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2010年4月

子供といっしょに過ごすホリデーはどこに? オーストラリア子育て事情

4月のイースター時期、オーストラリアの学校はGood Friday(グッド・フライデー、今年は49)から2週間の休暇にはいる。 オーストラリアは4学期制、各学期は10週間、そして春秋冬に2週間づつ夏は1ヶ月半休暇となる。

アメリカ在住の友達が、子供の夏休み3ヶ月は長すぎるといつもこぼしているのに比べたらとても良いシステムである。

この休暇、我が家は娘が休みでも自分は仕事というパターンなので、せめて1日くらいは休みを取り2人で買い物、美術館、映画に行く。

娘の友達で学校の休みに必ず1週間ホリデーを取っているイギリス人家族がいる。 父親いわく、「子供と時間を過ごせる時に過ごしておかないと」と、海岸やブルーマウンテン近辺のホリデーハウスや親戚の別荘などに行きしっかり自然を満喫という素晴らしい時間を過ごしている。 両親ともに仕事から休みを取れるという良い環境が羨ましい。 またこの休暇を利用してゴールドコースト(クイーンズランド州)に1週間出かけたりする家族連れも多い。 シドニー近辺にも多くの美しい海岸があるのでなにも900km、10時間以上かけてあんな遠くまで?という気もするが?!!!

ある知人が先週そのゴールドコースト・ホリデーに2歳、6歳、12歳の子供を連れて家族で出かけた。 が、あとで話を聞くとホリデーという感じは受けなかった。

滞在したホテルには子供の保育所(デイ・ケアー)があり、子供を預けてたまには夫婦でのんびりという思惑があったようだが、同じことを考えた親が多く滞在しているわけだから、ホテル内、プール、レストランをはじめどこに行っても子供であれていたようであった。 もちろんホテルだから何もかも高い。 ランチに家族で60ドル払った!なんて目が点になる。 ゴールドコーストでも小さなベーカリー、サンドイッチバー、イタリアンなど多くのカフェがお値打ちにある。 ちょっとホテルから出て足を伸ばせばホテルの半分もしない。 

それにちょっと気になったのは、日頃から共働きである彼等は子供を長時間保育所、学校、アフタースクールなどに入れているのに、どうしてホリデー中に子供を保育所に入れるの?と思った。 せっかくの休暇、家族旅行なのにどうして子供といっしょに時間を過ごせないのであろうか? 子供の世話を負担や重荷に感じているのではないだろうか。 

共働きをしなければ生活できない状況に自分達を追いやっている。 つまり生活基準を落として物質に走らなければ、なにも無理して共働きでやっていかなくてもいいわけである。

キャリアを選ぶ女性を否定しているわけではないが、母親として子供を生んで育てると決心した段階で、子育てを中途半端にしてしまうのはあまりにも子供が可哀想である。 子供にしてみれば休暇くらい親といっしょにいたいのではないのであろうか?

私は自然に浸るイギリス一家のホリデーが好きだ。 

子供の成長ははやい、親が時間を作る努力をしなければどんどん離れていってしまうのに。

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黒ビールと合う英国代表料理に挑戦! 

仕事でフランスとイギリスにいった友達から連絡がきた。

「フランスは都会から田舎どこにいっても食べ物にはずれたことがなくどこも美味しいけど、イギリスの粗末な食生活にはこうこりごりだわ」とこぼしていた。 うん、なるほどと思った。 もちろんフランスは歴史深いグルメ大国であり、有名なイギリス料理というのはあまり聞いたことがない。 

シドニーには英国系パブが多く、どうやらイギリスはアルコール面では世界に名をとどろかせているようである。 美味な黒ビールは私も大好き、この地に訪れる機会があれば是非パブに足を運んでもらいたい。 

ではイギリス的代表料理とは何か? オーストラリアに来てからはイギリスやヨーロッパ諸国の影響が大きく、アメリカに居たときに比べて随分知識が増えてはきている。 でも料理で浮かぶのはフィッシュ&チップス、ミート・パイ、ロースト料理くらいである。 いったい代表的料理は何なのだろう? そんなおりテレビ料理番組でやっていたフィッシュ・パイの作り方を観て、それがイギリスの代表的家庭料理であることを知った。 

こちらの魚屋で売っている白身魚の切れ端、貝、イカ、タコなどがまざったものを500gくらい買う。 タラなどの白身魚だけでもOK。 これをオーブン用のパイ皿にひき、ゆで卵の4等分くらいに切ったものを魚の上にばらまき、その上からホワイト・ソースをかけてパイ地シートで蓋をして180度で30分くらい焼くだけというとても簡単な料理である。  ホワイト・ソースを作る時に玉ねぎを炒め、パルメザンチースやベビー・スピニッチ(小さいサイズのほうれん草)をいれるとバラエティがひろがると番組では言っていた。 

いくら温暖といえどもシドニーでも冬になると最低0度になる夜もある、日中は14,5度まで上がるから日本の平均的な冬よりは温かいが、乾燥していて強い風がふく日は冷え込みが厳しい。 そんな日にこのアツアツのフィッシュ・パイは最高に身体を温めてくれる代物なのだろう。 イギリス人にとってこのフィッシュ・パイをふうふうしながら食べるというのは日本人がふうふう鍋をつついて食べるのに似ているのかもしれない。 両国とも地形的に海に囲まれた島国だから魚介類が豊富かつ新鮮であるからして生まれた料理であろう。

文化や言語が違えどもどこか共通性がありおもしろい。 

アメリカ人に比べると少し控えめでハニカミがありブラックジョークを好むイギリス人だが、さすがもと騎士の国、紳士的な精神を持った男性がとても多い。 

オーストラリアに来た当初、イギリス訛りの英語に苦労した。またオーストラリア人のアメリカに対する反抗意識のような感覚を持つ人もいて、アメリカ的発音をした私はよく直すように言われた。 アメリカでの8年は自分の人生の一つだったから、絶対にイギリス英語なんか話すものかと、どこかで理由もなく言葉と文化事態を拒否していた部分があったが、10年も住んでいると、それもかわりイギリスの魅力を見つける度に楽しんでいる。 こんな自分をみて人間は環境によって変われるものなのだと思えるのである。 単なる歳のせいかもしれないが?

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