« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月

アース・アワー発祥の地―シドニーにて思う

Earth Hour(アース・アワー)をご存知でしたか?あなたのお家も電気を消しましたか?

20073278時半にすべての電気を消すという温暖化防止に対するキャンペーンがシドニーではじまった。 今年は120にのぼる国や地域が参加するという世界的な規模になっているようで、人々の関心を高めるうえではとても良い動きであると思う。

最初の年に突然真っ暗になるハーバー・ブリッジをみる機会があり少々感動したものだ。

我が家もこれにならいすべて(冷蔵庫以外)の電気を止めキャンドルを灯しのんびりとした。 雑音が消えやわらかなキャンドルの灯りの中、どこか心を和ませてくれた。 

37日には・クリーンアップオーストラリア・デイなるものがあり、人が集まり海岸や公園などを大清掃する日があった。 これには参加しなかった。 日頃から道にゴミが落ちていれば拾ったりしているので、なにもこういう日だけ?という思いがあったからだ。

このオーストラリアにきて不満に思うことの一つにゴミに対する一般市民の意識の薄さである。 リサイクル自体の歴史は浅いし制限もいい加減である。 

リサイクルビン(ゴミ箱のことをビンという)は緑ビンが庭からでた芝や枝用、黄色ビンは紙、ボトル、プラスチック用、赤ビンは一般生ゴミ用と分かれている。 

自分の住んでいるタウンハウスは6件が共同で大きなビンを利用しているのだが一般ゴミにビールの空き瓶がゴロゴロしていたりするのはしょっちゅうである。 一般ゴミもしっかりとビニール袋に入れてなかったりしてニオイがひどいものもある。 

日本では地域ごとに決まりが厳しくあり、ゴミの分別もとても細かくなっていて、また住民もしっかりそれを守っているように思う。 ただ日本の過剰包装に関しては資源の無駄使いであり、いただけないものはあるが。

それに反しこの国は土地が広いからゴミはほとんど埋めている。 あの2000年に開催されたオリンピック会場はゴミ埋め立て地である。 あの後、あの辺りに建設ラッシュがおこり何十件にものぼるユニット(マンションやアパート郡)が建ちならんだ。 ある不動産の知人の話では、縁起をかつぐ(風水)中国人にはそれらのユニットの人気がないと聞いたことがある。 わたしもゴミの山の上に5千万ドルちかくもする家を買いたくはない。

Better than Nothing! 何もしないよりは何かをしたほうがいい。 一年に一度たった一時間でも一日でも、地球上すべてが一丸となればそれはほんの少しでも進歩になる。 

しかし、もっともっと毎日の生活の中に組み入れていけないのであろうか? 車を使わず公共の乗り物を使う、水や電気の無駄使いをしない、ゴミを捨てない、いくらでも方法はあるはずだ。 根底にある一人一人の意識を教育そして改革していかなければいけない時期にきているのではないのであろうか? 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

どこまでが正当防衛? 殴るときはほどほどに?!

パブホテルを経営するジョン(仮名)が夜間、強盗に襲われる事件があった。 彼のパブはシドニーの中心から車で1時間半ほど離れた風光明媚な田舎町にある。 夜、彼のパートナーがタバコを吸いに外に出たとき3人組の男性に捕まり‘ジョンの寝ている部屋へ連れていけ’と脅迫された。 彼女は強盗に言われるままジョンを起こし、金庫を開けるようにいわれ、そこにあった現金をすべて渡したそうだ。

その後、強盗が彼をプール・テーブル室(玉突き部屋)に閉じ込めようとしたとき、彼がその3人相手に反抗して殴り合いになり、ジョンは刃物で刺され腕や体中に傷を負い、そして彼の殴った強盗の一人が意識不明で病院に運ばれるという結末となった。 

ここで心配になるのは、ジョンの行為が防衛を超えていたか?ということである。 つまり強盗が彼に命の危機を与えたのであれば、ジョンの行為は正当防衛という形になるが、そうでなければ防衛を超えたジョンの暴行になってしまう可能性がある。 ジョンの立場にしてみれば強盗に押し入られ、お金を取られ自分の身を守ろうとしたわけだから、あまりにも腑に落ちないが、彼の行為が行き過ぎてしまえば、この国の法律ではそれが犯罪になってしまうのである。 アメリカのように私有地に一歩足を踏み入れただけで撃たれる事件があったが、それとは大違いである。

ジョンは元フットボウラー(フットボール選手)、背は大きくはないが筋肉質で頑丈な肩幅をみるだけで、いかにも喧嘩に強そうなタイプである。 彼が加減しないで人を殴れば、それは相当なダメージになるであろう。 しかし3人の強盗を相手に加減をしないで相手を殴るなどという器用なことが出来る人がいるのであろうか?

