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久しぶりの日本

10月前半、娘の高校の春休みを利用して1年半ぶりに帰国した。

台風に一度襲われたものの、ほとんど秋晴れの青空に恵まれ快適な旅であった。 

日本で住んだことのない娘に少しでも日本の心、文化、社会、人間像を教えたいという気持ちと、自分も日本が恋しくなる。  また家族すべてが日本にいるから年に一度でも多くの時間を過ごしたいのがおおきな本音である。

帰るたびに面白不思議な日本、そしてオーストラリアとの違いが見えてくる。

娘の最初の感激はデパート地下の食材売り場、見事に美しく並んだケーキ、和洋菓子などのショーケースであり写真を撮りまくっていた。 そして美味しく豊富な食べ物。 いつでもどこでも飲み物が飲める自動販売機やコンビニの数。

きっと世界で一番食べ物が美味く、便利に手に入る国なのだと思う。 もちろん自分の舌や背景が日本人だからということもあるが、どこに行ってもとても美味。 値段もお値打ちである。 

Sydneyは物価が高い。レストランも高い。 量が多過ぎて美味しくなくて高い!!!

*ちゃんと探せば美味しいとこもあるのでこれがすべてではないが。

唯一良いことは、外国の本物の料理が食べれること。 移民が多い国だから国際色豊かなレストランが多く、本場物の味を提供してくれる。 中近東、中国、ベトナム、インド、タイなどなど、味をオーストラリア人用に変えず、各国独自の味で勝負しているのである。

次なる驚きはもちろん人の多さ(東京)、優れた電車のシステム。 時間通りの電車が来るのがまれな?シドニーだから、あれだけの本数をすべてオンタイムに運行している日本は本当にすごいのだ。

不思議だったのは、あれほどゴミ処理の問題があるのにいつまでたっても過剰な包装である。 

小さなビーズを買った時、まず小さな紙袋に入れ、それをまた中くらいのビニール袋に入れてくれた。 買い物の度にどんどん袋がたまっていく。 いくらリサイクル用紙などを使用したところでもゴミは増えつづけるのだ。

毎回帰ってだんだんたちが悪くなるな、と思うのは電車のマナー。 お年寄り用の席に若い高校生くらいの男の子が平気で座っている。 お年寄りが乗ってこようが知らん顔。 これが今の日本の当たり前なのだろうか? 一度おじいさんがドアの横に遠慮気味に立っていた、すぐに席を譲ったら、すごく嬉しそうな顔をして何度も何度も「ありがとう」って言ってくれた。 こんな当然なことすら忘れられてしまったのだろうか?

ちょっと悲しくなった。 こういう日本は娘には見せたくない。

温泉、ほんの少し紅葉、秋刀魚、お寿司、家族愛、古い友達との再会、去るのがつらい日本であった。

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