天使の絵を添えたものである。

ロマンチックさや色気もないが、遠く離れた親友や、連絡がなかなか取れない友達に送り、近況報告の返事が来たりすると、とても嬉しくなるのだ。

今年はその中に、おもしろい返事があった。 日本で英語を教えていて、今は祖国カナダに帰った友達からである。 滅多に連絡も取り合わないのだが、

「僕は寂しく独りでヴァレンタインを過ごしているけど、君の温かい気持ちだけが、今の僕には必要なものなんだよな~!」と返事がきました。 

私のこんな手作りカードで温かくなってくれたなんて、なんだかこれを読んだら、ニィ~Happyになれました。 恋人に限らず、友達同士、親子、まわりすべての人間関係が円滑になるのなら、義理チョコなんて買っていないで、大切な人たちに連絡を取るのもいいのではないでしょうか?

いつも読んでくださっている皆様へ感謝を込めて、Happy Valentine Day!!!!

PS 一日遅れてごめんなさい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

事故への対処は? 人間のモラル感が欠け過ぎているのでは?    in Sydney

昨夜7時半頃、私の車のほんの鼻先で事故があった。 

私は主要道路にでる2斜線道路の右側に赤信号で止まっていた。 私の1台前には、反対側からくる車が小さな路地に入れるように、スペースをあけておかなければいけない線が引いてある。 したがって一台前の車はその線で止まり、反対から来た車が、その路地にはいろうと右折していた。 その時私の左斜線背後からすごい勢いで白い車が走ってきた。 

え~~~この人絶対止まれない、どうするの? と思っている瞬間、その白い車は思いっきり、その曲がろうとしていた車の真横にぶつかって止まった。 ブレーキを踏んだ気配もなく、ぶつかって止まったという感じであったから、きっと前方不注意だろう。  

ぶつけられた車の運転手はふらふらと車からでてきたので、幸い怪我もないようであった。

ぶつけた側の白い車の若い男性は、自分の車に傷がついていないかを必死に調べて、相手に早く車をどけろ!とモンクを言って、その場を去ろうとしたのだ。 

え、どうして? 信じられない光景であり、私の目は点となった。 

ぶつけられた彼は慌てて、携帯電話で写真を撮りだし、話しをしようとするのだが、そのぶつけた男性は、今度は私の後ろに止まっていた車に、モンクを言い始めていた。 どうみても彼のスピード出しすぎと前方不注意であるから、後ろの車も何かを彼に言ったのであろう。 しかし怒鳴り合いが始まったので、自分に災難が降りかかってきたら困る。 慌てて窓を閉めてロックをした。 幸い、信号がかわり、私はその場を去ることができた。 が、なんとも嫌な光景であった。 証人をかってでても、あとで何をされるかわからない!事故を目撃して事実を発言したら、どんな仕打ちがくるかわからない。 なんて! ここはちゃんと法律のある国でしょ? いったいここはどこなの?とコワくなった。

まず事故をおこした際に、一番先にしなければいけないのは、命に別状はないか、怪我はしなかったか?などの確認ではないだろうか? 横から人の車にぶつけておいて、優先事項は、自分の車の傷、そして何もなければ去る!なんてとんでもない人間である。

オーストラリアで若者の仮免許(Pドライバー)達の事故の多さ、マナーの悪さは社会的に大きな問題になっている。 悲惨な事故により多くの若い命が亡くなっている。 ひどいのは普通に運転していたり、歩行者などが巻き込まれて命を落とすケースもある。

いつも運転していて不愉快になるのは、それらPドライバーのスピードの出しすぎ、無茶な追い抜き、運転術も知らずに大きな4WDを乗りまわす気の強いオージー女性、そしてスポーツカー(V8タイプ)車の運転の横暴さ荒さである。 今回のこのぶつけて開き直っていた彼はスポーツカータイプであった。 被害にあった男性はアジア系の小柄な人で、喧嘩が始まったら、どうみても勝ち目はないな!という感じであった。 

少し前に、ある郊外ではアイランダー(太平洋地域の島々からの移民)の若者グループによる抗争事件が、ごく普通のショッピングモール内でおこり、一般市民に衝撃を与えた。 この国の若者の飲酒による暴行事件数は増える一方である。 

どうやら血の気の多い攻撃的な若者増加と、彼等のモラル低下は避けられない事実であり、いかに巻き込まれず生きていくかが、必須のサバイバル術であろう。 人種問題が絡んできたら、さらに厳しいものがある。

ずっとつづいている自然災害といい、‘シドニーは気候が温暖で治安が良い’というのは神話になってしまうのであろうか?  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーストラリアが女王から旅立つときはくるのか? 他民族国家の将来は何処に?

オーストラリアは立憲君主国家である。 イギリス女王(エリザベス2)を君主としたイギリス連邦国の一国である。

独立主義国家なのにどうして女王を国家元首としているのか?など、ある論争が沸き、君主制を廃止するか存続するかを決める国民投票が1999年に実施された。 結果はわずかの表差で君主制存続が決まった。 そしてその後の世論調査によると、共和主義者が増えているようである。

オーストラリアも‘国旗を変えるべき’との声があがり、126Australia Day(建国記念日)に、ある機関が新たな国旗デザインを募集した。 現在のオーストラリアの国旗の左上にはイギリス国旗(Union Flag)が入っている。

それらのデザインには、アボリジナル(先住民)の国旗を主にしたものや、黄色地に緑のカンガルーが飛んでるもの(まるで、ラグビーのユニフォームみたい?)などがあったが、どれもピンとこない。 やはり国旗というのは、深くイメージが入り込んでいるから、それを変えるのは相当な印象が必要になるのだと思う。 同じ連邦国のカナダは1964年に、あの真っ赤なメープルの国旗に変わった。 あれは以前のに比べると、とても美しい国旗である!と思う。お隣りのNZは論争が起こっているが、まだ国旗は変っていない。 

今朝のニュースでは元ビクトリア州知事が‘国歌を変えるべき!と発言。 ’現在の国歌‘Advanced Australia Fair’は多くの人が共感を持てない。 それに比べて’I am Australian(彼の候補曲)’は“I am, you are, we are Australian”という歌詞が完璧にマッチする‘と述べていた。

これも大きな疑問である。 歌詞はともかく、国歌は曲の流れが多くの国民に染み付いているものであり、何かの試合前に曲が流れるだけで、ピリっとした意識が走るものだ。 いきなり曲が変るという違和感はとても大きいのではないだろうか。

年配層のオージーは、この国がイギリス女王君主制を離れ共和国になるのを反対している人が多い。 それは女王が国の象徴というものだけではなく、このオーストラリアがアジア化?インド化?中国化?していくという不安があるからだ。 これだけ他国の移民が入り込んでしまえば、ここはどこの国?という感じがするのは事実だ。 シドニーも郊外によっては、ここは東南アジア?と思える地が幾つかある。 

他民族文化尊重は素晴らしいことだが、各移民が、自国の好きな方向に進んでしまえば、この国の政治、文化、習慣、人間は収拾がつかなくなる。 確固とした芯がなくなったオーストラリアの行き先というのはちょっと怖いのである。

情報源: ウィキペディア  news.com.au  theage.com.au

| | コメント (0) | トラックバック (0)

洪水 サイクローン そしてBush Fire(山火事) 惨事がまだまだつづく in Perth

12月末からつづいた豪雨により、1月初旬、Queensland(ブリスベン)一部地域が洪水の被害を受けた。 この国史上最大規模サイクローン・ヤシはQueensland州北東部を直撃、洪水とは違う地域が大被害にあった。 そのサイクローンが内陸へ移動、Vicotira州が大洪水にあっている最中、昨日はWA(ウエスターン・オーストラリア)、パースで幾つも山火事が発生した。 一晩中かけて消防士が活動するなか、現在の被害は64軒全焼。 

今朝のニュースで、ある郊外で担当者が、避難所へ非難している住民に、「XX通り、OO番地100%全焼」と、家々の被害状況を発表していた。 いつ自分の家の住所が呼ばれるか、という不安げな住民、すでに自分の家の住所を呼ばれ、泣き崩れる住民がいた。 

新聞には、Roleystone(パースの郊外)で、真っ黒の煙が押し寄せてくる中、母親が屋根に上りホースで屋根と外壁に水をかけつづける。 「お母さん、早く降りて!」と泣き叫びパニック状態になった男子兄弟の写真があった。 

洪水の鉄砲雨に流された親子、サイクローンで全滅の家々、そして火事、あまりにも悲惨な状況ばかりが報道で流れている毎日だ。

オーストラリアの山火事発生は、自然発火と人為的発火(放火や火の不始末)のどちらかである。 油分を発しているユーカリの木々は7,8年サイクルで、その油分が溜まり山火事を発生させる。 また落雷も見逃せない。 これらの自然現象は人の手で発火を防ぐのは不可能である。 しかし放火やタバコ投げ捨てによる発火の件数が意外に多いのが、まったくもって疑問である。 ひどい話は、消防隊員のボランティアに加入して、活躍したいがために放火した人などが過去にいた。

今回WA州の山火事の3箇所の原因は、落雷、放火、使用していた器具からの火花である。 つまり2つは人為的により起こった山火事である。 オージーの知人は、そういう人のことをFire Bugsと呼ぶと言っていたが、(虫の名前みたい)日本でも火をみて異常に喜ぶ放火犯などがいるから、こういうタイプの人間は世界共通なのであろう。

‘ある警察官がアングル・グラインダー(器具)を使用中に火花が飛び散り発生したとみられ、取り調べを受けている最中。 その時、’A total fire ban’(火気使用禁止令)が出されていた。 警告が出ていたのにもかかわらず、それが事実であれば、彼には$25000200万円)もしくは12ヶ月の懲役が科される。‘

洪水保険より火災保険に加入している人のほうが多いが、全焼ということは、何もかも失うことだ。 大切な思い出の品や写真、各自宝物などすべてだ。 これが精神面でどれほどの痛手を受けることであろう。 自然災害ならともかく、人の放火なんて、いったい怒りをどこにぶつけていいのだろう。

今回のオーストラリアの数々の自然災害は、ブリスベンとメルボルン市の中心地以外は、人口密度の低い地でおきている。 これが人口密集した大都市で起きていたら、きっと被害は膨れ上がったであろう。  

先週シドニーは、史上初7日連続熱波の記録に達したが、ある地域で小さな山火事が発生するだけで惨事には至らなかった。 サイクローンの影響だったのか、湿度が異常に高かったからであろう。 シドニーが暑いなんてモンクを言っている場合ではない、今のところ無事に過ごせていることに感謝である。

 

情報源: 9News  Today Ch9  8 Feb. Daily Telegraph

| | コメント (0) | トラックバック (0)

年間70万頭の子牛処分! 2リットル$2ミルクのため犠牲になる子牛たち!? 

ここ最近、大手スーパー、コールズで2リットル牛乳を2ドルで売り出した。 今でこそ、豪雨やサイクローンで大雨が降りつづくオーストラリアであるが、5,6年前の異常な干ばつ以来、乳製品の値段は上がり、通常2リットル牛乳は3.60ドル~くらいであった。 この2ドル牛乳目玉商品、消費者にとってはありがたいけど、どうしてこんなに安いの?!と思っていたら、実は信じられない事実が背景にあった。 

先日、TVでその背景を知り、ここまで人間が動物界を牛耳っていることを知り腹が立った。 

‘オーストラリアでは、1年間で70万頭の生後1週間の子牛が処分されている。 乳牛はずっと妊娠している状態を保たなければいけない、そこで乳牛は、牛乳を人間のためにだけ製造、生後1週間の子牛は牛処理場へ送られている。’

‘乳牛は1年に一匹子牛を産む、生後一日で母牛から子牛は隔離され、不要な子牛は生後5日で売りに出される。 そのうちほとんどが食肉処理場へ運ばれ、一晩そこで過ごす。 その処理場はみるみるうちに多くの子牛でいっぱいになる。24時間なにも与えられず、彼等の最終目的地は屠殺機械である’

*ここにも書いてある通り、このサイトのビデオは胸がつまる思いになるので、無理にみないでください。

http://www.animalsaustralia.org/issues/dairy.php

こういった事実は、誰かが公にしない限り、一般消費者は一切しらない。 もし知っていたら、安い牛乳を喜んで買う人はほとんどいないであろう。 

不思議なのは、ここまで消費者天国にする必要があるのか? といっても、この国の物価は上がる一方、決して消費者天国ではないが!!!!

また、酪農家側にしてみれば、ここまでせざるを得ない何か理由があるのか。 

人手不足、跡継ぎ問題、電気、水道代、ガソリンの価格高騰、自然災害による収穫物への大影響などからか、短期間に大量生産しないと経営が成り立たないのであろうか? そしてもう一つの謎は、こういうことを黙視している政府の機関だ。 

異常な環境で四六時中卵を産まされ続ける鶏たち、身動きとれないほど狭い檻に閉じ込められ、横になり子豚にミルクを飲ませる親豚、アニマル・クエルティ(Animal Cruelty動物への残虐行為)が大きな波紋を呼んでいるオーストラリアである。 

今回のサイクローンによりバナナ園とサトウキビ畑は大きな損害を被った。 人間の非力さを味わったオージー達よ、将来を長い目でみて、もっと動物を大切にしていくべきではないのか?

素人の勝手で安易な理想論だが、もしこの70万頭の子牛を、アフリカで飢えて死んでいく子供たちのもとへ運んであげれば、どんなに大きな救済になるか?と思うのだ。 

情報源:The 7PM Project

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サイクローン・ヤシの残した爪痕! ‘War Zone?! ’に嘆く住民! 

23日、現在サイクローン・ヤシは勢力をカテゴリー1に落としたが、まだ内陸部へ移動中、400km範囲内は油断できない状態である。 この時期、川に水すら流れていないはずのアリス・スプリングスに洪水警報が出された。 

避難所への早めの移動、上陸半日前の外出禁止令、すべての避難所は何も被害がなかった。これらから、現段階では怪我人や死亡者数はゼロ、行方不明者が2名である。 道路が浸水して入れない地域や、避難を拒否して家に残った人々などの安否が確認できないでいる。 

野次馬が写真を撮りたい一心、また自宅の被害状況をみたい人々が、一時でも早く避難所から出たいようであったが、サイクローンが去っても暴風と豪雨がつづき、午前中は‘外に出るな!’とニュースで連呼されていた。 強風で飛ばされてくる物にぶつかって怪我をする確立が高いからである。 ニュースで映された屋根や壁のない家屋や建物、根こそぎ倒れている多くの巨木やココナッツの木々、泥水が浸水した道路、踏み切り、街並み、住宅街。 大きな被害を受けた現地に足を踏み込んだ州知事と大臣は、‘まるで’War Zone(扮装地帯)のようだ’と深刻な面影であった。 この言葉からいかにこのサイクローンの残した爪痕が深いかが理解できる。

浴室をシェルターに7人が逃げ込み、運よくその浴室だけ残り、他の部屋がすべて吹き飛ばされて破壊された家。 昨日の‘小さな部屋をシェルターに!’との告知が正しかった。 また家屋の屋根や壁がいとも簡単に強風で吹き飛ばされた。 ’ジェット機エンジン10台くらいの轟音だった‘と恐怖に慄く住民。 ヨット・ハーバーでは、まるでおもちゃのボートが何隻も積まれた映画の特撮のようなシーンもあった。 まるで竜巻の跡地のようだ。

悲しいのは、2006年のサイクローン・ラリーで大きな痛手を受け、その後必死に再建を遂げた農家の人々である。 ヤシはバナナ園90%、サトウキビ50%を潰した。 これでまた収穫物が減る。 Queensland州のバナナは甘くて香りがよく美味しい! 当分バナナは食べれない! ワーキング・ホリデーや外国人学生を多く雇う農家のある町では、サイクローンの深刻さ、非難の理由を説明しても、英語を理解できない若者が多く、混乱状態に陥ったそう。

オーストラリアは巨大なシンボル像が大好きだ。 国中に‘Australia’s big things’と呼ばれる像が150個以上ある。メリノ羊で有名なゴーバンには18mx15mの巨大羊、バリナの巨大海老(6mx9m)、ビッグ・バナナ、ビッグ・パイナップル、スパイダー、蚊、チーズ、魚、なんでもある。 今回のサイクローンの上陸中心に近かったタリーは、家屋65%、通りや道路90%が被害を受けた。 この町には巨大なGoldenGum Boots(雨用長靴)像がある。 オーストラリアで最も降水量の多い土地だからだ。 この長靴が無事に残った。 地元民にとって、これは大きな勇気づけになったようだ。 

政府は一時補助金として均一して大人一人1000ドル、子供一人400ドルを支給すると述べた。 次から次へと自然災害に襲われているQueensland州は、公共設備に自然災害保険をかけていなかったことが判明した。 へえ、そんな保険があるのか?と思ったが、1月の洪水災害のときも、ほとんどの家が洪水保険には入っていないと嘆いていた。 しかし保険を掛けてあっても、被害が大き過ぎて、数億ドルや兆に達したら、保険会社が倒産の可能性もでてくるのではないだろうか? 

恐怖の夜をすごした後、朝一番‘避難所で日本人母が赤ちゃん無事出産’、そして避難所から解放された住民等は、被害事実に直面していく混乱の日であった。 まだまだ、被害との闘い、そして困難な復旧活動日々がつづく。 いまだに177,400世帯とビジネスが停電状態である。

明日シドニーの気温が30℃以上なら、100年間気象記録史上初の7日間連続熱波達成となる。 異常気象と自然災害はもう避けられない現象であり、いかに対処して強く生き抜いていくかが、地球上の今後の大きな課題となるであろう。

情報源:The Australian チャンネル7,9 Wikipedia ’Ausstralian’s Big Things’

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サイクローン・ヤシから避難中 赤ちゃん誕生!!!  

2日夜10時半の州知事の会見は緊張の色が隠せなかった。 オーストラリアは過去、カテゴリー5のサイクローンに襲われたことがない。 初めて遭遇するモンスター・サイクローンの被害の程度が一切予測されないジレンマと、1月中旬に大洪水により大きな被害を受けたばかりとあり、州知事はどことなく元気がなく憔悴しているようにもみえた。

しかし、ブリスベン大洪水のブログにも書いたが、彼女の冷静さ、親身をもってQueensland民に勇気を与えつづける力強さと誠実さは、首相ジュリア・ギラードのいかにも政治家という建前でしかスピーチしないものとは比べ物にならない。

こういう緊急時に政治家としてのリーダー性が表れるものだ。

シドニーは7日間連続熱波に襲われている最中であり、蒸し暑くて眠れない夜を過ごしたあと、今朝のニュースを観る。

7時の段階では、まだ被害状況がなにもわからず、怪我人や死亡などの数字はまだ発表されていない。 ニュースでは、‘直撃された街は、数時間ジェット機エンジンのような暴風と雨が吹き荒れ、目(直径30km)の中に入ったとたんに不気味な静けさになり、すべてが止まった。 それが1時間つづき、その後は豪雨となった。’とのこと。

サイクローンはカテゴリー3に力を落としたようであるが、まだまだ強い風が吹き、海岸沿いは満潮が朝7時であるから、サイクローンが去った地域でも外に出るな!といわれつづけている。

一つ、緊張と疲れの混じったアナウンサーに笑みが浮かぶニュースがあった。

ケアンズ、ショッピング・モールに非難している家族のお母さんが産気づき、赤ちゃんが誕生した。 映画や小説になりそうな話であるが、運よくMidwife(助産師)がいた。 助産師はイギリス人、結婚25周年のお祝いでご主人とケアンズに休暇に来ていた。 彼女の手を借り、今朝6時9分に第2子を出産した女性はなんと日本人であった。

お婆ちゃんも孫に会うために日本から駆けつけるようだ。 そして病院内ではあるが、昨夜10時~11時に2人赤ちゃんが誕生している。

荒れに荒れた大サイクローン一過、尊い生命が誕生しつづけている。 自然災害に合い、惨事を聴くたびに、人間の非力さを嫌というほど思いしらされるが、この出産ニュースは、暗かったオーストラリアに温かい光が差し込んでくる感じがした。 また昨夜の緊張や恐怖のなか、数千人の避難民がいる非難所で、初対面の人に助けてもらい、出産という大事業を成功させたKさんに大きな拍手を贈りたい。

日が上がるにつれ、さらに被害状況がわかってくるであろう。 悲しいシーンが少ないことを願うばかりである。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サイクローン・ヤシ現状況 & オーストラリア史上最大規模のサイクローンと闘うために!

225時現在

カテゴリー5、サイズが500km、この巨大サイクローンが近づくにつれ、その対策準備が着々と進められている。 ケアンズ、タウンズビル空港閉鎖、すべての港閉鎖、学校閉鎖、ケアンズ病院の患者はすべて軍隊の飛行機によりブリスベン病院へ移動。

緊急用海軍大型船がケアンズに待機。 行方不明者の確認をはやめるために、住民は名前、連絡先、今居る場所を登録する制度開始。200,000世帯が停電に達する予測。10,600人の市民が学校、大学、ショッピング・モールなどに非難。 タウンズビルに移動可能病院設置。Telstra(電話会社)は緊急電話ネットワークを再建。

午後3時以前は、北部Queensland州の街々から脱出、もしくは避難所への撤退勧告が出されていたが、3時過ぎから、まだ非難していない人々へ一切の外出禁止を発表した。 

外出禁止になった家で待機組みへの告知としては以下がTVで連呼されている。

飲料水確保のため、風呂桶に水を溜める

小さな部屋(風呂場、洗濯室、トイレ)を避難所にして、そこへ食料を運んでおく

マットレスや毛布で窓をカバー

ラジオを聴く                                                                                                   

家の中でも靴を履いておく

緊急時というのはいったい何を用意していいのか、パニック状態になりがちであるが、今回のブリスベン大洪水災害とサイクローン接近準備のニュースから気がついたことがある。

何かの記事で、‘関西大震災以降、ガス設備の復興に時間がかかったために、どの家もオール電気化にした’と読んだが、オール電気化だけの家は小さなガスボンベとクッキング用品などを用意しておく必要がある。 もちろん、蝋燭、またラジオや懐中電灯も電池式のものを用意しておくべきだ。 電気に頼りすぎている生活を、もっと太陽光を利用する形式にかえていくのも大切である。 

ブリスベン大洪水のとき、パニック消費者と呼ばれた住民がスパーや食料店に走りこみ、店の食料が根こそぎなくなり、それら購入のためにすごい列となった。

缶詰や水購入は理解できるが、冷蔵庫がつかえないのに、生鮮食料品は買い溜めしてどうするの?と思えたのだが。 とにかく普段から災害準備をして、冷静さを保つ必要がある。

今夜から明日の明朝にかけてケアンズ、タウンズビル、マカイ地域Queensland北東部へ上陸する予定である。 ‘嵐の前の静けさ’ではないが、今朝のニュースのケアンズは真っ青な空がひろがっていた。 このサイクローン・ヤシ状況から、日本の災害対策にも何か学べることがあるかもしれない。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サイクローン ハリケーンの名前からみるお国柄???!!!  

日本の台風は、毎年11日以後、発生した順に1号、2号と番号で呼ばれているが、サイクローンとハリケーンは名前がつけられる。 どうしてかな?と思い調べてみた。

太平洋、インド洋など地域により名付けする機関が違うが、いくつか興味ある地域をあげてみることにした。

熱帯サイクローン(北西太平洋と南シナ海で発生する)は、東京にある台風委員会にて、熱帯ストームの域に達した段階で名前が選ばれるようだ。 カンボジア、中国、韓国、日本、タイ、ベトナムなど、その辺りの諸国と地域14カ国から10個づつ名前がすでにリストアップされており、それらはそのまま各国の言葉であり、動物、名所、魚、神様、鳥、花などの名前である。 ちなみに日本は天秤、ヤギ、うさぎ、かじき、冠等とあった。 サイクローン・ウサギなんて、なんだかとても可愛らしいのだ。 

北アトランティックで発生した熱帯、亜熱帯性サイクローンは、国立ハリケーン・センター(フロリダ州)で名前がつけられる。 2011~2015年の名前リストが用意され、毎年その名前を使っていく。 この名前リストからは、過去大きな被害を起こした名前ははずされていく。 2011年リストには、アーリーン、ブレット、シンディ、ダン、エミリー~その他、アルファベットのU V XYZから始まる名前以外、21個の名前があった。 これらはごく一般的な名前である。 最近の子供の名前は、どの国を問わず、変わった名前が流行っているが、それらはリストには載っていない。 またヒスパニック系の名前も少しあった。 わたしは女性の名前を使用!と思っていたが、男性の名前も平等にあるのだ。

オーストラリア地域(90°E-160°E)には5箇所に熱帯サイクローン警告センターがあり、そこで名前がつけられる。 名前は他の地域と同様アルファベット順に用意されたリストから選ばれる。

Aはアニカ、アンソニー、アン、Bはビリー、ビアンカ、Cはキャロル、D

はドミニクなど、そしてなんと、Kではこうじがあった。 さすが他民族文化奨励国だけあって、名前の選択も国際的であり幅が広い。 ヨーロッパ諸国やインド系など豊富で、また日本の名前が1個あったのには驚いた。 サイクローンの名前にまで気をつかっているのだろう!!

しかし、いつも思うのは、台風やサイクローンのたびに自分の名前が連呼される!というのはあまり芳しくない。 ‘台風しずこ’が上陸、大暴れして各地に被害!なんていうニュースは聞きたくない。 日本の番号制か、この台風委員会のように動物や花、鳥の名前のほうが無難といえよう。

今年はQueensland州にサイクローン・アンソニーが来て、現在ヤシが接近中であり北東Quennslandは厳戒な緊急体勢がひかれ、緊張が漂っている。 ヤシ君どうかお手柔らかにと祈るばかりだ。

情報源:Wikipedia Lists of tropical cyclone names http://www.bom.gov.au/cyclone/about/names.shtml#names

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

熱波とサイクローンで散々のオーストラリア!     シドニー天気模様!その2

昨日のブログで、1週間つづけて熱波がくるという話を書いたが、きっと日本の夏ならこういう日がつづくのは珍しくないのかも?それなら、日本でこれを読んでいる人々は、どうしてこれが大事?と思うのでは?という気がしてきたので補足を書くことにした。

シドニーの魅力の一つは温暖な気候である。 春9,10,11月、秋3,4,5月は15~21℃くらいで、すずしく穏やかな日々がつづく。 冬6,7,8月の寒さも日本の比ではなく、最低気温が下がっても5,6℃くらいで、日中は14,5℃くらい上がるから、日本の凍える状態はまずない。

12,1,2月は年により違うが、平均的に20℃~26,7℃が一般であり、たまに熱波(Heat Wave)最高気温35,6℃以上の日が数日つづけてやってくるくらいであった。

しかし今回の週予想の最低気温24,5℃、最高気温35,6℃が7日間つづくというのは異例なことである。 気象記録過去160年間、この記録ははじめてであるそうだ。それにいつもは局部的な熱波がやってきて、メルボルンは異常に暑くてもシドニーは涼しかったりするのだが、今回は、シドニー、メルボルン、アデレイド、パース、ダーウィン、ケアンズ、ブリスベン、アリス・スプリングスどの都市も30℃以上であり、オーストラリア大陸全体が熱波に覆われているようである。

さらにサイクローンが次々と発生している。

今近づいているサイクローン・ヤシは、オーストラリア過去最大規模といわれ、今夜半から明日にかけてQueensland州に接近する。 また州知事が緊急会見で避難勧告を発令した。

このサイクローン・ヤシ、2005年アメリカ、ニュー・オリンズで大きな被害を起こしたハリケーン・カタリナに匹敵するもので、最大風速280m、範囲は650kmにおよぶ巨大なものだ。 1月の洪水ですでに大被害にあった箇所、またQueensland州の観光業、砂糖きび産業、鉱業に大きく影響するのは避けられない。 オーストラリア経済の第5位、製鋼、石炭輸出業に、あの洪水災害にひきつづき、また足止めがかかった。 大型船が港につくことができないからだ。 またグレート・バリア・リーフのリゾート地はすべて閉鎖。 幾つかの空港も閉鎖された。

今朝、1月の洪水災害により野菜、果物の値段が60%上昇するというニュースを聞いた。 この大洪水災害の復旧費のために国民に税金を課すという法案もでたばかりである。

このサイクローンと熱波7日間連続の被害が最小に留まることを願うばかりである。 しかし今日のシドニー、ジメジメで暑いのなんの。 我が家の小さな庭に温度計を地面に置くとみるみるマーキュリーが上昇、50℃以上超えて、うちの温度計では測れる範囲を超えていた。(直射日光に当てたから) 陽が痛いので長袖を着る必要があるほどだ。

異常気象がどんどん増えていくこの地球、来年の日本の夏は、豪雨、嵐、大洪水、そして熱波がつづく猛暑となるかもしれない。 浸水しそうな低地は対策を練る必要があるだろうし、熱波に向けて体力強化に努めることを勧める。 エアコン漬けの弱い体では将来の地球で生き残るのは難しくなるのでは?!

情報源:Reuters

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »