« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月

‘コンチネンタル・オーストラリア’で満喫! 真夏のクリスマス in Sydney

子供のころ、毎年長野の叔父の家で冬休みを過ごした。 そのせいかクリスマスは‘寒くって雪が降って、しぃーんとした夜空に星が輝く’というイメージが理想であり、心の奥深くに残っている。

南半球に移住して10年、蝉がうるさく扇風機をまわしながら汗かきかき、ツリーを飾る。

ギンギンと照りつける太陽のもの、真っ青な空、眩い緑、ようやく真夏のクリスマスに慣れてきた。 以前、8年ほど南カリフォルニアにいたから、ユタ州にスキーに行かない限り、雪がしんしん降る理想のクリスマスとも縁がなかった。  

今年は運良く、ずっとつづいた猛暑、40度ちかい気温が21度にさがり、小雨もちらつき涼しいクリスマスとなった。

オーストラリアのクリスマスはアメリカ同様、家族や友達がプレゼントを持って集まりご馳走をいただく。 典型的クリスマス料理はチキン、ポーク、ビーフのロースト料理、茹でた剥き車海老、サラダ、マッシュド・ポテトや野菜のローストなどなど。 

シドニーのシーフードは新鮮で美味しく、City近くのフィッシュ・マーケットはこの時期24時間営業となり、周辺の道路を大渋滞に巻き込むほど大忙しとなる。 剥き海老は甘くって美味しいが値段もこの時とばかりぐっと上昇する。

多民族国家を誇るオーストラリアにおける料理は、各国の味がすべてそのまま残っている。 つまり日本なら中国料理を日本人向きに味をかえたり、カリフォルニアのメキシカン・チェーン・レストランではアメリカ人向けに味をかえたり、といった手の込んだ技をしないのである。 タイはタイ、ベトナムはベトナム、インドはインド、すべてがまったくその国の味のままで我々の舌を満足させてくれるのだ

ただユニークな料理としてこの他民族的国際的な料理の影響を受けた、‘コンチネンタル・オーストラリア’という新たな料理部門がある。それぞれの国の料理をオーストラリア流にアレンジしたもので、新鮮な味、かつお洒落で粋な料理なのである。 

ケータリング・ビジネスをしている知人から今年はそのオコボレをいただいた。

肉のロースト類は同じであるが、地中海風クスクス、ギリシャ風サラダ、ボスニア風野菜サラダなどなど、今までに食べたことのない、また自分の料理の概念を覆されたような美味であった。

今年の我が家は娘がイブからクリスマスにかけて39.5度と高熱を出した。 前日友達の家に行き、気温40度の日中、プールで遊びつづけ‘熱射病+1年の疲れ’になったようだ。 しかし熱があろうが頭痛がしようが、彼女は25日の朝のプレゼント開け儀式はちゃんと行ったが、その他すべての予定をキャンセルして静かにのんびりとすごすことになった。 

2009年も多難な道のりであったが小さな幸福に囲まれ無事終えつつある。 

健康で‘コンチネンタル・オーストラリア料理’を満喫、涼しくリラックスしたクリスマスを迎えることができたことに感謝する。

2010年が世界の皆様にとって素晴らしい年となることをお祈りいたします。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Australiaこぼれ話。ペットがあなたを救う日がくる!

南オーストラリアではクリスマスイブというのに山火事により13軒の家が燃え、NSW州北東では大洪水、ダーウィンにはサイクローンと、異常気象の災難でクリスマスを迎えたオーストラリアである。

こんな最中、うれしくなるニュースを観た。

‘ペットの犬が飼い主の癌を早期発見して命の恩人、恩犬?となる’

そのニュースによると人間の10,000倍もの嗅覚力を持つ犬が、ある日突然、飼い主の脇の下あたりに鼻をくっつけてこすり始めたのである。 その行為が続いたため飼い主は気になり病院に行くことに。そしてそこに癌があることを知る。

癌の種類にもよるそうだが、癌細胞は特殊なニオイをしているそうで、それを犬が感知したのである。 ただ肺癌と乳癌などに限られておりすべての癌発見というわけにはいかないそうだ。 ニュースでは各開業医院に犬を置くべきなどと話していた。 このニュースは数年ほど前にアメリカでも聞いたことがあるので新発見というものではないが、日本の医者も試す価値はあるような気がする。

ここオーストラリアの空港で麻薬探知犬のビーグル君たちがうろうろとしているのを目に留めた人も多いことであろう。 彼らの活躍も素晴らしい。

知人のパブでは週に一度、ビーグル犬を連れて警察官が立ち寄り、麻薬所持者の逮捕に力を入れている。 パブ経営者いわく、小さく可愛い犬は賑やかなダンスフロアーをくるくると歩きまわり、それらしき人とわかると吠えることなく横におとなしく座るそうだ。 

調べられていることも知らずに「ワー可愛い」なんて頭をなでている場合ではない、その女性がその場で捕まることもある。 その時に麻薬を所持していなくても、パブに来る前に家で麻薬を吸ってきていても犬にはわかるのだそう。

とても賢い犬たちである。 彼らの力が人間の命を救う日々もちかいかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シドニーこぼれ話  バス、ストライキ編

娘が夏休みに入った。 ここオーストラリアの学期は12月中旬で終わり、1月末から新学年が始まる。 この12月中旬から1月末まで夏休みとなる。

小、中高は1年を4学期にわけ、各学期のあと、4月(イースター・ホリデー)、7月(冬休み)、10月(春休み)それぞれ2週間休みがある。 アメリカの3ヶ月果てしもなく長い夏休みを取るシステムに比べて、「10週間勉強して、さあ2週間休みですよ!」というのが、子供や学生にとってはちょうど良い具合になっている。 毎朝6時おきでお弁当をつくる母にとってもちょうど良い休息となる。

今年は歴史上2番目に暑い日がすでに出た。11,12月は40度を超える猛暑の日々が繰り返され、山火事警告宣言やすでに山火事も多発している。 私の経験上、こういう年はほとんど日本の夏も暑くなる。 (日本の皆様、来年の夏はきっと暑いでしょう)

水、木曜は40度ちかくまで気温が上がり、やっと金曜に待望の雨となり22度にさがった。 暑いといっても乾燥しているから、日本特有の蒸し暑さはなく、日陰に入ればなんとかなる。 しかし気温40度となるとまわりの空気が自分の体温より高く、普段気にもとめない空気の存在を感じる。またジリジリとする太陽光線は痛いのである。

この年の暮れ、人々はクリスマスの買い物やら、ホリデー準備でうかれ忙しい時期にシドニー・バスの運転手が金曜、24時間ストライキを決行した。 先生やら看護婦やら航空会社やら、やたらとストライキの多い国であるが、はっきりいってこのストライキは大変迷惑+身勝手と感じた。

地下鉄もなく、電車網はいまいち発達せず、かといって道路網はLAのようにでき建設されていない、毎日、通勤、通学、車社会大渋滞で苦しんでいる。 バスを足にしている人口は非常に多く、それを止められたらいったいどうすればいいのか。 弱者をおおいに困らせて私服をこらすという姿勢は許せないものがある。

仕事がありしっかり給料をいただけるだけでもありがたい世である。

‘乗客の払う料金はバス運転手さん達のお給料の一部でもある’つまり‘お客様は神様である’意識はゼロなのだ。

前日ニュースを観て、まさかこんな時期に大迷惑大混乱となるストなんてしないよね、とふんでいたのは大間違い。 彼らはしっかりストを決行して、Sydney近辺、主要道路は一日中大渋滞が続いた。

たまたま昨夜、我が家で夕食会を計画していた。友達から「バスが動いてない!行けない!」との連絡、急遽フェリーで来てもらうことにした。 

シドニーは大きな川が入り組み水上交通は発達しているのでフェリーも通勤、通学の大きな柱となっている。 料金は少々高めだが景色は最高、渋滞もないので、私の大好きな交通手段である。ストのおかげで友達はフェリーを楽しめ、夕食会も無事終了。

まああ悪いことばかりではないのであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーストラリア的 肉料理の楽しみ方

肉より魚介類が好きであるが、日本のように新鮮な魚屋さんがどこにでもある土地ではないので、つい家では肉料理が多くなる。 昔、オージービーフといえば、’赤身でちょっと硬いがお値打ち’というイメージが日本であったと思うが、最近はどうなのであろう? アメリカの狂牛病事件以来、日本は安全なオーストラリア牛肉輸入に走り、こちら国内の上等な牛がどんどん日本へ送られた。 そのため国内の牛肉の値段がぐっと上昇した。 また異常気象による干ばつ、水不足がこの値上げに追い討ちをかえた。 一般にフィレが1kgあたり$25から(上はきりがない)、スーパーの売り出しで$20くらいで買えるから、日本に比べれば高くはない。 それでも円ではなくオーストラリアドルで稼いでいる市民にしてみれば、ここ5,6年の値段上昇は厳しいものがある。 さきほどの良くない’オージービーフ’のイメージであるが、フィレやT-ボーンなどはさっとグリルして、こったソースもいらず、塩&胡椒といただけば大変美味である。 ランプはミディアム・レアーに焼き、マッシュルーム・ソースで数分煮込めば、レストラン並みの味となる。(イタリアン風やタイ風ソースともあう) *マッシュルーム・ソース:マッシュルーム、ニンニク、生クリーム、ビーフブイヨン ’子羊がこれほど美味しいものだ!’と知ったのはオーストラリアに来てからだ。 最高は”Rack of Lamb"背肉。 そのままローズマリー、ニンニク、オリーブオイルとローストもよし、一本づつ切って、パン粉でまぶしてカツレットや塩&胡椒でグリル。 とろけるような肉汁と柔らかさは絶品である。 日本の食材、料理の豊富さには足元にも及ばないオーストラリアであるが、それなりに素材を生かし、また工夫して料理をすれば最高の味にもなる。 たまに霜降り肉、しゃぶしゃぶ、すき焼が恋しくなるのも本音だが、その楽しみは次回の帰国としよう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Sydney的パブの楽しみ方

ちょっと大げさだが、十年ぶり?くらいにHappy Hourに出かける機会があった。 去年、学校にもどり、知り合ったクラスメイトと久々に会うことにした。 果て?日本にもHappy Hourなるものはあったのか? ランチ・タイムはあるよね? アメリカではHappy Hourはあったな!などと思いつつ近所のホテルの前で待ち合わせをした。

オーストラリアでパブというと、小規模なホテルの1階にある。 昔はそのホテルの上階に泊まれる施設があったが、近年は上階もパブスペースにしているホテルが多く、宿泊できるところは少なくなってきているようだ。

近所のホテルのHappy Hourは平日5時から6時までの1時間、飲み物が安くなり、ビール375mlの小瓶が1本$3.50くらいになる。 ミニ春巻き、ミニビーフ・パイ、チップスなどのおつまみがおいてあり、それらは無料で勝手につまめるようになっている。

どこのパブホテルにもちゃんとしたレストランがあり、ハンバーガー、ステーキをはじめ、ラム(子羊)、チキン料理やピザ、パスタと食事もでき、デザートも豊富にそろっている。 

値段はメインが18ドルくらいからで、安くはないがとにかく量が多い。 

そのほか、ビア・カフェやナイト・クラブ、バーもあるが、いまだかって一度も足を運んだことがないので未開の地である。

一般に英国系、アイリッシュ系、ウエールス系が多く、また移民国だけあって、ドイツ・ビアカフェ、オーストリア・ビアカフェ、ベルギー・ビア・カフェ、プラハ・ビアレストラン、ボヘミアン・ビアカフェ(チェコ&スロバキア),バハ・カリフォルニア・ビアガーデンなどもある。 ご当地の食べ物を楽しめるわけだから魅力は満点である。

わたしはAle(エール)系が好みであり、オーストラリアの国産でいうとTooheys Oldがそれほど濃くなくお気に入りの味である。もちろん日本のビールも進出しており、近所の酒屋ではアサヒ・スパー・ドライが買える。しかし輸入物はどうしても国産に比べて値段が高い。 昔メキシコ境界付近で安く買ったコロナ・ビールがここでは高級ビールであり、なんだか腑に落ちない。 

ここ数年、未成年の飲酒、泥酔、乱闘事件が増えつづけ社会的な問題になっている。法律上18歳から飲めるのであるが、その歳を上げる必要があるのではという声が多くなっている。 店では身分証明書の提示を求められるが、かんたんに偽物が手に入る時世であるから意味もない。

しかし観光で来たら、いちどはローカル・パブの雰囲気を楽しんでみることをお勧めする。

観光客用のレストランとは一味違った時間をすごしてみるのも悪くない!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »