母の趣味と娘の体育 海洋スポーツを満喫しましょう! in Sydney
オーストラリアは海洋スポーツの宝庫。お馴染みは、ケアンズやグレートバリアリーフでのダイビング、シュノーケリング。ブリスベン、ゴールドコーストでのサーフィンなどであろう。クイーンズランド州に比べれば年間を通して水温は低いが、シドニーでの海洋スポーツも見逃せない。すでにマンリーやボンダイ・ビーチはサーフィンの世界的メッカ地ではあるが、マンリー横のCabbage Tree Reserveは、海洋公園が広がりダイビングも可能である。シドニーから20分ほどのモスマン郊外スピット(The Spit)ではカヌー、カヤック、ヨットを手軽に。シドニーから1時間半ほど北上したマコリー湖では水上スキー、ジェットスキー、釣りなどを充分楽しめる。
あなたの趣味はと聞かれ、ごくごく普通に絵画、音楽鑑賞とあげるが、さらにボートがある。(競艇ではありません!)
天気の良い日に公共フェリーに乗りCityに向かうのは大好きだが、小型ボートの免許を取得しており、時間と余裕があれば友人のボートを引っ張り出し、シドニー湾に20分ほどでたどり着くことができるのだ。
5,6年前、突然友人が、昔乗っていた小型ボートの売り出しを見つけて、
「いまからボートを見にいくからいっしょに来ないか?」これが私のボート趣味始まりであった。
その時は、ボートを買う???どこに保管するの?どうやって運ぶの?ハテナがぐるぐる頭の中を巡っていた。しかしここシドニーは大きな河川が多く、水陸路がとても発達している。一般市民でも釣り用の小型のものからクルーズ用ボートなどを持つことが比較的簡単にできるのだ。
近所にパラマッタ川という大きな川が流れていて、この川をシドニー湾からさかのぼっていくと、公園沿いなどいたる所にボートランプ(桟橋やボート進水路)が設けられている。従ってアクセスがとても簡単なのである。
ボートは通常、牽引するトレーラーといっしょに売っている。保管場所はアパートの車庫や、家の駐車場など。乗用車と同じ大きさであれば、簡単に駐ボート?できる。それより大きくなるとマリーナに有料で保管する。また川沿いに建っている家は、個人の小さな桟橋を持っているので、そこにつなげておくだけである。(これは一般市民ではないが!)
ボートが趣味?!!シドニーではごくごく普通のことなのだ。
そして高校9年生(日本の中学3年生)になる娘の今学期の体育授業はヨット操縦。
超高級ボートが並んでいるスピット(The Spit)のマリーナでは、海洋スポーツのレッスンを受けることができる。
一度はこっそり覗きに行こうか?と目論んでいる私であるが、娘にみつかると怒られるので、まだ見に行っていない。3人で1組となり小さなヨットの操縦法を習っているようだが、毎週砂だらけになり、ニコニコ顔で帰ってくる。よほど楽しいようである。
ボートに乗り潮風を顔面に目一杯受け、水しぶきをあげながらバーバー・ブリッジの下を潜り抜ける瞬間がなんとも爽快で心地良い。Cityのビル群とオペラハウスが見えてくると小さな感動が走り、浮世の嫌な事が一瞬にして消えていくような感覚である。
残念ながら、日本で海洋スポーツはお手軽に!というわけにはいかないが、シドニー観光に来る人々には、是非一度試してもらいたい海洋スポーツである。
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