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人間関係のたし算引き算 結婚or 母子家庭?どちらが楽? Sydney編

隣の芝は青いとはよく言ったものだが、ある人々は自分と違う世界に住む人の生活を楽とか羨ましいと本気で思っている。

国際結婚、離婚、そして母子家庭の環境を生きている自分にある心無い言葉が降りかかってきた。 

昔からよく知っている友人でよく旦那さんの愚痴をこぼす人がいる。

「再婚なんて絶対に考えないほうがいいよ」と結婚=墓場という言葉をしょっちゅう繰り返している。 話しを聞いているとあまりにもご主人への感謝、愛情、気遣いなどの想いがないから、なんて淋しい夫婦なんだと思っていた。

ある日、「あなたはいいわよね、嫌な旦那の世話なんかせずに一人で自分が天下を取っていけるわけだから楽よね」という言葉を吐いたのだ。 離婚にまつわる事情は夫婦それぞれであり、なにも好き好んでそれを選んだわけでもない。確かに娘と2人暮らしであるから、私の意志でなにもかもを決めている、しかし細かなその判断に迷うことなんて日常茶飯事である。 それに当初は小さな娘をかかえ、どうやって暮らしていこうかと途方にくれ不安や心配な夜をどれだけ過ごしてきた。異国人でしかも女一人、異国で娘を育てていくというプレッシャーや責任、経済的な苦労を、あまりにも理解していない人なんだと思い知らされた。

もちろん今となってはすべて自分の選んできた人生であるから後悔もないし、ひたすら一生懸命生きているというのが現実であるが、聞きたくなかった言葉である。

オーストラリアにおける母子家庭をとても気楽で裕福なものだと誤解している人にもあった。彼女はオーストラリア人と国際結婚した日本人であり、日本では報道関係の仕事に就きバリバリと働いていたタイプである。 しかし子供ができ仕事を辞め、結婚を決めオーストラリアに移住していた。

「子供さえできていなければずっと私はあの仕事に就いていた。 子供さえできていなければいつでも仕事に戻れるのに、子供ができたのは計算間違いであった。」

そして結婚生活もうまくいっていなかったのか、

「いつだって離婚を考えているし、いつしても構わない、でも母子家庭ならぜったいにシドニーよ、だってこの国は福祉がいいから生活は楽でしょ?」

これまた目が点になる言葉であった。

まず、子供が欲しくて欲しくても授からないご夫婦は山のようにいる、あんな可愛い子供に恵まれたことに感謝もできないような母親にしっかりとした子育てなんてできるのであろうか? もう大人なんだから避妊なんていくらでもできるはず、間違ってできた、いらなかった、仕事の邪魔になる、って真顔でいう彼女の人格をうたがった。 そして母子家庭ならオーストラリアよね?という感覚にも驚いた。 事実、母子家庭には収入に応じて政府から給付金がでる。 しかし最近はその規制が厳しくなってきているし、どんどん上昇しているシドニーの生活費を考慮すると、豊かな暮らしなんてとんでもないのである。 日本の事情はしらないが、毎日夫婦で分担できるはずの家事、子育て、生活すべてを母親が一人で背負うわけだから、楽なわけではない。 こんなに簡単に離婚という言葉を吐くのも疑問であった。

この2人はごくごく普通の日本人女性である。 ただわたしと違っているのは彼女達には夫がいて都合の良いときだけ夫に頼り利用して、偽りのある結婚生活を演じている。 そして母子家庭がどんなに気楽で豊かなものだと誤解もしている。

人間関係は算数の足し算引き算のようなものだ。 それをいかに上手に生き抜くために計算をしていかなければいならない。 結婚がプラスばかりではないように、母子家庭もプラスばかりではないし、どちらにもマイナスだってある。その立場を体験しなければ理解できないことをこんなに気安く、相手の立場の人には言うべきではない。 そういう言葉を発し続けている限り、彼女等の引き算は途方も無く増えていき、大切なものを滅ぼしているのに。

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コメント

いきなりの投稿でごめんなさい。
私は24歳、3歳の娘がいる母子家庭です。
幼い頃から続けていたモデルという職業を生かせるように今はモデルさん達のパーソナルトレーナーとして働いています。
私は日本で子供を育てたくないと思い、オーストラリアで最初はパーソナルトレーナーとして働き、
将来はモデル事務所を経営できないだろうかと考えています。
母子家庭でオーストラリアに移住するには何か方法がないかもしなにか知っていることがあるならば教えていただけませんか?

投稿: あんママ | 2012年10月15日 (月) 01時01分

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