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2010年12月

離婚後の親子のあり方  日本と他国との違いは?      in Sydney

日本の友達と話していて、離婚後の親子のあり方について考えさせられるものがあった。

その友達のケースは、義理の姉(お兄さんの奥さん)が5歳になる娘を置いて離婚した話である。 その元義姉は仕事に専念するため、つまり自分のキャリアをとるために夫と娘を捨てて家を出た。 もう一つ驚いたのは友達のお兄さんも自分の実の子の面倒をみず、再婚して新しい家庭を築き子供2人をもうけた。 その後、叔母にあたる友達が10年間、両親とともにその娘を育ててきたのだ。 

その両親は、同じ東京に住みながら1年に一度くらいのペースでしか実の娘とは会っていないようだ。 離婚状況や背景は、夫婦にしかわからない事情があるから、なにも詳細を知らない私がどうこう言うものでもないが、一つだけ気になったのは、その残された娘さんである。 叔母さんとお爺ちゃんとお婆ちゃんの愛は一身に浴びてきているだろうが、やはりどこかで母親像、父親像を作り上げ、なにかしらの期待はしているという哀れな事実があるからだ。 また悲しいのは、一度は結婚して子供をもうけた、その実の子供に母親がどうして愛情を注ぐことができないのであろうか? 年収1000万円以上のキャリアなら物質的なものはきっとなんでも手に入るであろう。  しかし親子の愛情というものはお金では買えないということが、その女性にはまるでわかっていないのである。

私はロサンゼルスで仕事をしていた当時、数ヶ月しか産休が取れず、2ヶ月の娘を預けて仕事に戻ることが出来ず、そのキャリアを断念した。 15年たった現在でもあの時の決心が間違っていなかったと思っている。 その後、娘が7歳の時に離婚し、独りで育ててきたから自分のキャリアに戻ることは不可能であり、ただただシドニーでサバイバル人生を歩んできた。

まず不可解なのは、その母親がそれほど仕事が大切であったのならばなぜ子供を作ったのか。 またどうしても仕事を続けたければ、困難ではあるがそれなりの方法はきっとなにかあったはずだ。 旦那との離婚への非難はしないが、子供を捨てるのは信じられない行為である。

しかしその友達曰く、日本で離婚した場合、どちらかの親に合わせてもらっていない子供のほうが多いのでは?ということであった。

アメリカやオーストラリアでは、離婚後よほどどちらかの親に問題がない限り(麻薬中毒患者、児童虐待、アルコール中毒、犯罪歴のある人など)、‘同居していない親は義務的に子供と合う’と法律で定められている。 NSW州では2週間に一度と決められているから、娘は必ず2週間に一度父親を週末訪ねた。 これは2度と前妻や前夫に合いたくないと憎んでいるような間柄でも果たさなければ行けない義務である。 我が家の場合は離婚後も温暖な関係を元夫と築いているから、そのような修羅場はないのが幸いである。

日本での法的な状況は知らないが、離婚したのは夫婦であり、父と子、母と子が離婚したのではない。 すべての親が親としての常識を備え、子育て可能な人格があるかは疑問であるが、子供が自分の本当の親に合いたいと思うのは自然な心理であり、それを無理やり絶ったり切ったりするものではないと思う。 まああ、このケースは実の親が子供との縁を切っているからどうすることもできないのだが。

離婚で大人が傷つくのは仕方がない。 しかし子供を巻き添えにするのは避けたいことである。 これ以上、歪んだ大人を増やしていかないようにするためにも見直しが必要な問題なのではないだろうか?

 

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クリスマスの真意とは? お祭り好き日本的クリスマスを見直してもいいのでは?

ヤフーJapanのある記事を読んでなんともおもしろいなと感じた。

題して‘1人寂しく。やむなく家族と。理想とは異なるクリスマスの過ごし方’(東京ウォーカー)、内容は10~40代の男女を対象にしたアンケートの結果であった。 

なにがおもしろいかというとクリスマスの日本的解釈である。 キリスト教者の割合が増えているわけでもないのに、今や国民行事の一つとなっているこのクリスマス。 世界的に無宗教者でもこの時期にプレゼント交換、カードを送る、音楽、ご馳走、街中の装飾、教会に足を運ぶなどは慣習になってきているのは事実である。

しかしこの記事のように彼や彼女といることが重要イベントであり‘やむなく家族と’と思っている人が多いのはどうかと思う。 外国ではクリスマスは家族と過ごすのが普通だから都会で1人暮らしの人々が孤独を感じるというのは理解できるが、恋人と過ごさなくても、ケーキを無理やり食べなくても、家族といて何が悪いの、豪華レストランなんて予約できなくてもいいのでは? 日本のクリスマス解釈はあまりにも路線からはずれていってしまっているのではないだろうか?

クリスマスの真意とはいったい何であろう?

カリフォルニア州に住んでいたとき、この家族親戚一同が集まる行事は、「そうよね、こういう日がなければ同じ州や市に住んでいても滅多に家族と合わないものね」と思ったものだ。 これは核家族が増え各々の生活に追われ、イースター、誕生日、感謝祭、クリスマスにしか他の家族とは顔を合わせないのが普通であった。 従ってこういう行事は必然なのである。 逆にこういう行事にしか訪ねていけない義理の両親や親戚というのは少々寂しく感じたものだ。

アメリカやオーストラリアではユダヤ教や特殊な宗教信者でない限り、25日は家族中が集まるのが習慣である。 ターキー、鶏などのローストやロースト野菜、甘エビ、牡蠣(Sydneyではシーフードが多い)、そしてケーキはパイ類やフルーツ・ケーキ(とても濃厚な味のスポンジケーキの一種)をいただく。 よほど家族がいない限り、恋人と2人きりでクリスマスを過ごす人は滅多にいないであろう。

これは日本のお正月と同じようなものだ。 といっても現代の日本は知らないが、昔は親戚の家に集まり、御餅つきをしたり、従姉妹と遊んだり、お年玉をもらい、それは楽しかった。 

プレゼント交換に関しては、落ち込んでいる経済活性化のために、また日頃お世話になっている友達や知人に高価でなくてもいいから小さな贈り物をするのは良い習慣だと思う。渡す側も受け取る側もHappyになる。

ただ大切なのは、‘クリスマスは恋人と’なんて大きく宣伝して、独り身でいるのが悪いことのように感じさせる商業戦線には踊らされなくてもいいのである。 

日本のクリスマスも、美味しいものを家族と食べてくつろぐという、日頃忘がちな家族の絆を結ぶ良き機会にかえていったらどうであろう?

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Merry Christmas!  クリスマス目前のシドニー模様!

今年のクリスマスは土曜そして翌日Boxing Day(ボクシング・デイ祭日)は日曜となるため、両祭日の振り替えで2728日月曜と火曜がNSW州では休日になる。 日本のように年末年始の1週間半ほど休みはないが4連休となるのは嬉しいものだ。 

この国の元旦は祭日ではあるが、翌日2日から仕事開始となるのでお正月気分もなにもない。

オーストラリアではクリスマスは国民休暇であり、また宗教上観点からすべての店が閉まる。 (クリスマスを祝わない民族のお店やファースト・フード・チェーン店などは営業することもある)

ここ数日はクリスマス・パーティまたこの4連休に向けて、最後の買い物に出掛ける人でどこも大混乱状態になるのだ。 

昨日、City(市の中心地)に出掛けたが、クリスマス・プレゼントを買い込む人々でどこの店のレジも長蛇の列であった。 まわりへのプレゼントはいつも早めに用意しておく自分であるが、自分の欲しいものを買ってなかったので、‘いい物見つけたらご褒美ね’なんて思っていたがとんでもなかった。

QVB(クイーン・ビクトリアビル)の地下にあるヴィクトリアズ・ベースメントではクリスマス・セールをしていたので覗いてみたが、20mくらいの列をみて何も見ずにでてきた。 この店は高価、豪華、便利な台所用品が美しく並べられているお気に入りのお店である。 セールは少し前からやっていたからやはり早めに行っておくべきであった。 

音楽DVDCDなどの専門店ではどうしても欲しい物を見つけたからしぶしぶ長蛇の列に加わった。

今日は朝一番で子供のパーティ用の買い物に出掛けた近所のショッピング・モールでは駐車場が満員状態で必死に車を停める始末。 朝から疲れた!

しかしこの週末に旅行にやってきた観光客はどうするのであろう?といつも同情してしまう。 Cityや観光地ならどこかは店は開いているだろうが、街は閑散としてしまうだ。 

私は毎年イブの夜もしくはクリスマスの朝、このCity中を散策する。 古い煉瓦造りのTown Hall のツリー、St. Andrews(教会)、St. Mary’s(教会)Martin Place(マーティン・プレイス)の巨大ツリー、David Jones(高級デパート)のウインドウはクリスマス一色になり、それは美しいのだ。 この時間帯、世間はみんなパーティで大忙しになるから街にはほとんどの車も人もいなくなる。

誰もいない静まり返った大都市というのも味わいがある。 

2010年が駆け足のように去っていく。 

今年1年、勝手な独り言を書いてきたこのブログに立ち止まってくれた皆様に感謝いたします。 

メリークリスマス!xmas

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レント値上げ騒動 終わり無き闘い  Sydney住宅事情 その2

シドニーのレント(家賃)が上昇をつづけているのは’シドニー住宅事情 我が家編(1月2010年)‘で書いたが、我が家にまたこのレント騒動が持ち上がった。 半年もしくは1年契約を結んでいない限り、持ち主はいつでもどれだけでもレント額を簡単に上げることが可能である。 1年、半年に一回、ひどいときは年に数回でも突然お達し手紙が不動産屋を通して送られてくる。 

この家賃値上げ通知は、家賃が上がる60日前に送られてきて、不満があれば交渉、また払えなければ、4週間前に不動産屋にその家を退去することを申し出なければいけない。 過去どんなに交渉してもこちらの望む額になったことがない。 少しでも交渉をして値上げ率をさげれば、それにこしたことはないだけだ。 また1年リースといっても、万が一大家がその家を売ることになれば1ヶ月前に連絡通知がきて、その家から出なければいけない。 まったくもって貸手市場であり、お金の力を嫌というほど見せ付けられる状況である。 

不動産屋から手紙が来る度に、え、まさか家賃値上げ?と、郵便受けを覗ビクビクしてしまう。 まったくもって心理上良くない代物なのである。

前回1年リース(契約)を交わし、ずっと週360ドルで落ち着いていたが、数週間前に突然この嫌な値上げ通知が届いた。 今回は週360ドルから一挙に週400ドルに上がるというものであった。 1週間に40ドルの値上げはあまりにも大きい。

1ヶ月の家賃が1810ドルとなる。 (日本円にして15万円ほど)3寝室、台所、リビング室、洗濯室、車2台駐車スペースでこの額は日本の大都市に比べればきっと悪くない額であろうが、ここで独りで働いて給料を貰っている私にしてみればとても大きい。

また古い建物であちらこちら痛んでいるにも関わらず、ちっとも修理をよこさない大家だけに、この大幅値上げには腹が立ち、即不動産屋に電話して交渉を始めることにした。

こちらの言い分としては、我々は家賃の支払いを滞ることもなく、建物を綺麗に使い、8年もここに住んでいる優等生借主である。 銀行の利子値上げ、諸々の経済不況の影響で大家が家賃を上げたいのは充分理解できるが、一気に40ドル値上げはあまりにも不当ではないか? 隣に引越してきたばかりの人は家の修理すべてしてもらい週390ドルで1年契約したばかりである。 通常長く住んでいる住人には少しでも恩恵があるのに、それがまったくみえないのである。

そして家の修理が必要な箇所を書きリストにして、またひどい箇所は写真を撮って送り、これだけ直しもせずにほっておき値上げだけするのはおかしいのではないか?とにかくありとあらゆることを並べあげて、週に380ドルならなんとか払えると申し出た。 

そして1週間以上たってから、大家は週400ドルで1年契約結ぶなら(彼等の最初の提示額)、2週間の家賃を無料にする。 もしくは週390ドルで半年契約を結ぶか?この2つの選択を言ってきたが、修理は一切しないとのことであった。

これってすごく強気!!!ほとんど相手の希望額で修理もしないの? もう一気に血が頭に上り、「この台所の写真(水道の下あたりの壁がくちてカビている)、これって常識で考えれば放置しておくのは違法ではないの? この修理すらせず、そちらの言い分だけを通すなら住宅関係問題調停所に持っていくから!と不動産屋に言ってしまった。 言ったあとに、あああ、追い出されるかな?どうしよう!とも思ったが、後の祭りである。

その後、不動産屋がいろいろと交渉して、修理リストのいくつかは修理して、また見積もりを取りはじめ、週390ドルと言ってきた。(注:見積もりを取るというのは、イコール修理ではない)

今回は1年値上げしないリース(契約)をしないから、修理したら、その修理額によりきっとまた値上げ通知を送ってくるであろう。 しかしこれ以上は交渉もできない、これが嫌なら出て行くしかないのである。 

少々不便な場所に移動するのはなんとか我慢できるが、治安の悪い地域や、郊外によって一定の移民が集まるお国柄だけに、引越し先は充分に注意して選ばないといけない。 便利で治安の良い日本人の多く住み地域などは1寝室でももっと高い家賃を払っているから、それを考慮すればここからは動けない。

まわりはクリスマス気分で盛り上がっているのに、まったく暗くなる我が家である。

レント値上げはまだまだ終わり無き闘いなのである。 

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基本的な躾け 親がしなければ誰がするの?  in Sydney

今朝のニュース番組で、カフェやレストランへ子供を連れて行くことへの論議がかもし出されていた。 視聴者の意見は、多くの人々が公共の場での親の管理不足や躾けの足りなさに不平をいだいていた。 「悪いのは子供ではないのよ、それをしっかり教えられない親が悪いのだから。」という声がほとんどであった。

お金を払ってのんびり静かにランチや夕食を食べたい。 そんな横で子供がギャーギャーと騒ぎだしたら、それは迷惑である。  それでも静かにお利口に食べている子供もいるから、これはその親の躾けの足りなさが問題の根底であろう。

前回日本に帰国したとき、山の手線の電車内で2人の男児(3~6歳)がギャーギャーとわめいていた。 お父さんらしき人はそれをなだめようと子供に話しかけていたが、母親は完璧に無視していた。 ‘あの人お母さんよね?’と不思議に思い彼女をみていると、ものすごい怖い顔で睨み返されてしまった。 母親であることを放棄しているのか? よほど疲れているのか? 子供が騒ぐのが当然と思っているかのような態度にはあきれるばかりであった。

帰りの飛行機内ではそばに座っていた男の子が数時間ずっと泣き続けていた。 どうやら、夜の便だったから日本最後の日にディズニーランドかどこかに遊びに行ったようだ。 そして運悪くその子は怪我をしたようであった。 子供はずっと「ママ、痛いョ~」と泣きじゃくっていたが、「我慢しなさい。」母親はそれを繰り返す以外なにもしない。 あれほど泣き続けるということは単なる打撲とは思えない。 

お節介なオバサンになってしまうが、ここで疑問が浮かんだのは? 

なぜ飛行機に乗るという日本最終日にDisneylandに行ったのか? 薬は? 常備薬は持っていないのか? もし持っていないのならどうして飛行機に乗る前に痛み止めを買わなかったのか? 自分は、普段飛行機に乗るときはいつも子供の薬を持っているが、その時はスーツケースに入れてしまっていて手元にはなかった。 もし機内用バッグに入れてあれば、この子にあげることができたのに!と悔やんだ。

ようやく時間の空いたフライト・アテンダンスが、「どうしましたか? 子供用バッファリンを飲ませますか?」とやってきた。 そして指示通り薬を飲ませて、その子は静かに眠りについたのだ。 わたしのまわりに座っていたオーストラリア人はみんなヤレヤレとした表情で「あの母親はなんて可哀想なことを平気でほっておいたの?」と私に話しかけてきたから、みんなも同じことを思っていたのであろう。

先日はダーリング・ハーバーのカフェで友達とコーヒーを飲んでいたら、日本人の若い女性グループがランチをしていた。 そのうちの1人は子供(3歳くらい)をベビーカーに乗せて連れて来ていた。 子供はその中から出たがり叫んでいたが、母親は話に夢中でずっと無視していた。 ここダーリング・ハーバーはちょっと外に出れば子供の走り回れる空間がたくさんある。 少しでも走らせてくれば子供も落ち着くのに!っと思った。 母親同士の話に夢中になるのは理解できるが、公共の場で人に迷惑をかけるのなら、公園などに行ってピクニックでもするべきである。 それに小さな所に座り続けさせられていた子供が可哀想であった。

公共の乗り物内、レストラン内、いろんな場所に子供を連れて行くのは普通のことであり、子供にそういった場所での振舞いを教える良い機会である。

そういう時に困らないために、親達は普段から子供の躾をしっかりとしておく必要があるのだ。 

しかし、悲しいかな、とんでもない大人もいるから、それを望むのはもう不可能な世の中になってしまったのであろうか?

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Oprah アメリカン・トーク・ショー女王旋風まだまだつづく その3

‘現代のロビン・フッド’と呼ばれるオプラ旋風はまだまだつづいている。 今日はオペラ・ハウスでトーク・ショーを2回録画するということもあり、朝からニュースではオペラ・ハウスに集まっているファンの様子ばかりを映していた。 

City(中心地)以外、道路もショッピング・モールもどこもすいていると感じたのは、きっとほとんどのシドニー・サイダー(地元民)がオペラ・ハウスに集まっていたからであろう!?? (本当かな?)

テレビから仕入れたこぼれ話を紹介したい。

日曜の朝、ブリッジ・クライム(ハーバー・ブリッジのアーチ上の上を歩いて渡る)に挑戦したとき、撮影をしていたヘリコプターが燃料切れとなり、通常のブリッジ・クライムよりも長時間橋の上にいなければいけなかったそうだ。 羨ましい話であるが、登る前のインタビューでは、「ちっとも楽しみにしてない。」と高所への恐怖を示していたオプラであるから、きっとヘリコプターの戻ってくるのを待ち遠しく待っていたことであろう。 

このオプラの番組では、多くの有名芸能人とのインタビューをはじめ、いろんな困難や生活苦、また小さい頃に受けた傷がトラウマになっている人などを励ましたり援助したり、夢を叶えてあげたり、豪華なギフトを渡したりしている。 少しでもそういった多くの人々を助けたいという思いは、オプラ自身も子供の頃に父親から虐待を受けていた事実からであろう。 従って、彼女の番組には様々なケースの悩みを抱えた人々からの手紙が多く届く。 

今回このオーストラリア9日間フリー・チケットを手に入れた302人のファンも実は、そういう人々であった。 このオーストラリア行きを発表した番組に呼ばれていた観客は、偶然に幸運にそこにいただけではなかったのだ。 つまり困難を抱えて生きている人々に夢を与えたい、という番組の計らいであった。 なんとなくそうかな!っと思っていたが、それが事実であったのは嬉しい。 それに302人中海外旅行をしたのが初めてという人が200人だそう。 何回も海外旅行したり、オーストラリアに来たことのある人なら、きっとこんなに感動もないから、そうでない人々を選んだのは正解であろう。 

1回目のショー録画撮りの始めに、「I love Australia!」をオプラが連呼すると会場を埋め尽くしたファンは大喝采となった。 オーストラリアへのショーからのギフトは、ある学校へ1人一台コンピューター、癌と闘う夫と子供へ治療費の援助、観客には真珠のネックレスと大規模なギフトが振舞われた。 まさしくロビン・フッド!である。

彼女は記者会見で、

「これを観て飛行機代をなんとかしようと思う人。え、オーストラリアってどこにあるの?って思う人。 グーグルでサーチを始める人がいるはず。 このショーにより、人々の心にオーストラリアの種を巻いた。」と断言した。ほんとうにその通りである。 オーストラリア政府や観光局の過去の変なプロモーションに何十億もつぎ込むより、どれだけオプラ旋風のほうが大きいか。 彼女の力は偉大であったのだ。

一つ気になることがあったのは、このオプラトーク・ショー番組録画の数日前にオペラ・ハウスの舞台設置や警備をする湾岸労働者が24時間ストライキを始めると宣言した。 こんなときにストをされたら大変なことになる。 州政府は慌てて彼等の要求に応じたようだ。

これはちょっとスポーツマン精神からはずれた行為であるのでは?と思えた。 

アメリカ人のトーク・ショー女王がオーストラリアの観光活性化に一役買っている最中、肝心のオージー労働者がこんなことをするなんて! この国のユニオンの強さにはほとほと嫌気がさしていたが、このやり方はちょっといただけない。

これを機に海外からの観光客が増え、またオージーもきっと国内旅行をもっとし始めるであろう。 私もウルルに行きたい!ブリッジ・クライムしたい!と思い始めたのだ。

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Oprahアメリカン・トーク・ショー女王の選んだ地は! その2 In Sydney

Hamilton島、ウルル(エイヤーズ・ロック)、メルボルンの美味しいところだけ、プライベート・ジェット機で素早く訪れたオプラが、ようやく昨日シドニーに到着した。 

ボタニック公園で300人のファンと夕食会を開催、そして花火が打ち上げられた。 このハーバーブリッジ辺りの花火大会は大晦日のものが世界的に有名であるが、昨夜の花火も美しかった(TVによると)。 我が家からは見えないが音だけ楽しんだ。

今朝、彼女はハーバーブリッジのアーチ上を歩いて渡るブリッジ・クライムに挑戦している。 天気は良好、暑くもなく風も強くないので、シドニー湾水面から134mの最頂点からの景色はきっと圧巻であり最高のブリッジ・クライムとなることであろう。 また今日は波も静かであり、シドニー湾水面は鏡のようにスムーズである。

その後はサーフィンのメッカ、真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの透き通った海水のひろがるボンダイ・ビーチへと向かうらしい。 そこでは筋肉美のライフ・セーバー達に合う予定になっている。 クイーンズランド州は豪雨による大洪水などの被害にあっているのに、いまのところラッキーな天気がつづいているシドニーである。

ニュースを観るたびに、オプラが絶賛の言葉を浴びせ続けているのがなんとも気持ちが良い。 

昔、ツアーガイドの通訳をしていた知人があることで怒っていたのをふと思い出した。 

ブルーマウンテンの展望台に行けば「ああ、グランド・キャニオンはもっと壮大だった。」

オペラハウスの夜景見学に連れていけば「NYのエンパイヤ・ステートビルの夜景は比べ物にならない。」「シドニーなんてハーバーブリッジとオペラハウスしかないよね。」というひねくれた観光客が必ずいたそうだ。 だったらなぜにオーストラリアに来たの?と言いたくなるが、ガイドとしてそんなことは言えないから、ただ笑ったふりをして無視したそうだ。 

目の前で体験していることに対して素直に感激したり喜べるということは簡単なようであるが、世の中にはそれすら出来ない人が多々いる。 

オプラはそれを演技ではなくすんなりと実行しつづけているのが、とても嬉しいのである。 300人のファン達もどこに行っても賛美の言葉ばかりである。 彼等が心を大きく開いて童心に戻って楽しんでいる姿を観ると小さな感動を与えられる。 

火曜はオペラハウスでOprahトーク・ショー番組を2本撮るようである。 

オペラ・ハウスといえば、フライング・ナース(遠隔地の患者さんを小型飛行機で診察する看護婦)の友達が、’くるみ割り人形‘(オーストラリア・バレエ団)を観に行き、感激して帰ってきた。 オプラの番組は行けないが、バレエは是非とも観に行きたいオペラ・ハウスである。 チケットはまだあるかしら?と少々焦り気味の私であった。 

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Oprahアメリカン・トーク・ショー女王の選んだ地は!

300人のオプラ番組の観客(ファン)はシカゴから18時間かけてシドニー空港に着いた。 ニュースを観ていると、どの人も興奮しきって嬉しそうで長旅の疲れもどこへやら!である。 なぜオーストラリアを今回オプラが選んだか?の理由は、‘まだ一度も訪ねたことがない地でありいつも行きたいと思っていた。’とのこと。

ファンに遅れて、番組ホスト オプラは昨日ハミルトン島にプライベート・ジェット機で到着。 日本人新婚さんツアーにはお馴染みであるハミルトン島の砂浜と真っ青な海は、寒いシカゴから比べればきっと別世界であろう。 そして最初に行った場所はコアラ・リザーブ。 ここではコアラを触ったり、身近に彼等の生態を観察できる。 彼女がコアラに嬉しそうに触って喜んでいる姿を観ると可愛らしくなる。 意外な一面をみたようだ。 コアラは誰が見てもフニャ~とニヤケテしまう魅力を持っている。

‘すごく長く飛んできたけど、もちろんその価値ある旅よ。 どんなガイドブックや本よりどれだけいいか!’この彼女の言葉、どんな広告コピーよりも勝るのではないだろうか。

この後オプラは、ポール・サイモン(サイモン&ガーファンクルの1人)に’必ず行きなさい!‘と言われ、当初は予定に入れてなかったウルルに向かう予定である。

ウルルとは348mの巨大な岩山、エイヤーズ・ロックのある地だ。 ここで一つ気になるのは、あの岩山は原住民アボリジナルにとり聖地であり、彼等はずっと観光客の登山を反対しつづけている。 「もう何年も登山禁止になるのか!」という論争がつづいているが、まだ禁止にはなっていない。 観光資金源の売り物である岩山登りを禁止にしてしまえば観光客数に影響する。 オーストラリア政府側にしてみればしたくないのが本音であろう。

この岩山にオプラは登るのであろうか? 

ファンの彼等がどんな場所に行くのはすべて極秘になっている。 グループごとに分けられタロンガ動物園、ハンター・バレイ(シドニーから2時間弱のワイナリー)、オペラハウス前サイクリング・ツアー、バイロン湾(シドニーから800Km北上)でのサーフィン・レッスン、ウイット・サンデイ潜り、ブルーマウンテン探索、ハーバー・ブリッジ・クライム(橋のアーチ上の一番上を歩くツアー)などらしい。 また土曜日は私のお気に入りのシドニー・ボタニック公園で大きなウエルカム夕食会が催されるようだ。

このオプラ旋風いったいどこに行くのか楽しみであり、ニュースのたびに見入ってしまう。 

ある男性が、‘街並みがとても綺麗だ!’と絶賛していた。 私と娘は銀座のほうがよほど綺麗なのにと思っていたが、シカゴ住民にしてみればシドニーは綺麗な都市なのだ。

もちろん空気の鮮度の良さ、シドニー湾からの潮風、乾いた空気、真っ青な空が大きな要素であろう。 オプラをはじめファン達の幸福そうな顔をテレビで観ると嬉しくなる。 ガイドブックでは味得ない本当のオーストラリアを満喫してもらいたい。

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アメリカのTVホスト女王OphraがSydney&Melbrouneにやって来る!

アメリカのテレビ番組、Ophra(オプラ)トーク・ショーの司会者、Ophra(彼女の名前)オーストラリアに番組300人の観客とともにやってくることになった。 

日本では放送されているのか? 馴染みの無い人かもしれないが、アメリカでは最も視聴率の高いトーク・ショーのホストであり、‘20世紀で一番お金持ちなアフリカン・アメリカンである’ともいわれている。 彼女のアメリカ社会への影響力はとても強く、番組で紹介した本、製品、映画は必ずといってヒットする。 番組の特徴の一つとして、観客は必ずなにかプレゼントされたり、また何らかの夢を実現させてもらえる。 貧困家庭で苦しんでいる子供に奨学金、アフリカのある国内暴動で苦しんでいる国民に救援物資を送ったりなど、彼女の幅広い活動は多くの人々を助けている。 

そして今回は番組25周年ということもあり、大きなプレゼントとして観客すべてをオーストラリアへ招待するということになったのだ。 

この番組が流されたとき、オーストラリア政府側の対応としては、カンタス航空とオーストラリア政府観光局から25000万円、また州政府からの援助金が出されることになった。 この金額に関しては‘今までの多大なお金をかけて広告合戦を世界に広げて成功した例がない。 この金額は冷笑的である。 オーストラリアを世界中にひろげるOphraの宣伝効果はお金で買えるものではない。’という非難の声が上がった。

テロ騒動、鶏インフルエンザなどにより海外からの観光客が激減し影響を受け、沈みつづけているオーストラリア観光業界である。 また最近カンタス航空機(Air380)ロールスロイス・エンジンのトラブルが多発、LASydney間の飛行機がLA空港を飛び立ちエンジンから火が吹き、LAに戻ったり、シンガポールでの緊急着陸など、大事故に至らなかったのが幸いである。 カンタス航空としてもなんとか汚名を挽回したい。 それもあるのか、カンタス航空親善大使であるジョン・トラボルタが操縦していっしょにやってくるという話になっている。 

このOphraオーストラリア旅行&放映が落ち込んだ観光業の活性剤のひとつになってくれれば!とオーストラリア政府、また観光業界は願うのも当然である。

アメリカ国内で4000万人の視聴者を持ち、また世界145カ国で放映されているこの番組。この観光客減少にどれほど止めを加えるかはわからないが、これはすばらしい宣伝であると私も思うのだが、このような説もある。

‘アメリカでOphra番組を観ている人々は、多額のお金を休暇に使い世界中を跳びまわる上級クラスの人ではない。 近くの福祉施設に行くバス代もないような人々の多くがこの番組を観ている。 シドニー湾クルーズ、グレート・バリア・リーフ、大草原の荒野などのイメージから、“Ophraがあんなに素敵な時間を過ごしている!行ってみようか!”なんて思う人もわずかにいるかもしれない。 しかし多くの人がすでにオーストラリアがどこにあり何があるかを知っている。 単に興味がなかったり、遠すぎて高すぎる。 それならもっと他の多くの興味がもてインフラ整備がより優れている地に行こう!という難点があるのだ。’

シドニーとLA(ロサンゼルス)間は直行で14時間。 NY(ニューヨーク)からだと22時間。 西海岸からならまだオーストラリア旅行を考える気にもなるが、NYからだとヨーロッパに飛んだほうがずっと近い。 この長距離プラス時差ではよほど大きな魅力がオーストラリアになければなかなか休暇を!という気にはならないのであろう。

その点、日本からは時差も少なく飛行時間も10時間以内であるから、行きやすい目的地になりやすいのだが、どうも日本人観光団は決まりきったところにしか行けず、‘それすべてがオーストラリア’となるから、もう戻ってもこないのであろう。

この国の魅力は気候、美しい街並みや海岸線、親しい国民性、移民の持ち込んだ国際的な味、のんびり時間が流れている、というのが私の見解であるが、日本人の1週間足らずの急ぎ旅ではこれらを満喫するのは不可能であろう。

なんとかこのOphraの登場が大きな起爆剤になってほしいものだ。

情報提供元:couriermail.com.au AAP

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安い卵買いに走らなくなった消費者       in Sydney

1月にこのブログで‘イギリスの鶏事情’についてふれたが、先日あるスーパーに卵を買いにいったとき、時代もかわってきたな?と、卵の種類のあまりの多さに驚いた。 

いつもは八百屋さんで卵を買い、そこでは600g700gなどサイズの違いくらいしかなかったので、こんなに卵の選択買いが出来るようになっていたのをまったく知らなかったのである。

色々ありすぎてどう違うのか? 家に戻りざっと幾つかの違いを調べてみた。

Battery Caged Egg、一般にケージド・エッグと呼ばれ、最も安い卵を消費者に提供している。 鶏の飼育条件は、A4紙サイズに1匹,もしくは1平方メートルに14匹の割合で針金の籠に入れられている。(NSW州の基準)24時間7日籠から出ることはなく、狭い籠の中で喧嘩をして仲間同士傷つけあうので、それを避けるためにクチバシが切られている。 

Free Range Egg、屋外で野放しに飼われている鶏たちが産む卵。 餌は抗生物質を含んではいけないことになっているが100%守られているとは限られていないようだ。

Barn Laid Egg、屋外には出されず小屋の中だけで飼われているが、ケージド・エッグに比べ籠に入れられていないので自由に動き回れる。

Organic(オーガニック・有機飼育)国により多少の違いはあるが国際標準では、95%有機栽培である餌を与え、それには抗生物質、ビタミン、ミネラルは含まれてはいけない。 彼等は上記の放し飼い鶏と同様、屋外を自由に動き回れる。

Corn fed chicken egg、有機栽培のとうもろこしを主に餌として与えられている鶏の卵。

値段はオーガニックが一番高く、次に放し飼い鶏の卵、ケージド・エッグとなっている。 日本に比べオーストラリアの卵の値段は高く、一番安い卵でも1カートン(12個)$2.40くらいしている。 少し前まではオーガニック卵は1カートン$12以上していたが、このスーパーでは特別売り出しと称して$7.50~からあった。

これらの卵をみたとき、安全な食べ物確保と動物虐待反対という消費者の心理が大きく動き出しているのを感じた。 知らなければ知らないで終わっていく事実であるが、消費者11人が一体どんな物を口にしているのか?ということに疑問を持つことは大切である。 1月に書いたJemie Oliver(イギリスの有名なシェフ)の事実暴露と消費者の食物への認識を高めていくようなテレビ番組は大いに企画、放送していってもらいたいものである。

先日は豚が檻に閉じ込められ太りつづけ身動き不可能になり、寝転がることしか出来ずに子豚にお乳をあげているシーンをあるドキュメンタリー番組で観た。 オーストラリアの豚は日本の豚に比べて、ニオイがきついので私個人としてはあまり口にしないが、飼育方法は鶏に次ぐ動物虐待として取り上げられ始めている。 

人間は動物界の頂点であり動物たちから栄養をもらって生存している。 肉食を反対するわけではないが、せめて飼育は動物へ優しい方法を選んでいってもらいたい。 

家、ファッション、車、ブランドにはお金に糸目をつけない人種が多くいるなか、少々高くても健康なお肉や卵をいただくという風潮を増やしていく時なのではないのであろうか。 

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