今は亡き彼の父親は有名なフットボールのレジェントであった。 父親はわたしのシドニーとお父さん的存在で良き友達であった。 ワイン選びが上手でいっしょに食事をするのが楽しみであり、ユーモアにあふれ有名人とは思えない気さくな温かい人であった。 彼の死からジョンのパブにも足を運んでいなかったが、パブの横で放牧している羊をペットにしてしまい、可愛くって食べることができなくなったジョンの人柄を知っているから、この事件の顛末がとても心配である。 その強盗の意識がもどり無事でいてくれることを願うばかりである。

先週はあるシドニー郊外の駅のエレベーターで車いすに乗っていたカナダ人男性が2人の若者(15歳と16歳)に襲われた事件がおこった。 その郊外は治安がとても悪いところであるが観光で来ていたカナダ人はたまたまライブコンサートに行った帰りであり、運が悪いとしかいいようがない。 彼が車椅子を使うようになったのは‘昔スノウ・モービルによる事故からであり、その事故で彼は父親を亡くしている’と新聞に載っていた。 犯人たちは車椅子の部品のメタルをもぎ取り彼を殴りつけ、その行為が駅の監視カメラに写されニュースで観たがあまりにも異常な行為に俄然としてしまった。

もうどこの国が安全であり危険であり、どこの国の人が狙われるなんて言っている場合ではない。 こういった事件が続発していくのを止めることもできず、ただただ傍観するしか我々にはできないのであろうか? 何かを変えていかなくてはいけない世の中である。

この2つの事件、きっと天国で父親達が嘆いていることであろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

星空のもと心に響くパワフルな和太鼓の音色 ― シドニーコンサート事情

仕事、家事、子育てと目まぐるしく過ぎる毎日に心身ともに疲れを感じ、これではいけない、‘なにかご褒美を自分にあげなくては!’と昨夜娘と2人であるコンサートに出かけた。 それに最近ずっと暗い記事のコメントばかり書いていたのでちょっとハートの踊る話をしたくなった。 

娘が和太鼓とドラムを習っていることからご縁にしてもらっているこの音楽グループはタイコオズ(TAIKOZ)と呼ばれ、和太鼓をメインに演奏するオーストラリアで活躍中のグループである。 創始者をはじめメンバーはほとんどオーストラリアの打楽器奏者(元オーケストラ楽員)やドラマー(ジャズ)、それに加え日本で始めて尺八の師範になった奏者からなり、和太鼓が国籍の違う音楽家によって奏でられているのだ。

www.taikoz.comみてね

和太鼓の音色を耳にすると、小さい頃ハッピを母親に着せてもらい鉢巻をしてお神輿をかついだことや、十代の頃近所の夏祭りに浴衣を着て出向いた盆踊りを思い出す。 もう今の日本ではどうかわからないが、盆踊りが若者の間で流行っていた頃があり、わたしも異常に凝り地元の青年団に所属して真夏の夜はほとんど各郊外の会場に走り回っていた。 タスキをして下駄の緒が切れるまで踊っていた。 ディスコにはあまり縁がなかったが星空のもと踊ったほうが開放感があり、また地元のおじちゃんなんかにお酒をもらったりして(ほんの少し)、その交流がなんとも楽しかった。 はるか昔の青春時代の1ページである。 

話は少しずれてしまったが、このグループの魅力は何百年を誇る日本の歴史的伝統芸を残しつつ、また西洋打楽器のニュアンスを加えたコンテンポラリーもあり、その組み合わせがユニークでありなんとも言えず巧妙にマッチしている。

それに昨夜は不思議なほどこの日本の楽器がここシドニーに合い、また観客のオージーにも絶賛を浴びた現場にいられたことがとても喜ばしく嬉しいことであった。

このグループにはたくさんのシドニー地元(150人)生徒が所属していて彼らの熱の入れようもすごいものがある。 年に一度生徒だけのコンサートが開催されるが、一生懸命に太鼓を打ち、また心から楽しんでいる笑顔を観ているだけでも胸が熱くなり感激してしまう。

オーストラリアは親日家が多く、アメリカにいた時より‘日本人であることを誇れる’と感じる機会は多い。 素晴らしい日本の伝統財産が世界に広まっていくのをみるのは嬉しいことである。 数十年ちかくも日本を離れていてもやはりわたしは日本人なのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

インド留学生殺人事件-オーストラリア教育産業に影響か?

1月、メルボルンでインド人留学生21歳の男性が刺され殺される事件がおきた。 インド国内では大きく取り扱われメディアは猛烈にオーストラリア政府を非難した。 その後またメルボルンでインド人の男性が暴行される事件がおこり、またインド人への嫌がらせ、憎しみからの犯行ではないかと波紋をよんだ。

そんな折、先週メルボルンで両親とオーストラリアを訪問していた3歳のインド人の子供が滞在していた家から20km先の野原に放置され死体でみつかる事件がおこった。 犯人は意識不明になった子供を数時間車に乗せ走り回った後、生死を確認せず子供を放置したと新聞に載っていた。 これでまたインドーオーストラリア間で論争が起こりそうかなと思っていたら、実は予想外の結論であった。

この幼児を殺した犯人はインド人であり、同じ家に住んでいた若者であった。 ニュースでは子供の両親と犯人の間にはなにも揉め事もなかった、とあったが事実はわからない。

そして最近になり、メルボルンで2回目に起こったインド人攻撃かと思われる事件の詳細が明らかになった。 その真相は被害者と思われたインド人が保険詐欺のために行った工作であった。 彼は‘4人の男性に殴られ身体と車を燃やされた’という被害者を装ったが保険金目当ての犯行であり、11000ドルをうまく手に入れるはずであった。

しかし彼がその事件の前に大量のガソリンを買っていた事実が見つかり、警察に保険詐欺行為で逮捕されることになった。 自分で自分を痛めつけ車に火をつけて燃やしてしまった、なんとも愚かな行為であり、インド人差別(Racist)攻撃ではなかったのである。

たてつづけにメルボルンでインド人に関する事件がおこっているから政府や社会はとても敏感になっている。 政府は国家警備隊のもと警官の数や犬特捜班、危険地帯の警備を増やし、1月の留学生殺人犯の逮捕に全力をつくしている。 またインド留学生のためにヘルプラインを設置して英語とヒンズー語の話せるボランティアを用意したそうだ。

中国に次いでインドからの留学生数は2番目に多く外国人留学生全体の18%を占めている。 この国の教育産業にとって大きな財政源となっているのである。 それらの事件が直接引き金になっているかはわからないが、移民局の統計によると前年度に比べ、インドからオーストラリアへ学生ビザの申請をする数が46%落ち込んでいる。

平和で治安の良いはずのオーストラリアの神話がくずれないことを願うところだが、これだけ多国籍の留学生が多く、また移民においては他民族多文化を奨励しているオーストラリアなので、今後こういった摩擦は避けることはできず増加する一方であろう。

心からアメリカ人になろうと必死であるアメリカ移民に比べて、ここの移民はオーストラリア人になろうという意思が薄いように感じる。 祖国を想う気持ちはよくわかるが‘郷に入っては郷にしたがえ’という心がまえも必要なのかもしれない。 これは留学生にもいえることのような気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

哀れなカンガルー・ボクサーが起こした大反響 in オーストラリア

6日、朝のニュースで驚くシーンを観た。 アメリカ、テキサス州でイベントの一つとしてカンガルー対ピエロのボクシングが開催されたのだが、そのシーンが‘動物虐待’とシドニーのニュース番組で放映されたのである。 

立ち上がると2mくらいになるカンガルーに赤いボクシングパンツをはかせてグローブを手につけさせる。 そのうえ胸のあたりに犬の首輪のような紐(胸輪)を巻きつけ、後ろから人がひっぱるようになっている。 つまりカンガルーがパンチしようとするものならうしろからひっぱられ何もできないようになっているのだ。 哀れなカンガルーはピエロに殴られるばかりでその場の笑いものとなっていた。 あまりにもひどいシーンで観ているだけで腹が立ってきた。 もちろんその番組には怒りの電子メールやテキストなどが視聴者から殺到したのである。 あるガソリンスタンドの経営者は‘そのイベントのスポンサーであるクラフト社の製品すべてを店の棚から片付けた’との報告があった。 カンガルーはかわいそうだが、スポンサー社の商品を即ボイコットしてしまうのは行き過ぎとも思ったがこれには実は大きな理由があるのだ。

このクラフト社(アメリカ)は去年オーストラリアの歴史深い名物品ベジマイト(パンにぬって食べるスプレッド)の会社を買収したのであった。 オーストラリア人の大好きなあのベジマイトがアメリカの会社に買われ、そのことを快く思っていないオーストラリア人は山ほどいるのである。 わが国の誇る製品をあつかっている会社がカンガルーを虐待している。 民衆の怒りは頂点に達していくのであった。

スポンサーであったクラフト社がこんな馬鹿げたカンガルー対ピエロのボクシングがイベントの一つであったことをどこまで把握していたかどうかは疑問であるが、正直いってこんなイベントを開催して大笑いしている人々にも問題があると思う。 

何十年も前ならサーカスであったような光景かもしれないが、これだけ動物愛護団体が目を光らせている時勢、どうしてこんなことをしたのであろう。 

数年前にオーストラリアの誇る製品、アグブーツ(羊の毛が靴の中にしいてあるバックスキンの室内ブーツ)の会社もアメリカの会社に買収された。 このアグブーツは、無精者の若いハリウッド・スター達が外で履いてパパラッチに写真を撮られたことからブームとなった。 その後そのオーストラリアの老舗会社は買収されたのだ。 本来アグブーツは室内で履く靴である。 アグブーツかコピーかは調べなかったが、日本でも売られているのを発見、そして外で履いている若い女性を見た時は、オーストラリア人でない私でさえ、むっとしてしまった。

大きな会社が非力な会社を買収していくのは避けられない経済のサガである。 しかし多売し儲けることだけに先走り、製品の用途やその国のオリジナリティをかえてしまうのはどうかと思う。

経済の羽振りのよい頃、多くの日本の会社も世界に進出して他国の会社を買収してきたことであろうが、こういった配慮に欠けてなかったか少々気になってしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

E-チケットのおとし穴― 安くて便利はいいがこんな点に気をつけて

友人が急遽ニューヨークに行くことになり、あるサイトで1週間前でも格安のチケットを見つけた。 出発前に確認と挨拶で連絡を取ると、幾つかの点を見落としていた。

まず最初に、入国登録が必要である。 過去アメリカに旅行などで入国する際はなんの手続きも必要ではなかったが、去年から規則が変わりオンラインで登録をしなければいけなくなっていたのだ。簡単な手続きであるがしていないと旅立てない。

友達に「USドルは準備した? ESTA(入国登録)は取得した?」と聞くと、きょとんとしている。 午後3時の飛行機に乗る準備で大忙しの朝であった。 なんとか登録の仕方を説明して無事登録。 きっと空港でチェックインの時に言われて、空港のコンピューターなどでも登録可能であろうが、それではあまりにも慌ててしまう。 

次に「乗り換えの時間は大丈夫? ちゃんと時間はとってある?」と聞くと、これまた???の顔になる。 つまりシドニーからニューヨークへ飛ぶ場合、彼女のフライトは行きがLA(ロサンゼルス)経由、帰りはSF(サンフランシスコ)経由であった。 

気をつけなければいけないのは特にLA空港。 とにかく広いから国際線から国内線の移動が大変なことになる。 「行きは1時間半あり、帰りは40分」と聞き、うなってしまう。 LAの1時間半はきついけど飛行機が遅れなければなんとかなるかも? SFの40分はいくらなんでもきつすぎる。 NYに着いたら帰りの飛行機の時間の変更をするように話した。 案の定、シドニーーLA間の飛行機が1時間半遅れて、次のNY行きには乗れなかったそうだ。 運よく次の便に乗れたようだが、もし次の便が満席か飛んでいなければ、その晩はLAに滞在となったのだ。 

これを書いている今頃、彼女はサンフランシスコに着いていなければいけない時間であるが果たして雪の降るNYからの便が無事定刻どおりに着くであろうか? それにいくらLAに比べて小さいSF空港でも40分なんて?? まったく心配な友達である。

昔、SD(サンディエゴ)からLA経由で日本に帰国したときに大変な目にあった。その日はSD空港で濃い霧が発生して出発時間がいじょうに遅れた。 LA空港での乗り換えに15分しかないという悲惨なことになった。 SDからの飛行機を降りる時に「お客様のなかに、乗り継ぎで急いでいる方がおります。 その乗客が降りるまで他の方は席を立たないようにお待ちください」親切に場内アナウンスが入ったのだ。 ある乗客とはわたしのことである。 助かるやら恥ずかしいやらであった。 

飛行機がLAに到着しまわりの乗客はほんとうに座ってわたしが出口まで行くのを待ってくれた。 みんなから「頑張れ」「間に合うことを祈るよ」と喝采をあびわたしはひたすら走ったのであった。 空港内を全速力で走ったのは言うまでもない、そして日本行きの便もわたしの到着を待っていてくれ、乗り込んだ瞬間にドアが閉まった。 足はガクガク心臓は破裂しそうであった。 もちろん荷物は間に合わないから翌日の便で送られてきた。 

個人で格安チケットサイトを使いチケットを購入する場合、誰もこういった事を教えてくれないからくれぐれも要注意である。 

友達は明日の朝無事にシドニー空港に着くのであろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

子供を守るのは親と社会の義務であるーオーストラリア子供保護事情

先週バンダバーグというブリスベンから北にのぼったサトウキビで有名な地で、8歳女子が寝ていた家から連れさられ殺され家の近所の排水工で発見されるという事件がおきた。

朝、父親が家に娘がいないことに気がつき警察に通報した直後に彼女の死体がみつかった。

家族の知人であるの20歳の男性が逮捕された。 その後の調べによるとその知り合いの男性は精神的な病気をもっているとニュースで言っていた。 まったくどこに憤りをもっていけばいいのか。

ロサンゼルスに住んでいたときに比べればシドニーの治安は良いほうである。 しかし最近特に気になるのは子供に関する犯罪が多いという悲しい事実である。

数年前、教職をはじめあらゆる一般職業についている男性達が児童わいせつビデオや写真所有で逮捕された。 驚いたのは社会で俗に言う、‘ちゃんとした職種’に就いている男性達がグループで逮捕されたのだ。 

1年ほど前、近所の公共水泳プールでは、子供の写真を隠し撮りしてまた更衣室で小さな男の子にいたずらしようとした40代男性が捕まった。

半年前、近所のマクドナルドでは40代の男性がいきなり小さな男の子数人のそばによりキスをして抱きつき逃げた事件がおこった。 彼の行為はすべて防犯カメラで録画され、おまけに彼の車のナンバープレートもはっきりうつっていた。 この事件発生後、数時間で犯人逮捕という解決のはやさには驚いた。 このスペイン人男性は犯行後、空港でレンタカーをかえし飛行機に乗って帰国寸前に逮捕されたのだ。 このナンバープレートからレンタカーをわりだし即逮捕となったのだ。 防犯カメラの大きな貢献でこの国を脱出する前につかまったのは喜ばしい。 もし盗難車なら犯人逮捕は困難であり国外に逃げてしまえば逮捕はまったく無理であったからだ。

数年前に小学校の子供にテニスを教えていた時、コーチは毎年必ず警察無罪証明書を提出するように言われた。 なぜこんなにうるさくなってきているかというと、水泳のコーチなどが長年にわたり生徒に性的虐待を与えてきた犯罪が多いからである。

知り合いのおじさん、コーチ、友達のお父さん、お母さんの彼などが犯罪に絡む場合がある、というのが見逃せない事実になりつつあるのだ。 

ここまでくるといったい誰を信じていいのか? 

昔、娘が友達の家に遊びにいくことになり少々神経質になったことがあった。 そこの家庭は離婚した父親が仕事にも就かず家にいりびたっているといううわさを聞いていた。 それだけならともかく、彼は元ドラッグ(麻薬)依存症の男性でリハビリをしている最中であったのだ。 最初に行くな!と反対した私に娘は「どうしてOOちゃんの家に行ってはいけないの?」と聞かれ返事に困った。 お婆ちゃんがいっしょに家に居るということになり娘を遊びに連れていくことで一件落着。 その友達はとても良い子で彼女には罪はないのだから可哀想であるが、もし父親が一人でそこに居たならきっとその家では遊ばせていなかったであろう。  

子供の安全は大人、親や社会が守るという義務が薄れている。 自分の子供は親が守るしかないのであろうか、人を信じられないあまりにもこわい世の中である。

一言

最近このブログを読んでくださった方から心無いコメントを何通か受け取りました。 このブログはシドニー在住で得られる情報、また日本人の目を通してみたシドニーの現状を日本の方に読んでもらうという意図で書いているものであります。 従って成人用サイトやブログなどに興味のある方には一切なんの情報も得られないと思います。 どうかここへ、そのようなコメントを送るのを差し控えていただければ幸いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »